スリランカは南アジアに位置する島国で、熱帯気候に属します。一年中暑く、雨季と乾季があります。スリランカの服装は、気候や文化に合わせて選ぶ必要があります。
この記事では、スリランカ旅行の服装について、ポイントをご紹介します。
スリランカ旅行の服装
スリランカは熱帯気候で一年中暑いですが、季節によって雨量や湿度が異なります。そのため、服装も季節に合わせて工夫する必要があります。この記事では、スリランカの気候と季節、そしてそれぞれの季節におすすめの服装を紹介します。
スリランカの気候と季節
スリランカはインド洋に浮かぶ島国で、赤道に近い位置にあります。そのため、一年中高温多湿で日差しが強いです。平均気温は25~30度程度で、最高気温は35度以上になることもあります。また、海抜が高い山岳地帯では気温が低くなります。例えば、首都コロンボの平均気温は27度ですが、中央高地のヌワラエリヤでは15度です。
スリランカの季節は主に2つに分けられます。乾季と雨季です。しかし、スリランカは島国であるため、風向きや地域によって雨季の時期が異なります。一般的には、南西モンスーンと北東モンスーンの影響を受けています。南西モンスーンは5月から9月にかけて吹き、島の南西部に雨をもたらします。北東モンスーンは10月から1月にかけて吹き、島の北東部に雨をもたらします。そのため、スリランカでは南西部と北東部で雨季の時期が逆転しています。
乾季(12月~3月)の服装
乾季はスリランカで最も旅行に適した時期です。特に12月から2月は雨が少なく、気温も過ごしやすいです。この時期は島全体で晴れる日が多く、ビーチや観光地を楽しむことができます。ただし、日差しは強いので、日焼け止めや帽子、サングラスなどの日よけ対策は必須です。
乾季の服装は薄手で涼しいものがおすすめです。綿や麻などの天然素材やポリエステルなどの速乾性の高い素材が良いでしょう。色は白や淡色が暑さを和らげます。Tシャツやシャツ、ショートパンツやスカートなどが基本ですが、冷房の効いた場所では長袖やカーディガンなどを羽織ると良いです。また、山岳地帯では気温が低くなるので、パーカーやセーターなどの暖かい服も持って行くと安心です。
雨季(4月~11月)の服装
雨季はスリランカで最も雨が多い時期です。特に5月から9月は南西モンスーンの影響で島の南西部が激しい雨に見舞われます。10月から1月は北東モンスーンの影響で島の北東部が激しい雨に見舞われます。この時期は雨が降ると気温が下がり、湿度が上がります。そのため、服装も雨対策と暑さ対策を両立させる必要があります。
雨季の服装は速乾性の高いものや撥水性の高いものがおすすめです。綿や麻などの天然素材は濡れると乾きにくく、不快になりやすいです。ポリエステルやナイロンなどの合成素材は濡れても乾きやすく、汗を吸収してくれます。色は白や淡色が暑さを和らげますが、汚れやすいので注意が必要です。Tシャツやシャツ、ショートパンツやスカートなどが基本ですが、雨具としてレインコートや傘などを持って行くと良いです。また、山岳地帯では気温が低くなるので、パーカーやセーターなどの暖かい服も持って行くと安心です。
スリランカ旅行の服装は季節に合わせて工夫する必要があります。一年中高温多湿で日差しが強いので、薄手で涼しい服を選ぶことが大切です。また、雨季は雨具や速乾性の高い服を持って行くことがおすすめです。スリランカは美しい自然や文化に溢れた国です。快適な服装で旅行を楽しみましょう。
気温と湿度に応じた服装
スリランカの平均気温は25~30度程度ですが、標高の高い山岳地帯では10度以下になることもあります。また、湿度は高く、汗をかきやすいです。そのため、スリランカ旅行の服装は、以下のようなポイントを押さえると良いでしょう。
- 薄手で通気性の良い素材の服を選ぶ。コットンやリネンなどがおすすめです。
- 日差しや虫刺されを防ぐために、長袖や長ズボンを持っていく。特に山岳地帯では寒さ対策も必要です。
- 色は明るめのものを選ぶ。暗い色は熱を吸収しやすく、汚れも目立ちやすいです。
- 帽子やサングラス、日焼け止めなどの日焼け対策をする。スリランカは赤道に近いため、紫外線が強いです。

宗教と文化に配慮した服装
スリランカの人口の約70%は仏教徒で、仏教寺院や遺跡などの観光スポットが多くあります。また、イスラム教徒やヒンドゥー教徒などもいます。宗教や文化に敬意を表するために、スリランカ旅行の服装は、以下のようなポイントを押さえると良いでしょう。
- 肩やひざを露出しない服装をする。特に女性は、胸元や背中も隠すようにしましょう。
- 寺院や遺跡などでは靴を脱ぐ必要がある場合が多いので、脱ぎ履きしやすい靴を選ぶ。サンダルやスリッパなどがおすすめです。
- 白色は仏教では喪服として着用される色なので、白一色の服装は避ける。他にも赤色は危険を示す色や血を連想させる色として好まれない場合があるので注意しましょう。
- 現地の人々と交流する際には、挨拶やお礼などの言葉を覚えておくと好印象を与えられます。スリランカではシンハラ語とタミル語が公用語ですが、英語も広く通じます。
アクティビティに合わせた服装
スリランカは自然豊かな国で、野生動物観察やトレッキングなどのアクティビティが楽しめます。また、海岸線も美しく、ビーチやサーフィンなどのマリンスポーツも人気です。スリランカ旅行の服装は、アクティビティに合わせて以下のようなポイントを押さえると良いでしょう。
- 野生動物観察やトレッキングなどでは、動きやすく汚れにくい服装をする。迷彩柄やカーキ色などの自然に溶け込む色がおすすめです。
- ビーチやサーフィンなどでは、水着やラッシュガードなどを持っていく。ただし、水着はビーチやプールなどの限られた場所でしか着用できません。公共の場では肌の露出を控えるようにしましょう。
- 雨季には雨具や防水バッグなどを持っていく。雨季は地域によって時期が異なりますが、一般的には5月から9月と10月から1月が雨季です。
- 現地で服を買うこともできます。スリランカでは綿や絹などの天然素材の服が安く売られています。また、現地の民族衣装であるサリーやルンギーなどもお土産として人気です。
以上、スリランカ旅行の服装について紹介しました。スリランカは多様な文化や自然が魅力的な国です。旅行の際には、服装に気を付けて快適に楽しみましょう。
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