ベトナムは東南アジアの国で、熱帯気候と亜熱帯気候の影響を受けています。
そのため、一年中暑く湿度が高いです。ベトナム旅行に行くときは、服装に気をつけなければなりません。
特に女性の場合は、現地の文化や宗教に配慮しながら、快適に過ごせる服を選ぶ必要があります。この記事では、ベトナム旅行で女性が着るべき服装について、紹介します。
ベトナム旅行の服装【女性編】

ベトナムは東南アジアの国で、一年中暑いと思われがちですが、実は季節によって気温や湿度がかなり変わります。
そのため、ベトナム旅行の服装は季節に合わせて選ぶ必要があります。この記事では、女性のベトナム旅行の服装について、季節ごとに解説します。
ベトナム旅行で女性が着るべき服装の基本
ベトナム旅行で女性が着るべき服装の基本は、以下の三つです。
- 薄手で通気性の良い素材の服
- 明るい色や柄の服
- 肌の露出を控えた服
まず、薄手で通気性の良い素材の服を選ぶことが重要です。
ベトナムは暑くて湿度が高いので、厚手やタイトな服は汗をかいて不快になります。また、汗染みも目立ちやすいです。
コットンやリネンなどの天然素材や、吸汗速乾性のあるポリエステルなどの合成素材がおすすめです。
次に、明るい色や柄の服を選ぶこともおすすめです。
ベトナムは日差しが強いので、暗い色や無地の服は熱を吸収して暑くなります。
また、明るい色や柄は現地の人々とも馴染みやすく、写真映えもします。白やピンク、水色などのパステルカラーや、花柄やチェックなどの柄物がおすすめです。
最後に、肌の露出を控えた服を選ぶことも大切です。
ベトナムは仏教徒が多い国で、特に寺院などでは肩や膝を出すことは失礼とされます。
また、胸元や背中を大きく開けた服や、ショートパンツやミニスカートなども現地では不適切と見られることがあります。
そのため、長袖や七分袖、ロングスカートやパンツなどを着用することがおすすめです。
ベトナム旅行で女性が着るべき服装の季節別のポイント
ベトナム旅行で女性が着るべき服装は、季節によっても変わります。
ベトナムは南北に長い国で、気候も地域によって異なります。一般的に、ベトナムの季節は以下のように分けられます。
- 乾季(11月~4月)
- 雨季(5月~10月)
乾季は、南部では暑くて乾燥しており、北部では涼しくて湿度が低いです。
雨季は、南部では激しい雷雨が多く、北部では温暖で雨が少ないです。以下では、乾季と雨季の服装のポイントを紹介します。
乾季の服装のポイントは、以下の二つです。
- 日焼け対策をする
- 寒暖差に対応する
乾季は日差しが強いので、日焼け対策をすることが必要です。帽子やサングラス、日傘などを持っていくと便利です。

また、日焼け止めやアフターサンケア用品も忘れずに持っていきましょう。
日焼け止めはSPF50以上、PA++++以上のものがおすすめです。
乾季は寒暖差も大きいので、寒暖差に対応することも重要です。
南部では昼間は30度以上になることもありますが、夜は20度以下に下がることもあります。
北部では冬になると10度以下になることもあります。
そのため、カーディガンやパーカー、ストールなどの羽織り物を持っていくと便利です。
雨季の服装のポイントは、以下の二つです。
- 雨具を持っていく
- 乾きやすい服を選ぶ
雨季は激しい雷雨が多いので、雨具を持っていくことが必要です。
傘やレインコート、防水バッグなどを持っていくと便利です。
また、靴も濡れても大丈夫なサンダルやスニーカーなどがおすすめです。
雨季は湿度が高くて蒸し暑いので、乾きやすい服を選ぶことも重要です。
汗をかいたり雨に濡れたりしてもすぐに乾く素材の服がおすすめです。
また、汚れても目立たない色や柄の服もおすすめです。
春(2月~4月)の服装
春はベトナムの乾季で、気温は20℃~30℃程度です。日中は暑く感じることもありますが、朝晩は涼しくなることもあります。また、北部では霧が出ることも多く、視界が悪くなることもあります。春のベトナム旅行の服装は、以下のようなものがおすすめです。
- 薄手の長袖シャツやカーディガンなど、羽織りものを持っていくと便利です。日差しや冷房対策にもなります。
- 短パンやスカートなど、軽い素材のボトムスを選びましょう。ただし、寺院や宮殿などでは肌を露出しすぎないように注意しましょう。
- サンダルやスニーカーなど、歩きやすい靴を履きましょう。道路は舗装されていないところも多いので、汚れてもいい靴がおすすめです。
- 帽子やサングラスなど、日焼け対策を忘れずにしましょう。日差しは強いので、日焼け止めクリームも必要です。
- マスクやハンカチなど、ほこりや花粉対策をすると快適です。北部では霧が出ることもあるので、呼吸がしやすいマスクがおすすめです。
夏(5月~8月)の服装
