イタリアは世界有数の観光大国で、毎年多くの旅行者を魅了しています。
美しい景色、豊かな歴史と文化、そして有名な料理など、イタリアには見どころが尽きません。
しかし、そんな魅力的なイタリアへの旅行を計画する際、「現金は必要なのか?」という疑問が浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
あるいは、「イタリア旅行に行く時、現金はどのくらい持っていけばいいのか?」という疑問を持たれる方もいらっしゃることでしょう。
クレジットカードの普及とキャッシュレス決済の広がりにより、最近では海外旅行でも、あまり現金を持ち歩かなくても済むようになってきました。
一方で、イタリアには現金文化が根強く残っている面もあり、現金が必要になるシーンも少なくありません。
この記事では、イタリア旅行における現金の必要性、クレジットカードの利用可能範囲、両替のタイミングとコツなどについて詳しく解説します。
現金とカードのベストな使い分けを理解することで、ストレスなく快適なイタリア旅行を楽しめるはずです。
この記事では、イタリアでの現金の必要性と、現金を持っていく際の注意点について解説します。
イタリア旅行では現金はどのくらい持っていくべきか?
海外旅行の持ち物をこれから準備されるという方は、以下の記事もオススメです。
イタリアで現金は必要か
イタリアはユーロ圏の国なので、ユーロが通貨です。イタリアでは、クレジットカードやデビットカードが広く使えますが、現金もまだまだ重要な支払い手段です。
特に、小さなお店やマーケット、カフェやバールなどでは、現金しか受け付けていない場合が多いです。
また、チップや寄付なども現金で行うことが一般的です。
したがって、イタリア旅行では、現金を一定量持っていくことをおすすめします。
イタリアの店舗ではクレジットカード利用可能
イタリアの店舗でのクレジットカード利用可能範囲です。
イタリアはユーロ圏に属する現代的な国なので、世界的な主要クレジットカードであれば、大半の店舗で利用が可能です。
大手レストラン、主要ホテル、観光地の売店、高級ブランド店などでは、VISAやMasterCard、American Expressなどの国際ブランドのクレジットカードが問題なく使えます。有名な観光名所の入場料もクレジットカード支払いが可能です。
ただし、イタリアの現金文化の名残もまだ残っています。
一部の小規模な家族経営のレストランやバール(バール)、露店などでは、現金しか受け付けない店舗もあるのが実情です。地方に行けば行くほど、そういった店が増える傾向にあります。
現金が必要になるシーン
それでは、どのようなシーンで現金が必要になるのでしょうか。主に以下の場面で現金の用意が求められます。
- 小規模レストラン、バール、露店などでの支払い
- 日常的な軽食や食料品の購入
- 市場やフリーマーケットでの買い物
- ベッカリアなど小さなパン屋での支払い
- タクシーやバスの運賃支払い
- チップの支払い
- 路上のカフェやバールでの飲食代
- 宿泊した民家やアパルトメントの支払い
- 観光名所の一部入場料
つまり、地元の日常生活に関わるところでは、現金が便利に使えます。特に地方都市に行けばいくほど、現金の需要が高まる傾向があります。
イタリアはチップ文化がある国
チップを払う習慣があることも、イタリアでは現金を持つ必要がある理由の1つです。
レストランやバールなどでは、チップとして5~10%程度の現金を渡すのがマナーとされています。宿泊施設でもポーターさんにチップを渡すことが多いです。
観光名所のトイレで、スリッパや化粧ができる設備などを利用する際も、スタッフに現金でチップを払うのが一般的です。
このように、イタリアではチップをよく求められます。チップへの対応のためにも、少額の現金は身に着けておくと良いでしょう。
クレジットカードと現金の賢い使い分け
分かりやすくまとめると、イタリア旅行では以下のような使い分けがおすすめです。
- 大きな代金のホテル代、列車やレンタカー代、ツアー代などはクレジットカード
- レストランでの食事代、ショッピング代などはクレジットカード
- 観光地の入場料、お土産も含めクレジットカード
