タイは東南アジアの人気観光地のひとつです。タイには美しい自然や豊かな文化、おいしい料理など、魅力的なものがたくさんあります。
しかし、タイに旅行するときには、シーズンによって気候や価格が大きく変わることを知っておく必要があります。タイのシーズンは大きく分けて3つあります。それぞれの特徴と、安く旅行するためのコツを紹介します。
タイ旅行の安いシーズン
乾季（11月～2月）
乾季はタイの最も快適な時期です。気温は高すぎず低すぎず、雨も少なく、空気も乾燥しています。
この時期はタイの各地でさまざまな祭りやイベントが開催されるので、文化的な体験もできます。例えば、11月にはロイクラトン祭りやランナー王国祭り、12月には王室誕生日やクリスマス、1月には新年やチャイナタウン祭り、2月には花祭りやバレンタインデーなどがあります。
しかし、乾季はタイ旅行のハイシーズンでもあります。そのため、航空券やホテルの価格が高くなりますし、観光地も混雑します。安く旅行するためには、以下のようなことに注意しましょう。
早めに予約する
乾季は需要が高いので、早めに予約することが大切です。特に年末年始や祝日は予約が埋まりやすいので、できるだけ数ヶ月前に計画を立てましょう。また、航空券やホテルの価格を比較するサイトやアプリを利用すると、お得な情報を見つけることができます。
平日やオフピークを狙う
週末や祝日は価格が高くなりますし、観光地も混み合います。そのため、平日やオフピークの時期を狙うことがおすすめです。例えば、11月の前半や2月の後半は比較的空いていますし、12月の第一週や1月の第二週も狙い目です。
現地で交渉する
タイでは現地で交渉することができる場合が多いです。特にホテルやツアーなどは、直接現地の業者と話すと値引きしてくれることがあります。ただし、交渉するときには礼儀正しく丁寧に話すことが大切です。また、あまり安くしすぎると品質が落ちる可能性もあるので、適正な価格を知っておくことも重要です。
雨季（6月～10月）
雨季はタイの最も暑い時期です。気温は30度以上になりますし、湿度も高くなります。また、毎日のように激しい雨が降ります。雨季はタイ旅行のオフシーズンなので、航空券やホテルの価格が安くなりますし、観光地も空いています。しかし、雨季には以下のようなデメリットもあります。
交通や観光に影響が出る
雨季の雨は突然降り始めますし、長時間続きます。そのため、交通機関に遅延が発生したり、道路が冠水したりすることがあります。また、観光地も雨で見えなくなったり、閉鎖されたりすることがあります。特に、海岸や島などの海の観光地は、波が高くなったり、船が運航しなくなったりすることが多いです。
体調を崩しやすい
雨季の気温や湿度は体に負担をかけますし、雨で冷えたり、汗で蒸れたりすることもあります。そのため、体調を崩しやすくなります。特に、食中毒や感染症などに注意する必要があります。また、蚊やダニなどの虫も多くなるので、刺されないように対策をしましょう。
雨季にタイ旅行を楽しむためには、以下のようなことを心がけましょう。
防水や防寒の準備をする
雨季には必ず傘やレインコートを持っていきましょう。また、室内はエアコンが効いていることが多いので、カーディガンやストールなどを持っていくと便利です。さらに、靴やバッグも濡れてしまう可能性があるので、防水のものを選ぶか、予備を持っていくと良いです。
屋内の観光地を探す
雨季には屋外の観光地よりも屋内の観光地を優先しましょう。例えば、タイには美しい仏教寺院や博物館などがたくさんあります。また、スパやマッサージなどのリラクゼーションもおすすめです。さらに、ショッピングモールやナイトマーケットなども楽しめます。
旅行保険に加入する
雨季には体調を崩したり、交通事故に巻き込まれたりするリスクが高まります。そのため、旅行保険に加入することが大切です。旅行保険は事前にインターネットで申し込むことができますし、現地でも空港やホテルで加入することができます。旅行保険には医療費や救援費用などが補償されるので、安心して旅行することができます。
涼季（3月～5月）
涼季はタイの最も暑く乾燥した時期です。気温は35度以上になりますし、日差しも強くなります。
この時期はタイの北部や東北部では燃えさし（焼畑農業）が行われるので、空気汚染もひどくなります。