夏はベトナムの雨季で、気温は30℃~40℃程度です。湿度も高く、蒸し暑いです。また、突然の豪雨や雷雨に見舞われることもあります。夏のベトナム旅行の服装は、以下のようなものがおすすめです。
- 綿や麻など、通気性の良い素材のトップスを選びましょう。汗をかきやすいので、着替えも多めに持っていくと安心です。
- 長パンやロングスカートなど、足元を覆うボトムスを選びましょう。雨に濡れたり、虫に刺されたりするリスクを減らせます。
- 防水性の高い靴やサンダルを履きましょう。雨で道路が水浸しになることもあるので、乾きやすい靴がおすすめです。
- 雨具や傘を持っていきましょう。レインコートやポンチョなど、軽くてコンパクトなものが便利です。
- 扇子や扇風機など、暑さ対策をすると快適です。屋台やレストランなどでは扇風機があることもありますが、自分で持っていると便利です。
秋(9月~11月)の服装
秋はベトナムの涼しい季節で、気温は20℃~30℃程度です。雨も少なく、快適に過ごせます。ただし、北部では台風の影響を受けることもあります。秋のベトナム旅行の服装は、以下のようなものがおすすめです。
- 長袖シャツやカーディガンなど、羽織りものを持っていくと便利です。日中は暑く感じることもありますが、朝晩は涼しくなることもあります。
- 短パンやスカートなど、軽い素材のボトムスを選びましょう。ただし、寺院や宮殿などでは肌を露出しすぎないように注意しましょう。
- サンダルやスニーカーなど、歩きやすい靴を履きましょう。道路は舗装されていないところも多いので、汚れてもいい靴がおすすめです。
- 帽子やサングラスなど、日焼け対策を忘れずにしましょう。日差しは強いので、日焼け止めクリームも必要です。
- マスクやハンカチなど、ほこりや花粉対策をすると快適です。北部では台風の影響で空気が悪くなることもあるので、呼吸がしやすいマスクがおすすめです。
冬(12月~1月)の服装
冬はベトナムの寒い季節で、気温は10℃~20℃程度です。特に北部では寒さが厳しく、雪が降ることもあります。南部では比較的暖かく、乾季に入ります。冬のベトナム旅行の服装は、以下のようなものがおすすめです。
- 厚手のセーターやジャケットなど、防寒着を持っていくと便利です。特に北部では冬物が必要です。
- ジーンズやレギンスなど、暖かい素材のボトムスを選びましょう。足元が冷えると体全体が冷えるので注意しましょう。
- 靴下やブーツなど、足元を保温する靴を履きましょう。雪や雨に濡れたり、凍ったりすることもあるので、防水性の高い靴がおすすめです。
- マフラーや手袋など、小物で暖かさをプラスしましょう。首や手首は血流が良くない部分なので保温すると快適です。
- 湯たんぽやカイロなど、暖かさを持ち運べるアイテムを持っていきましょう。ホテルやレストランなどでは暖房が効いていないこともあるので、自分で温めることができると便利です。
ベトナム旅行で女性が着るべき服装の場所別の注意点
ベトナム旅行で女性が着るべき服装は、場所によっても変わります。
ベトナムは都市部と田舎部、海岸部と山岳部など、様々な景色や文化を楽しめる国です。
以下では、場所別の服装の注意点を紹介します。
都市部で女性が着るべき服装の注意点は、以下の二つです。
- モダンでオシャレな服を着る
- バイクに注意する
都市部ではモダンでオシャレな服を着ることがおすすめです。
ホーチミンやハノイなどの大都市では、現地の人々もファッションに敏感で、洗練された服装をしています。
また、カフェやレストラン、ショッピングモールなども多くあります。
ベトナム旅行のファッション
ベトナムは東南アジアの国で、熱帯気候に属しています。
そのため、ベトナム旅行に行くときは、暑さや湿度に対応できるファッションが必要です。
しかし、それだけではなく、ベトナムの文化や宗教にも配慮した服装を選ぶことが大切です。
今回は、ベトナム旅行におすすめのファッションを紹介します。
ベトナム旅行に持っていくべき服装の基本
ベトナム旅行に持っていくべき服装の基本は、以下の3つです。
- 薄手で通気性の良い素材の服
- 明るい色や柄の服
- 肌の露出を控えた服
まず、薄手で通気性の良い素材の服は、暑さや汗をしのぐために必要です。
コットンやリネンなどがおすすめです。また、日焼け対策として、長袖や長ズボンも用意しましょう。
次に、明るい色や柄の服は、ベトナムの華やかな雰囲気に合わせるために良いです。
特に、ベトナムの民族衣装であるアオザイは、色鮮やかな花柄や幾何学模様が特徴的です。
アオザイを着ることもできますが、自分の服と合わせる場合は、同じ色味や柄を選ぶと調和がとれます。
最後に、肌の露出を控えた服は、ベトナムの文化や宗教に敬意を表すために大切です。
ベトナムでは、仏教やキリスト教が主流であり、寺院や教会などの宗教施設を訪れる際は、肩やひざを隠す必要があります。
