はい、どうもー! 原文パパです(≧∇≦)/
今回は、pixabay(ピクサベイ)で著作権違反になる場合と安全に使う方法、というテーマでお送りします。
魅力的なフリー画像が大量に掲載されている「pixabay(ピクサベイ)」というサイトがありますが、このサイトにアップされている写真を使いたい時に注意すべきことについてお送りします。
※あくまで個人の見解であり、詳しいことは専門家に相談いただければと思います。
今回の記事は、次のような方にオススメです!
・pixabay(ピクサベイ)の写真を使う際、著作権侵害となる場合について知りたい!
・pixabay(ピクサベイ)の写真を使う際、著作権上、注意することを知りたい!
pixabay(ピクサベイ)の写真は、商用利用できる?
pixabay公式サイトでは「写真を使ってもいいですか?」という質問に対して、以下のように回答されています。
写真を使ってもいいですか?
これらの画像は、商用、非商用を問わず、コピー、改変、再配布することができます。利用に関する許諾や使用料の支払いは必要ありません。しかし、画像の中には商標やパブリシティ権、プライバシー権などに基づき保護されているものが含まれます。
pixabay「よくある質問」
pixabayの場合は、投稿者が著作権を放棄した状態で提供されているので、基本的には、著作権が問題になることはないようです。
pixabayの画像は、ブログでもかなり使われていますね。安心して使う事ができる点が良いのかもしれません。
商用無料をうたっているサイトでも、著作権は放棄していないサイトも多いため、そこがややこしい部分でもありますので。
僕は、使うならpixabayかなと思っていて、最近はもっぱらpixabayです。
pixabayで著作権に注意すべき写真
pixabayの中でも著作権に注意して使うべき写真があると、僕は思っています。それが次の通りです。
敷地内で撮影された写真

敷地内でアップされている写真については敷地内の管理者の許可が必要な場合があるため、pixabayでアップされているからといってそのまま使っていいわけではないと思います。
つまり写真の著作権は放棄はされているけれども、敷地内の管理者の許可が別途必要になる可能性があります。
しかし、その場所へ行ったことがない場合は、その写真の場所が敷地内なのか、敷地外なのかの判断は難しいでしょう。
なので、判断が難しい場合は、使用しない方が良いかと思います。
また、敷地外から撮影された写真でも注意が必要な場合もあります。例えば、パリのエッフェル塔の夜景はそれ自体に著作権がかけられているためです(EUの著作権法によって守られているため)。
従って、そのような写真を使うことはできないです。
pixabayには、僕が見た限り、これ著作権大丈夫かな!?と思う写真がいくつかありました。
参考記事:実はエッフェル塔の夜景写真を無許可でSNSなどに公開するのは違法
平等院鳳凰堂の場合
pixabayは関係ないと思いますが、2019年に、許諾なしでパズルを売っていた玩具会社「やのまん」(東京都台東区)に対し、平等院が、京都地裁に提訴する事件がありました(販売停止及び在庫廃棄等を求めているようです)。
pixabayで、「平等院」と検索すると、平等院鳳凰堂の写真が何枚か出てきます。
平等院は、境内で撮影した写真の営利目的使用を禁じています。また、拝観者に配るパンフレットにもその旨が記載されているようで、営利目的使用はNGのようです。
「平等院鳳凰堂」の写真も注意しましょう。僕もこの記事には載せていません。
pixabayで、平等院鳳凰堂の「鳳凰」だけをアップで写したっぽい写真もアップロードされています。
その「鳳凰」を見て、「平等院鳳凰堂の鳳凰だ!」とピンと来る方は問題ないと思います。
何の写真のアップなのか分からない写真は正直、怖いなと思いました(;^ω^)
管理元に連絡も取りようがないですからね(汗)
人が作った、描いた系の物は注意が必要なのかもしれません。
古い芸術品や美術品
古い芸術品や美術品については、それ自体に著作権がかけられている場合があるため、「単なる写真だから問題ないだろう」と思って使用すると問題が発生する場合があります。
芸術品や美術品ではないですが、京都のお寺は、許可がなければ撮影した写真を商用利用できないケースもあるので注意が必要です。
最近では、旅行ガイド雑誌「るるぶ」の電子書籍版にて、金閣寺の写真が、「シルエット」として表現(表示)されていることが、ちょっとした話題になっていたようです。
紙版の「るるぶ」では、金閣寺の写真が普通に掲載されていたようで、紙版と電子書籍版での取り決めの違いがあったのだろうと推測できます。
pixabayには、京都の神社やお寺の写真が結構掲載されています。
「pixabayは無料で使えるから大丈夫!」と思って使用すると、危険な気がします。
写真元の神社やお寺に、著作権や使用許可について、問い合わせてみるのも良いかもしれません。
人物の肖像権
人物については、著作権というよりも肖像権の問題になるでしょう。
人物自体には肖像権がありますが、それが放棄されているかどうかの確認が必要となります。
pixabayでも、人物が写っている写真は注意が必要です。
イギリスのロックシンガー、フレディマーキュリー(Freddie Mercury)の写真が、何故かアップロードされていたりします(;・∀・)
肖像権的に、使ってよいかどうかは確認が必要かと思います。
会社名とロゴが入った写真
例えば、pixabayで「Olympus」と検索すると、オリンパスのカメラの写真が沢山出てきます。
また、「nike」と検索すると、ナイキの靴の写真が沢山出てきます。
pixabayだから問題ないと思って使用すると、後々問題が出てくるのでは?と僕は思いますが、これは正直分かりません。
著作権はその製品を作った時点で発生します。また、著作権とは別に、商標登録されているものも注意が必要だと思います(商標登録は登録制です)。
心配な場合は、メーカーに、「使いたい写真」と「用途」を伝え、確認した方が良いかもしれません。
登録商標について不安がある場合は、専門家に相談するのも良いかもしれません。
偶然の映り込みならば、著作権外となる場合があります。
pixabayの写真を、安全に、著作権違反せず使用するには?
