キンクスといえば、1960年代から1970年代にかけて活躍したイギリスのロックバンドです。
キンクスはビートルズやストーンズと並んでブリティッシュ・インヴェイジョンの一翼を担い、多くの名曲を生み出しました。
キンクスの音楽は、社会風刺や風変わりなキャラクターを描いた歌詞、ポップでキャッチーなメロディ、ハードでエッジィなギターなど、多彩な要素が混ざり合っています。
キンクスのアルバムは、時代やスタイルによって大きく変化しているので、どれを聴けばいいか迷ってしまうかもしれません。
そこで、今回はキンクスのおすすめアルバム25選を紹介します。これらのアルバムを聴けば、キンクスの魅力を十分に味わえるはずです。
洋楽の歴史的名盤に詳しくなりたいという方は、『死ぬ前に聴くべき1001枚のアルバム』という書籍をチェックするのもおススメです。電子書籍版もあるので、かさばらず便利です。


「Amazon Music Unlimited」なら、3ヶ月無料で聴き放題をお試しできるのでオススメです!
- キンクスのおすすめアルバム25選
- The Kinks (1964)
- Face to Face (1966)
- Something Else by The Kinks (1967)
- The Kinks Are the Village Green Preservation Society (1968)
- Lola Versus Powerman and the Moneygoround, Part One (1970)
- 『カインダ・キンクス』 – Kinda Kinks (1965年)
- 『キンクダム』 – Kinkdom (1965年)
- 『キンク・コントラヴァーシー』 – The Kink Kontroversy (1965年)
- 『アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡』 – Arthur (Or the Decline and Fall of the British Empire) (1969年)
- 『パーシー』 – Percy (1971年)
- 『マスウェル・ヒルビリーズ』 – Muswell Hillbillies (1971年)
- 『この世はすべてショー・ビジネス』 – Everybody’s in Show-Biz (1972年)
- 『プリザヴェイション第一幕』 – Preservation: Act 1 (1973年)
- 『プリザヴェイション第二幕』 – Preservation: Act 2 (1974年)
- 『ソープ・オペラ』 – Soap Opera (1975年)
- 『不良少年のメロディ~愛の鞭への傾向と対策』 – Schoolboys in Disgrace (1976年)
- 『スリープウォーカー』 – Sleepwalker (1977年)
- 『ミスフィッツ』 – Misfits (1978年)
- 『ロウ・バジェット』 – Low Budget (1979年)
- 『ギヴ・ザ・ピープル・ホワット・ゼイ・ウォント』 – Give the People What They Want (1981年)
- 『ステイト・オヴ・コンフュージョン』 – State of Confusion (1983年)
- 『ワード・オブ・マウス』 – Word of Mouth (1984年)
- 『シンク・ヴィジュアル』 – Think Visual (1986年)
- 『UK ジャイヴ』 – UK Jive (1989年)
- 『フォビア』 – Phobia (1993年)
キンクスのおすすめアルバム25選
キンクスのおすすめアルバム25選をご紹介致します。
キンクスといえば、イギリスのロックバンドで、1960年代から1970年代にかけて活躍した伝説的なグループです。キンクスの音楽は、ロックンロール、ポップ、フォーク、サイケデリック、ハードロックなど様々なジャンルに影響を与えました。キンクスの作品は数多くありますが、今回はその中から私がおすすめする25枚のアルバムを紹介したいと思います。
The Kinks (1964)
キンクスのデビューアルバムです。このアルバムでは、キンクスの原点とも言えるガレージロックやR&Bの影響が強く感じられます。
