VR(仮想現実)は、コンピューターが生成した3D空間に没入することができる技術です。
VRゴーグルは、身体的な移動を伴わずに没入感のある体験を提供することができる、注目のデバイスです。
VRゴーグルは、その空間を見るために必要なデバイスで、様々な種類があります。
VRゴーグルを選ぶときには、どのような点に注意すべきでしょうか?この記事では、VRゴーグルの選び方について、解説します。
しかし、市場にはさまざまな種類のVRゴーグルがあり、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、初心者から上級者まで満足できる、おすすめのVRゴーグルを紹介します。
- VRゴーグルの選び方を知りたい!
- おすすめのVRゴーグルを知りたい!
VRゴーグルとは?
VR(バーチャル・リアリティ)とは、日本語では仮想現実と呼ばれます。VRゴーグルを用いることで、ゲームや動画などの、仮想空間の世界を楽しむことができます。
VRゴーグルは、VRの世界を楽しむために重要な機器です。
VRゴーグルを用いることで、VRの世界を360° 見渡せるようになります。
またVRゴーグルでは頭の動きに合わせて視野が動くので、自分が本当にそこに居るかのような没入感を味わう事ができるのが特長です。
最近では、VRゴーグルの価格は安くなってきており、スマホ1台あれば簡単にVR体験ができるモデルも発売されています。
VRの種類については、スマホ一台で使用できるモデルだけでなく、部屋中を動き回ることでVRの世界を体感可能なモデルといった、色々なVRゴーグルがリリースされています。
VRゴーグルの選び方

VRゴーグルの選び方をご紹介します。
VRゴーグルの種類
VRゴーグルには大きく分けて、スマートフォンを挿入するタイプと、専用の本体が内蔵されているタイプがあります。
スマートフォンを挿入するタイプは、価格が安く手軽にVR体験ができるというメリットがありますが、画質や操作性に劣ります。
専用の本体が内蔵されているタイプは、高性能な画面やセンサーを搭載しており、没入感の高いVR体験ができるというメリットがありますが、価格が高く重量も重いというデメリットがあります。
自分の予算や目的に合わせて、適切なタイプのVRゴーグルを選びましょう。
VRゴーグルの視野角
VRゴーグルの視野角とは、VR空間で見える範囲のことです。
視野角が広いほど、より自然でリアルなVR体験ができます。
一般的に、人間の視野角は水平方向で約200度、垂直方向で約120度と言われています。
しかし、現在のVRゴーグルでは、水平方向で約100度、垂直方向で約90度程度の視野角しか提供できません。
これは、画面のサイズやレンズの形状などによって制限されています。
視野角が狭いと、画面の端が見えてしまったり、頭を動かさなければ見えないものが多くなったりします。
これは、VR体験における没入感や快適さを低下させる要因となります。視野角はVRゴーグルの性能を評価する重要な指標ですので、購入前に確認しましょう。
VRゴーグルの快適さ
VRゴーグルを長時間使用すると、目や頭に負担がかかります。
これは、画面と目の距離が近いためにピント調節が難しくなったり、画面と現実とのズレによって違和感や酔いを感じたりすることが原因です。
これらの問題を軽減するためには、VRゴーグルの快適さに気を付ける必要があります。快適さに影響する要素としては、以下のようなものが挙げられます。
- 画面の解像度やリフレッシュレート
- レンズの焦点距離や歪み補正
- センサーの精度や遅延
- 重量や装着感
これらの要素は、VRゴーグルのスペックやレビューなどで確認できます。
また、実際に試着してみることもおすすめです。自分に合ったVRゴーグルを選ぶことで、快適なVR体験ができます。
対応デバイス