また、現地の人々は、あまり肌を見せることがないので、タンクトップやショートパンツなどは避けた方が無難です。
ベトナム旅行におすすめのファッション例
それでは、具体的にベトナム旅行におすすめのファッション例を見ていきましょう。以下の4つのシーン別に紹介します。
観光
観光では、歩きやすさと涼しさを重視したファッションが良いです。例えば、以下のようなコーディネートがおすすめです。
- 白いリネンのブラウスに水色のロングスカート
- 黄色い花柄のアオザイに白いパンツ
- 緑色のチュニックにカーキ色のレギンス
これらの服装は、明るい色で爽やかさを演出しつつ、肌の露出を控えています。
また、帽子やサングラス、日傘などをアクセサリーとして加えると、日焼け対策とおしゃれさを兼ね備えます。
ビーチ
ビーチでは、水着やパレオなどを着用することができますが、注意点があります。
それは、ビーチ以外の場所では、水着やパレオだけで歩くことはマナー違反とされることです。
そのため、ビーチから離れるときは、必ず上着やボトムスを着用しましょう。例えば、以下のようなコーディネートがおすすめです。
- ピンクの水着に白いレースのカーディガンとデニムのショートパンツ
- 青い水着に黒いシフォンのパレオと黒いロングスカート
- 赤い水着にオレンジの花柄のパレオと白いワイドパンツ
これらの服装は、水着とパレオの色や柄を合わせることで統一感を出しつつ、上着やボトムスで肌を隠しています。
また、サンダルやバッグなどをアクセサリーとして加えると、ビーチらしさとおしゃれさを兼ね備えます。
ナイトマーケット
ナイトマーケットでは、暗くなっても目立つように、派手な色や柄の服を選ぶと良いです。
例えば、以下のようなコーディネートがおすすめです。
- 黒いTシャツに赤いチェックのロングスカート
- 紫色のトップスに黄色の花柄のショートパンツ
- 白いブラウスに青い幾何学模様のロングパンツ
これらの服装は、黒や白などの無地のトップスに、赤や紫などの鮮やかな色や柄のボトムスを合わせることで、コントラストを強調しています。
また、イヤリングやネックレスなどをアクセサリーとして加えると、華やかさとおしゃれさを兼ね備えます。
レストラン
レストランでは、カジュアルすぎないように、きちんと感のある服を選ぶと良いです。
例えば、以下のようなコーディネートがおすすめです。
- ベージュのシャツに黒いペンシルスカート
- ネイビーのドレスに白いジャケット
- ピンクのブラウスにグレーのパンツ
これらの服装は、ベージュやネイビーなどの落ち着いた色で上品さを演出しつつ、シャツやドレスなどできちんと感を出しています。
また、時計やバングルなどをアクセサリーとして加えると、シンプルさとおしゃれさを兼ね備えます。
ベトナム旅行の帽子
ベトナム旅行の帽子についても解説します。
ベトナム旅行で帽子が必要な理由
ベトナムは東南アジアの国で、一年中暑くて日差しが強いです。
そのため、ベトナム旅行には帽子が欠かせません。
帽子は日焼けや熱中症を防ぐだけでなく、ファッションのアクセントにもなります。
では、どんな帽子がベトナム旅行にぴったりなのでしょうか?
ベトナム旅行におすすめの帽子の種類
ベトナム旅行におすすめの帽子の種類は、以下の三つです。
ノンラー
ノンラーとは、ベトナムの伝統的な円錐形の帽子です。
藁や竹で作られており、軽くて通気性が良いです。
ノンラーはベトナムの風景や文化を象徴するもので、現地の人々や観光客にも人気があります。
ノンラーは色や模様が豊富にあるので、自分の好みや服装に合わせて選ぶことができます。
また、ノンラーは土産物としてもおすすめです。
サファリハット
サファリハットとは、広いつばと後ろに垂れる布が特徴的な帽子です。
サファリハットは日差しをしっかりと遮ってくれるので、長時間屋外にいる場合に便利です。
サファリハットはカジュアルな雰囲気を演出することができるので、アクティブな旅行者にぴったりです。
パナマハット
パナマハットとは、白い麦わらで編まれた帽子です。
パナマハットは軽くて柔らかいので、折りたたんで持ち運ぶことができます。
パナマハットはシンプルで上品なデザインなので、どんな服装にも合わせやすいです。
パナマハットはエレガントな印象を与えることができるので、シックな旅行者におすすめです。
ベトナム旅行では、日差しや暑さから身を守るために帽子が必要です。
帽子は自分のスタイルや目的に合わせて選ぶことが大切です。
ノンラーはベトナムらしさを感じられる帽子です。
サファリハットはアウトドアに向いている帽子です。パナマハットは上品さを演出できる帽子です。
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