特に「You Really Got Me」や「All Day and All of the Night」は、ディストーションをかけたギターリフが印象的なロックンロールの名曲です。
これらの曲は後のヘヴィメタルやパンクロックにも大きな影響を与えました。また、「Stop Your Sobbing」や「Got Love If You Want It」などのカバー曲も見逃せません。
Face to Face (1966)
キンクスが初めてオリジナル曲だけで構成されたアルバムです。このアルバムから、キンクスは社会風刺や人間観察に富んだ歌詞を書くようになりました。
例えば、「Dandy」はプレイボーイを皮肉った曲で、「A House in the Country」は裕福な暮らしに飽きた男の話です。
「Sunny Afternoon」は、税金や恋人に悩む男の不満を歌った曲で、キンクスの代表曲の一つです。このアルバムは、キンクスがポップセンスと批評精神を兼ね備えたバンドであることを証明した作品です。
Something Else by The Kinks (1967)
キンクスが最も多様な音楽性を見せたアルバムです。このアルバムでは、ロックだけでなく、フォーク、カントリー、ジャズなど様々なジャンルに挑戦しています。
また、レイ・デイヴィスだけでなく、弟のデイヴ・デイヴィスも作曲に参加しています。
「Waterloo Sunset」は、ロンドンの風景と人々を美しく描いた名曲で、「Death of a Clown」は、デイヴ・デイヴィスが歌うサーカス風の曲です。
「David Watts」は、学校の人気者に嫉妬する男の気持ちを歌った曲で、「David Watts」はThe Jamもカバーしています。
「Afternoon Tea」は、紅茶とお菓子を楽しむイギリスの伝統を歌った曲です。このアルバムは、キンクスの創造力と技巧が満載された傑作です。
The Kinks Are the Village Green Preservation Society (1968)
キンクスの最高傑作とも言われるコンセプトアルバムです。
このアルバムは、イギリスの田舎町や伝統文化をテーマにした曲が並びます。キンクスのリーダーであるレイ・デイヴィスは、当時のロックシーンに飽き足らず、自分の故郷や幼少期の思い出を歌ったと言われています。
このアルバムは、当初は商業的に失敗しましたが、後に評価が高まり、キンクスのファンや音楽評論家から絶賛されるようになりました。特に、「Village Green」や「Waterloo Sunset」、「Picture Book」などの曲は、キンクスの名曲として知られています。
Lola Versus Powerman and the Moneygoround, Part One (1970)
キンクスの8枚目のアルバムであり、音楽業界や社会問題を風刺した作品です。
このアルバムでは、レコード会社やマネージャー、弁護士などといった「パワーマン」と呼ばれる人々と、「ローラ」と呼ばれる若いミュージシャンたちとの対立が描かれます。
このアルバムに収録された「Lola」は、キンクスの代表曲の一つであり、トランスジェンダーの女性と恋に落ちた男性を歌った内容が話題となりました。他にも、「Apeman」や「Strangers」などの曲も人気があります。
『カインダ・キンクス』 – Kinda Kinks (1965年)
キンクスの2枚目のアルバムで、キンクスの初期の代表作です。このアルバムでは、キンクスの特徴であるギターのリフやボーカルのハーモニーが際立っています。また、社会風刺や人間ドラマを描いた歌詞も印象的です。代表曲は、「タイアード・オブ・ウェイティング・フォー・ユー」、「カム・オン・ナウ」、「サムシング・ベター・ビギニング」などです。
『キンクダム』 – Kinkdom (1965年)
キンクスの3枚目のアルバムで、アメリカでのみ発売されたものです。このアルバムでは、キンクスのロックンロール色が強調されています。エネルギッシュでパワフルなサウンドが聴きどころです。代表曲は、「オール・デイ・アンド・オール・オブ・ザ・ナイト」、「ウェル・リスペクテッド・マン」、「ウィー・ガッタ・ゲット・アウト・オブ・ディス・プレイス」などです。
『キンク・コントラヴァーシー』 – The Kink Kontroversy (1965年)
