デフ・レパードはイギリスのハードロックバンドで、1977年に結成されました。デフ・レパードは80年代から90年代にかけて世界的な人気を博し、多くの名曲やヒットアルバムを生み出しました。
デフ・レパードの音楽はメロディアスでポップな要素もありますが、同時にエネルギッシュでパワフルなロックサウンドも持っています。デフ・レパードの作品は今でも多くのファンに愛されています。
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デフ・レパードのおすすめアルバム10選
今回は、デフ・レパードのおすすめアルバム10選を紹介します。
デフ・レパードの代表作からマニアックな作品まで、さまざまな魅力を持つアルバムをピックアップしました。デフ・レパードのファンはもちろん、これからデフ・レパードの音楽に触れてみたいという方にもおすすめです。
ちなみに、『ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選 | 2020年改訂版』では、残念ながらランクインしていませんでした。
オン・スルー・ザ・ナイト – On Through the Night
デフ・レパードのデビューアルバムで、1980年に発売されました。デフ・レパードの原点とも言える作品で、NWOBHM(新世代のブリティッシュ・ヘヴィメタル)の影響を感じさせるヘヴィでスピーディなサウンドが特徴です。収録曲の中でも「ロック・ブリゲイド」や「ウェイステッド」はライブでも人気が高い曲です。
ハイ&ドライ – High ‘n’ Dry
デフ・レパードのセカンドアルバムで、1981年に発売されました。プロデューサーにAC/DCやフォリナーなどを手がけたマット・ラングを迎え、より洗練されたサウンドに仕上がりました。収録曲の中では「ブリンギン・オン・ザ・ハートブレイク」が特に有名で、MTVで頻繁に放送されたことでアメリカでの知名度を上げました。
炎のターゲット – Pyromania
デフ・レパードのサードアルバムで、1983年に発売されました。このアルバムはデフ・レパードの代表作とも言える大ヒット作品で、全米チャートで2位になり、1000万枚以上を売り上げました。収録曲の中では「フォトグラフ」や「ロック・オブ・エイジズ」が特に人気が高く、現在でもラジオや映画などでよく聞かれます。
ヒステリア – Hysteria
デフ・レパードの4枚目のアルバムで、1987年に発売されました。このアルバムは制作に4年もかかり、ドラマーのリック・アレンが事故で片腕を失ったこともありましたが、それを乗り越えて完成した奇跡の作品です。収録曲は全12曲と多く、そのうち7曲がシングルカットされました。その中でも「アニマル」や「プール・サム・シュガー・オン・ミー」、「ラヴ・バイツ」などは大ヒットしました。
アドレナライズ – Adrenalize
デフ・レパードの5枚目のアルバムで、1992年に発売されました。このアルバムはギタリストのスティーヴ・クラークが亡くなった後に発表された作品で、彼への追悼と敬意が込められています。収録曲の中では「レットズ・ゲット・ロックド」や「ヘヴン・イズ」、「メイク・ラヴ・ライク・ア・マン」などがシングルカットされました。
ユーフォリア (1999)
1990年代後半に入ると、デフ・レパードはグランジやオルタナティブロックの台頭によって、商業的に苦戦するようになりました。しかし、デフ・レパードは自分たちのルーツに立ち返り、1980年代のサウンドを再現したアルバム「ユーフォリア」を発表しました。このアルバムは、キャッチーなシングル「プロミス」や「ペーパーサン」をはじめとして、ポップでエネルギッシュな曲が満載です。また、クイーンのブライアン・メイがゲスト参加した「21世紀のシャ・ラ・ラ」や、インドの楽器を取り入れた「ディザート・ソング」など、実験的な曲もあります。デフ・レパードの復活を印象付けたアルバムです。
X (2002)
2000年代に入ると、デフ・レパードはさらにポップな方向に進みました。デフ・レパードはブリトニー・スピアーズやバックストリート・ボーイズといったポップスターと同じプロデューサーや作曲家と共同作業し、アルバム「X」を制作しました。
このアルバムは、甘いラブソング「ノー・マター・ホワット」や「ラヴ・ドント・ライ」、ダンサブルなナンバー「ナウ」や「ユー・アー・ソー・ビューティフル」など、デフ・レパードの柔らかい一面が際立っています。
また、「フォー・エヴァー・ヤング」や「ロング・ロング・ウェイ・トゥ・ゴー」など、感動的なバラードもあります。デフ・レパードのポップセンスが光るアルバムです。
Yeah!〜イエーイ! (2006)
デフ・レパードは自分たちが影響を受けた1960年代や1970年代のロックやポップのカバーアルバム「Yeah!〜イエーイ!」を発表しました。
このアルバムでは、デヴィッド・ボウイの「ドライブイン・サタデイ」やT.レックスの「20thセンチュリー・ボーイ」、スウィートの「ヘルレイザー」など、グラムロックの名曲を熱く演奏しています。
また、「ロックオン」や「ステイ・ウィズ・ミー」といったクラシックロックや、「リトルビットオブラブ」といったブルースロックもカバーしています。デフ・レパードのルーツが感じられるアルバムです。
ソングス・フロム・ザ・スパークル・ラウンジ (2008)
デフ・レパードは自分たちのオリジナル曲に戻り、アルバム「ソングス・フロム・ザ・スパークル・ラウンジ」を発表しました。
このアルバムは、デフ・レパードのスタジオの一角にある小さな部屋で録音されたことから、その名が付けられました。このアルバムでは、ヘヴィでパワフルな「ゴー」や「ナイン・ライヴズ」、ポップでキュートな「カム・アンドダーン」や「トゥモロー」など、デフ・レパードの多彩な魅力が詰まっています。また、「ラヴ」では、カントリー歌手のテイラー・スウィフトがデュエットに参加しています。デフ・レパードの現在を示すアルバムです。
ダイアモンド・スター・ヘイローズ (2011)
デフ・レパードは自分たちのキャリアを振り返り、アルバム「ダイアモンド・スター・ヘイローズ」を発表しました。このアルバムは、デフ・レパードの代表曲を再録音したものと、新曲やカバー曲を収録したものの2枚組になっています。再録音した曲では、「ポーサム・シュガー・オン・ミー」や「ロック・オブ・エイジズ」といったヒット曲はもちろん、「ブリングイン・オン・ザ・ハートブレイク」や「フォールグラフィック」といった初期の曲もあります。新曲やカバー曲では、「キングス・オブ・ザ・ワールド」や「イッツ・オール・アバウト・ビリーヴィン」といったオリジナル曲や、「ロックンロール」や「ウォータールー」といったカバー曲があります。デフ・レパードの過去と未来が交錯するアルバムです。
デフ・レパード (2015)
デフ・レパードは自分たちの名前を冠したセルフタイトルのアルバム「デフ・レパード」を発表しました。このアルバムは、デフ・レパードが自由に作りたい曲を作ったということで、デフ・レパードの多様性が際立っています。このアルバムでは、「レットズ・ゴー」や「マニアック」など、1980年代風のハードロックや、「シーズ・トゥームッチ」や「ウィングズ・オブ・アンエンジェル」といったポップロックや、「ウィーアーベリーヴァーズ」や「ラストダンス」といったバラードなど、さまざまなジャンルの曲があります。また、「ブラインドフェイス」というインストゥルメンタル曲もあります。デフ・レパードの自信作と言えるアルバムです。