パキスタンはアジアの南西部に位置するイスラム共和国です。パキスタンには豊かな自然や歴史的な遺跡、多様な文化や食べ物があります。しかし、パキスタン旅行には危険も伴います。パキスタンはテロや暴動、治安の悪化などの社会的な問題に直面しており、外務省は渡航に対して特別警報を発令しています。また、パキスタンは新型コロナウイルスの感染拡大にも苦しんでおり、入国制限や検疫措置が厳しくなっています。この記事では、パキスタン旅行の危険性について詳しく解説します。
パキスタン旅行は危険?
テロや暴動のリスク
パキスタンでは、宗教的な対立や政治的な不安定さから、テロや暴動が頻発しています。特に、インドとの国境付近やバローチスターン州、カイバル・パクトゥンクワ州、シンド州などの地域では、自爆テロや銃撃戦、爆弾攻撃などが起こりやすく、外国人も巻き込まれる可能性が高いです。また、政府や軍事施設、宗教施設、学校、商業施設、公共交通機関などが狙われることもあります。テロや暴動の発生時には、インターネットや電話などの通信手段が遮断されることもあります。パキスタン旅行者は、常に最新の情報を入手し、治安の悪い地域や混雑した場所を避けるようにしましょう。
治安の悪化
パキスタンでは、治安の悪化も深刻な問題です。パキスタンでは、強盗や窃盗、誘拐、暴力事件などが多発しており、外国人も狙われることがあります。特に、夜間や早朝の移動は危険です。また、パキスタンでは銃器の所持率が高く、紛争や抗議活動などで発砲されることもあります。パキスタン旅行者は、貴重品や現金を持ち歩かないようにしましょう。また、現地の友人やガイドなどの信頼できる人と一緒に移動することが望ましいです。
新型コロナウイルスの感染拡大
パキスタンでは、新型コロナウイルスの感染拡大も深刻な問題です。パキスタンでは、2020年2月から感染者が確認されて以来、感染者数や死者数が増加しています。2021年9月時点での累計感染者数は約120万人であり、世界で28番目に多いです。また、ワクチン接種率も低く、2021年9月時点で全人口の約10%しか接種されていません。パキスタン政府は、入国制限や検疫措置、ロックダウンや夜間外出禁止などの対策を実施していますが、効果は限定的です。パキスタン旅行者は、感染予防のためにマスクの着用や手洗い、ソーシャルディスタンスの確保などを徹底しましょう。また、パキスタンへの渡航前には、最新の入国規制や検疫要件などを確認することが必要です。
海外旅行の持ち物をこれから準備されるという方は、以下の記事もオススメです。