キンクスの4枚目のアルバムで、キンクスの転換期となった作品です。このアルバムでは、キンクスはロックンロールからより多様な音楽性へと進化しました。フォークやジャズ、ブルースなどの要素が取り入れられています。また、歌詞もより深みが増しています。代表曲は、「ティル・ジ・エンド・オブ・ザ・デイ」、「ホエア・ハヴ・オール・ザ・グッドタイムズ・ゴーン」、「デディケイテッド・フォロワー・オブ・ファッション」などです。
『アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡』 – Arthur (Or the Decline and Fall of the British Empire) (1969年)
キンクスの7枚目のアルバムで、キンクスの最高傑作とも言われるコンセプトアルバムです。このアルバムでは、第二次世界大戦後のイギリス社会を背景に、一人の男の人生を描きます。音楽的には、ロックやポップに加えて、オーケストラやコーラスなどが豊かに使われています。歌詞も非常に緻密で感動的です。代表曲は、「ビクトリア」、「シャングリラ」、「ブレインズワッシュド」などです。
『パーシー』 – Percy (1971年)
キンクスの9枚目のアルバムで、映画『パーシー』のサウンドトラックです。このアルバムでは、キンクスはユーモアとメロディーに溢れたポップな曲を提供しています。
映画のテーマである性転換に合わせて、男性と女性の役割や感情を歌っています。代表曲は、「ゴッドズ・チルドレン」、「ザ・ウェイ・ラヴ・ユースト・トゥ・ビー」、「アニマルズ・イン・ザ・ズー」などです。
『マスウェル・ヒルビリーズ』 – Muswell Hillbillies (1971年)
このアルバムは、キンクスのメンバーが育ったロンドン北部のマスウェル・ヒルという地域にちなんで名付けられました。このアルバムでは、都市化や近代化によるストレスや不安、そして伝統やアイデンティティの喪失といったテーマが歌われています。
音楽的には、ロックやポップに加えて、カントリーやフォーク、ブルースといったアメリカのルーツミュージックの影響が強く感じられます。特に「20世紀の男」や「アルコール」、「コンプリケイテッド・ライフ」などの曲は、キンクスらしい皮肉とユーモアが溢れています。
『この世はすべてショー・ビジネス』 – Everybody’s in Show-Biz (1972年)
このアルバムは、キンクスがアメリカで行ったツアーの様子を収録したライブ盤と、新曲を収録したスタジオ盤の2枚組です。このアルバムでは、ショー・ビジネスの裏側やロックスターの孤独と苦悩といったテーマが歌われています。音楽的には、前作に引き続きカントリーやフォークの要素が多く見られますが、より洗練されたサウンドになっています。特に「セルロイド・ヒーローズ」や「サッピィング・グローリー」、「トップ・オブ・ザ・ポップス」などの曲は、キンクスの名曲として知られています。
『プリザヴェイション第一幕』 – Preservation: Act 1 (1973年)
このアルバムは、キンクスが初めて挑戦したロック・オペラです。このアルバムでは、架空の国家ヴィレッジ・グリーンという場所を舞台に、政治や社会の変化に対する人々の反応や対立といったテーマが歌われています。
音楽的には、ロックやポップに加えて、ミュージカルやオペレッタといった劇場的な要素が多く見られます。特に「プリザヴェイション」や「モーニング・ソング」、「デイライト」などの曲は、物語の展開を効果的に表現しています。
『プリザヴェイション第二幕』 – Preservation: Act 2 (1974年)
このアルバムは、前作の続編となるロック・オペラです。このアルバムでは、前作で登場したキャラクターたちの運命や、ヴィレッジ・グリーンの未来といったテーマが歌われています。
音楽的には、前作よりもさらに壮大で複雑なサウンドになっています。特に「アナウンサー」や「ノーバディ・ギブズ」、「ミラー・オブ・ラヴ」などの曲は、物語のクライマックスを感動的に描いています。
『ソープ・オペラ』 – Soap Opera (1975年)
このアルバムは、キンクスが3作目となるロック・オペラです。このアルバムでは、ロックスターのスターリングという男が、平凡な会社員のノーマンという男と人生を入れ替えるというストーリーが歌われています。