VRゴーグルは、スマホ(iPhoneやAndroidなど)、ゲーム機(PS4やXboxなど)、パソコン(WindowsやMacなど)などでVR体験が可能です。
ここで重要なのは、それぞれの「デバイス」に対応していないと、VR動画を閲覧できない点です。
どの機器で使用するかを事前に決めておき、さらに、VRゴーグルが使用する機器に対応しているかを確認しておきましょう。
また、スマホ用VRゴーグルを購入する場合、自分のスマホに対応しているかを確認するのがオススメです。
スマホ用のVRゴーグルの場合、4.0~6.5インチの画面サイズのスマートフォンに対応していることが多いです。
ちなみにスマホの画面サイズは、iPhone 11 Proが5.8インチ、iPhone 11は6.1インチです。
装着性
VRゴーグルでゲームや映像を楽しむ際は、長時間装着することになります。そこで、装着性に優れたVRゴーグルを選ぶのがオススメとなります。
長時間着けていても首や頭が疲れにくい装着性(フィット感)が重要です。
クッション付きのモデルだと、顔に跡が付きにくくなるのでオススメです。
また、長さを調整可能なゴムベルト搭載モデルは、締め付け感が軽減されるので、長時間装着し続けやすくなるのでオススメです。
重量
VRゴーグル本体の重さには、注意が必要です。VRゴーグルの本体重量が700g以上あるモデルの場合、長時間使用していると、首に負担がかかってしまいます。
スマートフォンの重量は重い物だと、200gほどあります。つまり、VRゴーグルをはめ込んで使用するモデルの場合、VRゴーグルの重さは、500g以内にするのがオススメです。
ピント調整機能
映像のピンぼけを調整できる、「ピント調整機能」を搭載したVRゴーグルはおすすめです。
VRゴーグルを装着した際、映像がぼやけてしまうと、VRの世界に没入感を得られなかったり、VR酔い(吐き気や頭痛)が発生する可能性もあります。
左右で視力に差がある方の場合、片目ずつ調節可能なモデルがおすすめです。
リモコンの有無
リモコン付きのVRゴーグルならば、一時停止や早送りしたい時に、スマホを取り出さなくても良いので便利です。
GoogleマップのストリートビューをVRゴーグルで楽しみたい時も、リモコンがあると、簡単にマップ内を移動できるので、便利です。
メガネを装着したまま使用できるかどうか
VRゴーグルには、メガネを装着したままで使用できるモデルと、メガネを外してからでなければ使えないモデルがあります。
メガネを装着したままVR映像を楽しみたい方は、次の点を購入前に確認しておきましょう。
- メガネ対応の有無の確認(形状と幅)
- メガネ用のクッションの有無
※「メガネ対応可」のVRゴーグルであっても、眼鏡の形状によっては使用出来ない場合があるので、注意が必要です。
VRゴーグルのスマホへの取り付け方法
比較的安いVRゴーグルについてご説明します。
スマホ取付方法は、「フロントパネル開閉式」や「設置式」と書かれている場合、設置型は、スマホを置いて、フタを閉じるだけで使用可能です。
簡単にセッティングが完了するのが特長です。
「重量」のところでもご説明しましたが、スマホの重量分がVRゴーグルに加算されるので、合算した重量がどれくらいになるかを購入前に確認しておきましょう。
VRゴーグルでGoogleマップは使えるの?
VRゴーグルを用いれば、Googleマップも使えます。通常の「Googleマップ」というアプリではVR表示できませんが、「ストリートビュー」という名前のアプリを使用することで、VRが表示可能です。
世界中を旅した気分になれるので、とても楽しいです。
眼鏡アイコンを押す事で、VRゴーグルを用いて表示可能です。VRゴーグルにスマホをセットすると移動できなくなってしまうので、リモコンがあると移動が便利かもと思いました。
- iOS版「ストリートビュー」アプリ
- Android版「ストリートビュー」アプリ
VRゴーグルでYouTubeは観れるの?
