クラフトワークといえば、電子音楽のパイオニアとして知られるドイツのバンドです。クラフトワークの音楽は、テクノやシンセポップなどのジャンルに多大な影響を与えました。
クラフトワークは1970年代から1980年代にかけて、多くの名作アルバムを発表しましたが、その中でも特におすすめしたい9枚を紹介します。
洋楽の歴史的名盤に詳しくなりたいという方は、『死ぬ前に聴くべき1001枚のアルバム』という書籍をチェックするのもおススメです。電子書籍版もあるので、かさばらず便利です。


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クラフトワークのおすすめアルバム9選
クラフトワークのおすすめアルバム9選をご紹介します。
ちなみに、『ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選 | 2020年改訂版』では、1枚がランクインしています。
Autobahn (1974)

クラフトワークの代表作とも言えるアルバムです。
タイトル曲「Autobahn」は、ドイツの高速道路を走る車の音やラジオのチャンネルを切り替える音などをサンプリングし、22分に及ぶ壮大な曲に仕上げました。
この曲は、世界中でヒットし、クラフトワークの名を知らしめました。他の曲も、シンセサイザーやドラムマシンを駆使した先鋭的なサウンドが魅力です。
Radio-Activity (1975)

ラジオや放射能をテーマにしたコンセプトアルバムです。
英語とドイツ語の両方で歌われた曲があります。
タイトル曲「Radioactivity」は、原子力発電所や核実験の危険性を訴えるメッセージソングです。他の曲も、無線通信や電波の世界を表現した独創的な作品が揃っています。
Trans-Europe Express (1977)
ヨーロッパ各地を結ぶ高速列車「トランス・ヨーロッパ・エクスプレス」を題材にしたアルバムです。
タイトル曲「Trans-Europe Express」は、列車の走行音や汽笛の音を模したリズムやメロディが印象的です。
この曲は、後にアフリカ・バンバータが「Planet Rock」という曲でサンプリングし、テクノやヒップホップの原点となりました。他の曲も、ヨーロッパの文化や歴史を反映した内容が興味深いです。
The Man-Machine (1978)
人間と機械の関係をテーマにしたアルバムです。
タイトル曲「The Man-Machine」は、人間と機械が一体化する未来を予感させる歌詞とメロディが印象的です。
他の曲も、ロボットやコンピューターといったテクノロジーに対する憧れや不安を表現した作品が揃っています。
Computer World (1981)
コンピューターの普及と影響をテーマにしたアルバムです。
タイトル曲「Computer World」は、コンピューターが人間の生活や社会に及ぼす影響を歌った曲です。他の曲も、コンピューターに関する用語や現象を取り上げた内容が興味深いです。
このアルバムは、インターネットやデジタル化の時代を先取りした作品と言えます。
Electric Cafe (1986)

クラフトワークの最後のアルバムとなった作品です。
タイトル曲「Electric Cafe」は、電子音楽のカフェという設定で、様々な音や言葉が飛び交う曲です。他の曲も、シンセサイザーやサンプラーを駆使した洗練されたサウンドが魅力です。このアルバムは、後に「Techno Pop」というタイトルで再発売されました。
The Mix (1991)

クラフトワークの過去の曲をリミックスしたアルバムです。クラフトワークは、自分たちの曲を新しいテクノロジーで再構築することで、音楽の進化を示しました。このアルバムには、クラフトワークの代表曲が新たなアレンジで収録されています。
Tour de France Soundtracks (2003)

クラフトワークのオリジナルアルバムとしては17年ぶりに発表された作品です。
自転車レース「ツール・ド・フランス」をテーマにしたアルバムです。
タイトル曲「Tour de France」は、1983年に発表されたシングル曲で、自転車のペダルや呼吸の音をサンプリングした曲です。他の曲も、自転車やレースに関する音や言葉が使われています。
Minimum-Maximum (2005)

クラフトワークのライブアルバムです。
2004年に行われたワールドツアーの模様を収録した作品です。クラフトワークは、ライブでも自分たちの曲をリミックスやエディットをしながら演奏しました。このアルバムには、クラフトワークの名曲が生き生きとしたサウンドで聴くことができます。
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