音楽的には、ロックやポップに加えて、キャバレーやジャズといった華やかな要素が多く見られます。特に「エヴリバディズ・ア・スター」や「オーディナリー・ピープル」、「ユー・メイク・イット・オール・ワースワイル」などの曲は、スターリングとノーマンの対比を面白く表現しています。
『不良少年のメロディ~愛の鞭への傾向と対策』 – Schoolboys in Disgrace (1976年)
このアルバムはキンクスが1970年代に制作したコンセプト・アルバムの一つです。このアルバムは、前作『ソープ・オペラ』に登場したロックスターのノーマンというキャラクターの過去を描いたものです。ノーマンは学校でいじめられたり、先生に叱られたりする不良少年でしたが、音楽に救われていきます。このアルバムはキンクスのリーダーであるレイ・デイヴィスが自分自身の学生時代を反映させたものだと言われています。
このアルバムはキンクスが得意とするロックンロールやパブロックを中心に展開されます。曲によってはドゥーワップやブルースなども取り入れられています。特にオープニングの「Schooldays」やエンディングの「No More Looking Back」は感動的な名曲です。また、「Education」や「The First Time We Fall in Love」などはレイ・デイヴィスの歌声が素晴らしいです。このアルバムはキンクスの若々しさと情熱を感じられる一枚です。
『スリープウォーカー』 – Sleepwalker (1977年)
このアルバムはキンクスが新たなレコード会社に移籍してから初めてリリースしたアルバムです。このアルバムからキンクスはコンセプト・アルバムをやめて、よりシンプルでポップなサウンドに回帰しました。また、このアルバムからキンクスはアメリカでの人気を高めていきます。
このアルバムはタイトル通り、夢や現実との境界について歌ったものです。曲によってはレイ・デイヴィスが自分自身や家族についても歌っています。このアルバムはキャッチーなメロディと力強い演奏が印象的です。特にタイトル曲「Sleepwalker」や「Juke Box Music」、「Life on the Road」などはキンクスの代表曲として知られています。このアルバムはキンクスの新たなスタートを告げる一枚です。
『ミスフィッツ』 – Misfits (1978年)
このアルバムはキンクスが1970年代後半に制作したアルバムの一つです。このアルバムはキンクスが社会や自分自身に適合できないというテーマを歌ったものです。このアルバムはキンクスの音楽性の幅を広げたもので、ロックやポップに加えて、レゲエやディスコなども取り入れています。また、このアルバムはキーボードやシンセサイザーなどの電子楽器も多用しています。
このアルバムはキンクスの感性と技術が高いレベルで融合したものです。曲によってはレイ・デイヴィスが自分の家族や恋人についても歌っています。特に「Misfits」や「Rock ‘n’ Roll Fantasy」、「A Rock ‘n’ Roll Fantasy」などはキンクスの名曲として知られています。このアルバムはキンクスの個性と魅力を感じられる一枚です。
『ロウ・バジェット』 – Low Budget (1979年)
このアルバムはキンクスが1970年代末に制作したアルバムの一つです。このアルバムはキンクスが当時の世界情勢や経済状況について歌ったものです。このアルバムはキンクスがよりハードでヘヴィなサウンドに挑戦したもので、ギターを中心に展開されます。また、このアルバムはキンクスがアメリカで最も成功したアルバムとなりました。
このアルバムはキンクスが社会批評とユーモアを交えたものです。曲によってはレイ・デイヴィスが自分の生活や感情についても歌っています。特に「(Wish I Could Fly Like) Superman」や「Catch Me Now I’m Falling」、「Low Budget」などはキンクスの代表曲として知られています。このアルバムはキンクスのパワーと勢いを感じられる一枚です。
『ギヴ・ザ・ピープル・ホワット・ゼイ・ウォント』 – Give the People What They Want (1981年)