VRゴーグルでYouTubeを観ることは可能です。
YouTubeアプリには「VRで再生」という項目があり、それにより、あらゆる動画をVRで再生できます。
ただし、360度映像ではない場合、頭を動かすと、何も映っていない箇所に移動してしまいます。360度映像はまだ多くはない印象ですが、今後増えていく可能性もあるかもしれません。
VRゴーグルの人気の売れ筋をAmazonランキングで確認する
Amazonにて、VRゴーグルの売れ筋ランキングを確認するのもオススメです。
おすすめのVRゴーグル
おすすめのVRゴーグルをご紹介します。
VRゴーグルの価格はピンキリであり、数万円するような高級なモデルもあったりしますが、今回は、初めてVRゴーグルを購入される方向けの、安い価格帯のVRゴーグルに絞ってご紹介します。
エレコム VRG-M02RBK
視野角 | – |
ピント調整 | ○独立可変 |
メガネ対応 | 幅約142mmの眼鏡まで対応 |
重さ | 本体:約280g、VRリモコン:約33g(電池含まず) |
対応機器 | 4.8~7.0インチスマートフォン |
便利なリモコンが付属したエレコムのVRゴーグルです。リモコン無しのタイプと1000円程度しか変わらないので、利便性を考えるならば、リモコン付きのタイプを買っておいて損はないと思います。
視野角が広く、歪みの少ないVR専用設計の非球面光学レンズが採用されているので、綺麗な映像を楽しむことができます。
VR(仮想現実)をスマートフォンで体験できる、スタンダードなVRメガネとVRリモコンのセット商品です。
VR対応アプリをスマートフォンにインストールして本体にセットするだけで、上下左右360度全方位で臨場感あふれる映像を楽しめます。
VRコンテンツを再生しながら見回すと、頭の動きに合わせて視界が360度動き、まるでコンテンツの中にいるようなバーチャル体験が楽しめます。
左右の目の幅に合わせてはっきりと見える位置に調整できる超広角瞳孔サイズ調整機構を搭載。また、焦点距離の微調整が可能なピント調整機構も搭載しています。
メガネをかけたままでも使えるワイドな開口設計となっています。
エレコム VRG-2D3D02BK
視野角 | – |
ピント調整 | 連動可変 |
メガネ対応 | 幅約142mmのメガネまで対応 (形状により使用出来ない場合あり) |
重さ | 約390g |
対応機器 | 4.8~7.0インチ。 |
上下左右360度全方位で臨場感あふれる映像を楽しめるVRゴーグルです。
VR対応アプリをスマートフォンにインストールして、本体にセットするだけで、上下左右360度全方位で臨場感あふれる映像を楽しめます。
本製品にはVR動画用と2D動画用の2つの交換レンズが付属しており、VRだけでなく様々な動画コンテンツを大画面で楽しむことができます。
VRレンズはVR専用に設計された非球面光学レンズを採用し、歪みが少なく視野角が広い。
メガネでも使えます。
メガネをかけたままでも使えるワイドな開口設計となっています。幅142mm以内まで対応します。
よりフィット感を高めるために、アジャスター付きの調節可能なヘッドバンドが使用されています。
スマートフォンを載せて蓋を閉めるだけで使用できる簡単操作が売りです。
VRレンズには、左右の目の幅に応じてはっきりと見える位置に調整できる超広角瞳孔調整機構を搭載。
2D レンズを使用すると、スマートフォンの画像を 2.5 倍に拡大することができ、スマートフォンの画面をハンズフリーで見ることができます。
サイズ切替アダプターでVRメガネの開口部を小さくできるので、小さなスマートフォンも快適に視聴できます。
衝撃に強いソフトレザー製フェイスパッドを採用しています。柔らかく通気性に優れた型押しソフトレザーです。
新デザインで、4.8~7.0インチまでのさまざまなサイズのスマートフォンに対応しています。
スマホにおすすめのVRゴーグルです。
エレコム VRG-M01BK
視野角 | – |
ピント調整 | 〇 |
メガネ対応 | 幅約142mmのメガネまで対応 (形状により使用出来ない場合あり) |
重さ | 約275g |
対応機器 | 4.0~6.5インチスマートフォン |
装着したままでイヤホンやヘッドホンを接続することができるのも特長です。こちらも、スマホにおすすめのVRゴーグルです。
このVRグラスは、目幅・ピント調整機能を搭載し、本格的な映像体験をお届けします。お手持ちのスマートフォンに対応したVRアプリをインストールし、本体にセットするだけで、上下左右360度の全方向映像を存分に楽しむことができます。
さらに、VRコンテンツ再生中に周囲を見渡すと、頭の動きに合わせて視界が360度動き、まるでコンテンツの中にいるかのような臨場感を体験できます。また、本体上部のダイヤルで目幅を調整し、スマートフォンの機種に合わせて見やすい位置に設定することも可能です。
VRグラスは、歪みが少なく視野角が広い非球面光学レンズを採用し、クリアで没入感のある映像を提供します。さらに、簡単なセッティングで使用できるだけでなく、調節可能なヘッドバンドがしっかりとフィットし、ハンズフリーで利用できます。
快適性も考慮し、柔らかく通気性に優れたパンチングソフトレザー仕様のフェイスパッドを採用。さらに、スマートフォンを装着したままでイヤホンやヘッドホンの接続も可能です。
このVRグラスは、4.0~6.5インチのスマートフォンに対応しており、レンズのお手入れに便利なクリーニングクロスも付属しています。臨場感あふれるVR体験を手軽に楽しむための理想的なアイテムです!