一方で、以下の用途では現金が便利です。
- 小規模店舗での飲食や日用品の購入代
- バスやタクシー代
- チップ代
- アパルトメントなど民家の宿泊代
つまり、大きな買い物や観光関連の費用はクレジットカードで済ませ、ちょっとした日常の買い物や交通費、チップでは現金を使うのが賢明です。滞在日数が長ければ長いほど、現金を工夫して使っていく必要が出てきます。
両替よりトラベルキャッシュパスポートの方が安心
もし長期の旅行になる場合は、現金を日本や現地で両替するよりも、トラベルキャッシュパスポートを利用する方が賢明です。
トラベルキャッシュパスポートは、日本円からユーロに交換した金額を、カード形式で支払えるサービスです。
両替手数料がずっと安く済むだけでなく、万が一カードを盗まれても残高を将支援してもらえる安全性の高さも大きな特長です。犯罪に巻き込まれるリスクが高いイタリアの一部地域では、トラベル
レストランの情報や金額などは、イタリアのガイドブックを見るのもオススメです。
イタリア旅行で現金を持っていく目安
イタリア旅行で現金を持っていく目安は、一日あたり20ユーロから50ユーロ程度です。
これは、食事や飲み物、チップや寄付、交通費などの現金で支払う必要があるものに基づいています。
もちろん、個人の旅行スタイルや予算によって変わりますが、このくらいの額を持っていれば、現金が足りなくなる心配はないでしょう。
イタリアで現金を使うときの注意点
イタリアで現金を使うときには、以下の点に注意しましょう。
現金は分散して持ち歩く
イタリアは治安が悪くない国ですが、観光地ではスリやひったくりなどの犯罪に遭う可能性があります。
そのため、現金は分散して持ち歩くことが大切です。
例えば、財布に少額を入れておき、残りはベルトポーチや貴重品入れに入れて身につけるなどしましょう。
また、ホテルにセーフティボックスがあれば、そこに大きな額の現金を保管することもできます。
現金は小額紙幣や硬貨を用意する
イタリアでは、小額紙幣や硬貨が不足していることがよくあります。
そのため、大きな額の紙幣で支払おうとすると、お釣りが出ないと言われることがあります。
また、自動販売機やバスやトラムの券売機などでは、硬貨しか使えない場合もあります。
したがって、現金は小額紙幣や硬貨を用意しておくことが便利です。
現金は両替所やATMで両替する
イタリアに行く前に日本でユーロを両替することもできますが、レートが悪い場合が多いです。そのため、イタリアに着いてから現地で両替する方がお得です。
両替所やATMで両替することができますが、手数料やレートに注意しましょう。
両替所では、空港や駅などの観光地よりも市内の方がレートが良い場合があります。
ATMでは、銀行系のものを選ぶと手数料が安い場合があります。
また、ATMでは日本円から直接ユーロに両替するよりも、日本円から米ドルに両替してからユーロに両替する方がレートが良い場合もあります。
両替のタイミングとコツ
イタリアで現金を用意する上で、もう一つ気をつけたいのが両替のタイミングです。日本で事前にユーロを多めに両替しておくと手数料を無駄に支払うハメになるので、あまりオススメできません。
観光シーズンに入ると、一部の都市の両替所やATMでは手数料が高くなる傾向もあるためです。長期旅行の場合は特に気をつける必要があります。
賢明なやり方は、最小限の額を日本で両替し、残りはイタリア到着後に現地の銀行やATMで両替することです。
日本で両替するのは、飛行機の手荷物スペースの関係で難しい大量の現金は避け、せいぜい数日分の費用として数万円程度に留めましょう。
両替時のコツは、可能な限り銀行のATMで手数料の低い方法を選ぶことです。
両替商は手数料が高いので避け、空港などの施設内ATMも高い手数料が課されることがあるので利用を避けましょう。
通販大手のアマゾンで旅行グッズを揃えるのもオススメ
通販大手のアマゾンで旅行グッズを揃えるのもオススメです。
イタリア旅行では現金はどのくらい持っていくべきか?|まとめ
イタリア旅行では、現金は必要ですが、過剰に持っていく必要はありません。現金の必要性と注意点を把握して、快適な旅を楽しみましょう。
海外旅行の持ち物をこれから準備されるという方は、以下の記事もオススメです。