ヴァン・ヘイレンは、1970年代から1980年代にかけて活躍したアメリカのロックバンドです。エディ・ヴァン・ヘイレンの卓越したギターテクニックや、デイヴィッド・リー・ロスやサミー・ヘイガーといったカリスマ的なボーカリストの存在が特徴です。
ヴァン・ヘイレンの音楽は、ハードロック、ヘヴィメタル、ポップロックなど様々なジャンルに影響を与えました。今回は、ヴァン・ヘイレンのおすすめアルバム10選を紹介します。
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ヴァン・ヘイレンのおすすめアルバム10選
ヴァン・ヘイレンのおすすめアルバム10選をご紹介致します。
Van Halen (1978)
デビューアルバムであり、ヴァン・ヘイレンの代表作のひとつです。エディの驚異的なギタープレイが全編に渡って聴くことができます。特に「エルプション」という曲では、ヴァン・ヘイレンの独自の奏法であるタッピングを披露しています。また、「ランニング・ウィズ・ザ・デビル」や「エイント・トーキング・バウト・ラブ」などの名曲も収録されています。
1984 (1984)
ヴァン・ヘイレンの最大の商業的成功を収めたアルバムです。シンセサイザーを多用したサウンドが特徴で、ポップな曲調とハードな演奏が絶妙に調和しています。全米1位を獲得した「ジャンプ」や、「パナマ」、「ホット・フォー・ティーチャー」などのヒット曲が収録されています。このアルバムがリリースされた後、デイヴィッド・リー・ロスが脱退しました。
5150 (1986)
サミー・ヘイガーが新たに加入した最初のアルバムです。ヴァン・ヘイレンの高音域とメロディアスな歌声が、バンドの音楽性を広げました。全米1位を獲得した「Why Can’t This Be Love」や、「Dreams」、「Love Walks In」などのポップな曲が多く収録されています。また、「Best of Both Worlds」や「Summer Nights」などのロックな曲もあります。
OU812 (1988)
サミー・ヘイガー在籍時の2枚目のアルバムです。前作よりもより多様な音楽性を見せています。ブルースやファンク、カントリーなどの要素を取り入れた曲もあります。全米1位を獲得した「When It’s Love」や、「Finish What Ya Started」、「Feels So Good」などのポップな曲が収録されています。また、「Black and Blue」や「Mine All Mine」などのロックな曲もあります。
For Unlawful Carnal Knowledge (1991)

サミー・ヘイガー在籍時の3枚目のアルバムです。
前作よりもより重厚でパワフルなサウンドに回帰しています。エディのギタープレイが際立っています。
全米1位を獲得した「Poundcake」や、「Right Now」、「Top of the World」などのヒット曲が収録されています。また、「Judgement Day」や「Runaround」などのロックな曲もあります。
Balance (1995)
サミー・ヘイガー在籍時の4枚目で最後のアルバムです。ヴァン・ヘイレンの音楽性のバランスがとれた作品です。ポップな曲とロックな曲が半々ぐらいに収録されています。全米1位を獲得した「Can’t Stop Lovin’ You」や、「Don’t Tell Me (What Love Can Do)」、「Not Enough」などのポップな曲が収録されています。また、「The Seventh Seal」や「Amsterdam」などのロックな曲もあります。
Van Halen III (1998)
エクストリームのゲイリー・シェローンが新たに加入した最初で最後のアルバムです。
ヴァン・ヘイレンの最も実験的な作品です。エディがピアノやキーボード、ベース、シタールなどを演奏しています。また、ヴァン・ヘイレンが初めてボーカルを担当した「How Many Say I」も収録されています。このアルバムは商業的には失敗しましたが、ファンからは評価されています。
A Different Kind of Truth (2012)

デイヴィッド・リー・ロスが復帰した最初で最後のアルバムです。エディの息子であるウルフギャング・ヴァン・ヘイレンが新たにベーシストとして加入しました。ヴァン・ヘイレンの初期のサウンドに回帰した作品です。エディのギタープレイが圧巻です。多くの曲がヴァン・ヘイレンの過去のデモや未発表曲を再録したものです。「Tattoo」や、「She’s the Woman」、「Stay Frosty」などの曲が収録されています。
Best of Volume I (1996)
ヴァン・ヘイレンの初めてのベストアルバムです。デイヴィッド・リー・ロス時代とサミー・ヘイガー時代の曲が半々ぐらいに収録されています。また、デイヴィッド・リー・ロスが復帰して新たに録音した「Me Wise Magic」と「Can’t Get This Stuff No More」という2曲も収録されています。これらの曲はヴァン・ヘイレンの最後のシングルとなりました。
The Best of Both Worlds (2004)
ヴァン・ヘイレンの2枚目のベストアルバムです。デイヴィッド・リー・ロス時代とサミー・ヘイガー時代の曲が半々ぐらいに収録されています。また、サミー・ヘイガーが復帰して新たに録音した「It’s About Time」と「Up for Breakfast」と「Learning to See」という3曲も収録されています。これらの曲はヴァン・ヘイレンの最後のオリジナル曲となりました。