このアルバムはキンクスが1980年代初頭に制作したアルバムの一つです。このアルバムはキンクスがメディアや大衆文化について歌ったものです。このアルバムはキンクスが前作『ロウ・バジェット』で得た人気をさらに高めたもので、ロックやパワーポップを中心に展開されます。また、このアルバムはキンクスがMTVで多く放送されたことで知られています。
このアルバムはキンクスが皮肉と風刺を効かせたものです。曲によってはレイ・デイヴィスが自分の家族や友人についても歌っています。特に「Destroyer」や「Better Things」、「Come Dancing」などはキンクスの名曲として知られています。このアルバムはキンクスの才能と人気を感じられる一枚です。
『ステイト・オヴ・コンフュージョン』 – State of Confusion (1983年)
キンクスの17枚目のアルバムで、全米12位、全英26位を記録しました。このアルバムでは、キーボードやシンセサイザーなどの電子楽器を積極的に取り入れ、ポップで洗練されたサウンドを展開します。代表曲は、「カム・ダンシング」、「ドント・フォーゲット・トゥ・ダンス」、「ハート・オブ・ゴールド」などです。「カム・ダンシング」は全米6位、全英12位となり、キンクス最大のヒット曲となりました。この曲は、レイが子供の頃に姉が連れて行ってくれたダンスホールを懐かしく回想する内容で、ノスタルジックでキャッチーなメロディが印象的です。
『ワード・オブ・マウス』 – Word of Mouth (1984年)
キンクスの18枚目のアルバムで、全米57位、全英47位を記録しました。このアルバムでは、前作に引き続きシンセサイザーを多用し、ポップロックやニューウェーブに近いサウンドを作ります。しかし、同時に政治や社会への批判も込められており、キンクスらしい風刺も健在です。代表曲は、「ドゥー・イット・アゲイン」、「リヴィング・オン・ア・シン・ライン」、「ソルジャーズ・ウィーヴィング」などです。「ドゥー・イット・アゲイン」は全米41位となり、このアルバムからの唯一のシングルヒットとなりました。この曲は、人生に疲れた人々が自分を変えようとするが、結局同じことを繰り返すという皮肉な内容で、レイの歌声が迫力を感じさせます。
『シンク・ヴィジュアル』 – Think Visual (1986年)
キンクスの19枚目のアルバムで、全米81位、全英60位を記録しました。このアルバムでは、前作よりもロック色が強まり、ギターが前面に出たサウンドになります。また、テレビやビデオなどのメディアへの批判や皮肉も多く見られます。代表曲は、「ロックNロール・シティーズ」、「ロスト&ファウンド」、「ワーキング・アット・ザ・ファクトリー」などです。「ロックNロール・シティーズ」は、デイヴがリードボーカルをとり、アメリカの各都市を巡るツアーの様子を歌った曲です。この曲は、全英47位となり、このアルバムからの唯一のシングルヒットとなりました。
『UK ジャイヴ』 – UK Jive (1989年)
キンクスの20枚目のアルバムで、全米122位、全英54位を記録しました。このアルバムでは、キンクスのルーツであるロックンロールやリズムアンドブルースに回帰し、エネルギッシュでダイナミックなサウンドを聴かせます。また、イギリスの文化や社会に対する愛情や憂いも感じられます。代表曲は、「ハウ・ドゥ・アイ・ゲット・クロース」、「ダウン・オール・ザ・デイズ」、「UK ジャイヴ」などです。「ハウ・ドゥ・アイ・ゲット・クロース」は全米93位となり、このアルバムからの唯一のシングルヒットとなりました。この曲は、レイが恋に悩む男性の心情を切々と歌ったバラードです。
『フォビア』 – Phobia (1993年)
キンクスの21枚目にして最後のアルバムで、全米166位、全英46位を記録しました。
このアルバムでは、キンクスがこれまでに培ってきた音楽性を総括し、多彩なジャンルの曲を収録しました。
また、人間や社会に対する恐怖や不安もテーマになっており、キンクスらしいメッセージ性も強く出ています。
代表曲は、「オンリー・ア・ドリーム」、「スカッタード」、「ハットレッド」などです。「オンリー・ア・ドリーム」は、レイが自分の人生を夢だと思いたいと歌った曲です。
この曲は、全英35位となり、このアルバムからの唯一のシングルヒットとなりました。
以上が、キンクスのおすすめアルバム25選です。
キンクスは、長いキャリアの中で多くの名曲を生み出しましたが、いずれの期間の作品も見逃せません。キンクスの音楽に触れてみてください。