pixabayの写真を、安全に、著作権違反せず使用する方法を考えました。
敷地内で撮影された写真かどうかを確認する
これは、Googleストリートビューを用いるのが良いかと思います。
どの方角とどの距離から撮影された写真かを特定できれば、敷地内なのか外なのかが分かるかと思います。
もちろん、実際にその場所を訪れたことがあるというのが最も良いのでしょうけれど。
※危険な立ち入り禁止の場所で撮影されたかどうかまでは判断できないかもしれませんので、ご注意下さい。
※敷地内で撮影されていれば問題ないのか?というと、これもなんとも言えないようです(僕の認識では、法律的にOKだけれど、権利者によっては、掲載取りやめの依頼が来る場合もあるようです(あくまで一部の権利者で、全ての方ではありません))。
類似画像検索で確認して、著作権・肖像権違反を防ぐ
古い芸術品や美術品かどうかは、類似画像検索で、その写真と似た写真が出てくれば、有名な美術品かどうかを特定できるかもしれません。
但し、これがなかなか難しく、僕の場合はうまく検索できません。僕は類似検索に助けてもらった事があまりないです(←僕の使い方が下手なだけかもしれませんが)。
運良く、そこで確認が取れれば、安心して使える可能性もあるかもしれません。
類似画像検索の成功率は、高くないかもしれませんが、試してみるのも良いかもしれません。
日本の著作権法だけでなく、世界の著作権法も確認する
例えば、パリのエッフェル塔の夜景のように、EUの著作権法にも注意が必要です。
日本の著作権法だけでなく、世界の著作権法も確認するようにしましょう。
日本語で書かれた分かりやすい書籍があれば良いのですが、僕は探し中です。
有料素材販売サイトを使用する
有料画像ならば、差別化しやすいのが特徴です。
オリジナル感を出したい場合は、有料画像サイトを活用するのは、有効な手段と言えるでしょう。
似通った写真やイラストを使っていると視聴者は目が慣れてくるので、目新しさを感じてもらえないため、差別化が難しいためです。
また、pixabayを使っていて何か問題が発生した時は、金額面で損失となる場合もないとは言えないため、有料素材販売サイトを使用するのも良いでしょう。
写真、イラスト、動画素材販売サイト画像素材【PIXTA】等の有料素材を使用するのもおすすめです。
日本のトップYouTuberである「はじめしゃちょー」のYouTube動画の概要欄にも、動画内における素材提供として、PIXTAの名前が挙がっています。
著作権、商標登録について正しい知識を身に付ける
本によって著作権、商標登録について正しい知識を身に付けるのもオススメです。
「著作権トラブル解決のバイブル! クリエイターのための権利の本」や「撮ってはいけない」という本が分かりやすいです。
トラブルと損失を回避するためにAmazonで探してみるのもオススメです!沢山の本が販売されているので、ピッタリの本を探し出せます。
pixabayの著作権違反まとめ
pixabayは、審査があるはずですが、膨大な写真が送られてくると思うので、1枚ずつじっくり審査するわけにもいかないのかもしれません。
そのため、本来は投稿者が正しい著作権の知識を持って投稿すべきなのでしょう。
pixabayの大半の写真は問題ないと思いますが、いくつかの写真は注意が必要なのではと思いました。
著作権については、ちょっとややこしい所がありますが、利用者側としても注意して正しい著作権の知識を持って活用することが求められそうです。