エレコム VRG-S01BK
視野角 | – |
ピント調整 | なし |
メガネ対応 | 幅約142mmのメガネまで対応 ※形状により使用出来ない場合あり |
重さ | 約260g |
対応機器 | 4.7〜7.0インチ |
3方向ゴムバンド式のヘッドバンドと超ワイド目幅調節機能、ピント調節機能があります。スマートフォンを差し込むだけで簡単に装着でき、眼鏡を装着した状態でも使用可能です。
幅約142mm以内の眼鏡に対応していますが、大きさや形状によっては使用できない場合があります。
VR対応アプリをスマートフォンにインストールし、本体にセットするだけで、360度全方向の臨場感あふれる映像が楽しめます。
VRコンテンツ再生中に周囲を見渡すと、頭の動きに合わせて視界が360度動き、まるで自分がコンテンツの中にいるかのような仮想体験が楽しめます。
また、柔らかく通気性に優れたパンチングソフトレザー仕様のフェイスパッドが採用されており、4.7〜7.0インチの幅広いサイズのスマートフォンに対応しています。
製品は、自社環境認定基準を1つ以上満たし、『THINK ECOLOGY』マークを表示しています。
Meta Quest 2
視野角 | – |
ピント調整 | – |
メガネ対応 | – |
重さ | 503g |
対応機器 | – |
MetaQuestアプリを利用したスマートフォンのVR体験についてご紹介します。Meta Quest 2は、一度だけセットアップしておけば、思い立ったらすぐにVR体験が可能です。
MetaQuest 2 ライブラリは、400以上のタイトルがあり、あらゆる楽しみと発見をもたらしてくれます。Quest 2 限定の大ヒット作品も含まれているので、驚きの体験が可能です。
Meta Quest 2は、超高速プロセッサと高解像度のディスプレイを備えています。どんなに広大な銀河を渡っているときでも、魔法の世界を冒険しているときでも、細部まで鮮明かつ快適に見ることができます。
Quest旧機種に比べ、Meta Quest 2のピクセル数は50%増加しており、驚きのディスプレイで細部を見逃しません。また、高解像度で動き回っていても、立っていても、常に集中できます。
Meta Quest 2のTouchコントローラーは、VRでのプレイを思いのままにすることができます。使い勝手がよく直感的な設計で、手や身体の動きがダイレクトにVRに反映されます。
また、ユーザーの動きに対応する3Dオーディオで、まるで映画館にいるかのような臨場感を体験できます。
内蔵スピーカーで没入感あふれる音を楽しむのもよし、3.5mmオーディオ用端子を使ってお気に入りのヘッドフォンで楽しむこともできます。
おすすめのVRゴーグル5選【2023年】まとめ
VRゴーグルは、自分の予算や目的に応じて様々な選択肢があります。
VRゴーグルを購入する前に、これらのポイントを参考にして、自分に最適なVRゴーグルを見つけましょう。
VRゴーグルは、映像や音響によって没入感ある体験を可能にする、注目のデバイスです。
初めて購入する方から上級者向けのものまで、様々なタイプがありますが、本記事では、それぞれの特徴を紹介しながら、おすすめのVRゴーグルをピックアップしました。
自分に合った機種のVRゴーグルを選ぶことで、臨場感あふれる仮想空間をより快適に楽しめます。
今回は、VRゴーグルのおすすめモデル、についてお送りしました。ご参考になれば幸いです。