はい、どうもー! 原文パパです(≧∇≦)/
今回は、音楽業界の今後の予想と課題、についてです。
ミュージシャンはどう音楽活動すべきか?について考えます。
米津玄師とレペゼン地球の登場を当てることができなかった僕ですが、6年ぶりに今後の音楽業界がどうなるのかを予想したいと思います。
基本的には、日本の音楽業界について書きます(海外の事は分からないためです(汗) )。
クリエイター視点で書いていますが、音楽業界で働きたい人の参考になるかも?と思い、音楽業界という言葉を用いています。
あくまで僕個人の意見ですので、鵜呑みにしないようご注意下さい。責任は一切負いかねます。
ちなみに、「!?」マークを付けると面白くないので、一部を除き、断言しまくってみました。
今回の記事は、次のような方にオススメです!
- これからの音楽業界について知りたい!
※MVは権利の関係上、外部リンクとしています。
ちなみに、予想が外れたらどうするんだ!についてですが、「僕が予想を発表したから、外れた」ということにして下さい!(笑)
とはいえ、僕は影響力はないので、単純に外れたということになります!爆
ホリエモンこと、堀江貴文さんが考える、これからの売れる曲は、売れる曲の作り方をご覧下さい。音楽関係者のかたは絶対に知っておいた方が良いです。
音楽業界の今後の課題について
音楽業界の今後の課題について、あれこれ考えてみました。
ストリーミング配信時代に失われたものをどう補完するか?
音楽の聴き方はかなり変化したような気がします。具体的に解説します。
ストリーミング配信時代に失われたもの
ストリーミング配信とダウンロード配信全盛の時代となり、音楽はレコードやCDの時代から大きく変わったと思います。
音楽の聴き方の変化により、失われたものもあります。
その中で失われたものも沢山あると思います。例えば、次のようなものがあります。
<ストリーミング配信時代に失われたもの>
- 裏ジャケット
- ブックレット(解説書、歌詞カード)
- 手触り
- キッスのアルバム『ラブ・ガン』に付いていたような銃のクラフトペーパー
- レコードの重量盤のような重量感
物理的な”物”はそのほとんどが消えてしまったように思います。
個人的には、表ジャケットを見たあとに、裏ジャケットはどうなっているのだろう?というワクワク感が無くなってしまったのは残念です。
表ジャケットをクリックすることで、裏ジャケットが表示されるという仕組みがあっても良い気がしますけどね(^^)
裏ジャケットではないですが、ローリング・ストーンズのアルバム『スティッキー・フィンガーズ』の表ジャケットのあとの、ブリーフ写真は強烈なインパクトがありました!
さすが、アンディ・ウォーホル !!
また、ラズベリーズというアメリカのバンドは、ラズベリーの香りのするレコードを出していましたが、ストリーミング配信ではそういう、香りを楽しむ音楽を販売することもできなくなってしまいました。
今のストリーミング配信時代に残ったもの
逆に、今のストリーミング配信時代に残ったものは、次の通りです(あくまで個人の見解です)。
<ストリーミング配信時代に残ったもの>
- 表ジャケット
- 曲のタイトル
ジェネシスのアルバム『幻惑のブロードウェイ』のような、短編小説がアルバムに付いていて、それが音楽とリンクしているような、プログレッシブ・ロックが好きな自分にとって、悪く言えば寂しい時代になってしまったようにも思います。
(とは言え、なんらかの手段を用いれば、現代でも可能な気もしますが、僕は凡人なので思いつきません(汗))
映像と音楽の親和性は、顕著に高くなった気がする
失われた物を補う何かが必要なのではないかと考えています。それが音楽業界の課題の一つのような気がします。
音楽と映像の親和性がさらに高まると僕は思っています。ポジティブな面を言えば、映像と音楽の親和性が顕著に高くなってきた時代のような気がします。
例えば、サカナクションのアルクアラウンドは、映像と歌詞がリンクしています(2010年リリースの曲です)。
YouTubeでMVを観る:サカナクション「アルクアラウンド」
また、岡崎体育さんの曲は、良い意味で映像ありきのような気が個人的にしています。
そういう、映像ありきな曲を作ることができるようになったことも、近年の曲の特長の一つかもしれません。
もともとPVは、ビートルズが、スタジオで演奏するのが面倒だからという理由で、代わりにPVを流すことをしたのが始まりとされています。
その後は、マイケル・ジャクソンの「スリラー」のように、ショートムービーを見ているかのような手の込んだ作品が沢山が出てきたりもしました。
YouTubeでMVを観る:マイケル・ジャクソン「スリラー」
(脱線すると、スリラーのPVの製作費は1億1500万~1億2000万円だったようです。)
近年では動画サイトの登場と普及によって、爆発的に映像作品が増えたように思います。YouTubeでのミュージックビデオが、昔の裏ジャケットの代わりになってきているように感じます。
そんな中で、CDやレコード時代に失われた数々の物理的要素の代わりとして、映像作品に力を入れるアーティストが増えてきたのかなとも思います。
ストリーミング配信時代における、ジェネシスの『幻惑のブロードウェイ』のような作品が出てくることを期待しつつ、今日もYouTubeを観ることとします。
今後の音楽業界で起こりそうなことを予想
今後の音楽業界で起こると思うことを大胆予想してみました。
いつの話をしているの?となるかと思いますので、2025年と想定しています。
めちゃくちゃあれこれ考えました!長くなるので、以下の2つに分けて解説します。
- オフライン市場(ライブ、フェス、他)
- オンライン上での戦略(個人アーティスト)
オフライン市場(ライブ、フェス、他)について
オフライン市場(ライブ、フェス、他)についてです。
収益化の方法に関する予想
・パイの小さな市場では、ストリーミング配信やYouTubeの広告収入で、儲けを出すことは難しい。プリンスは、Spotifyからは配信したが、単価の低そうなサービスでの配信を断った。
→オンラインは無料で集客し、ライブ等のオフラインで儲けを出すアーティスト続出すると予想する。つまり、『フリー』のオンラインは広告、オフラインで、費用回収という考えは、2009年からずっと続いているわけだが、それが2025年でも続くと予想する。
但し、オフラインでの音楽活動は、フロー収入であり、ストック収入化できない。やってもやっても資産が積みあがっていかないので、クリエイターは、オンライン上で資産を構築し、フロー収入→ストック収入化することが求められるのではないかと思っている。そのバランス関係が2019年現在でも不安定なように見え、今後どうなっていくのかが分からないので、言及は控える。
最も良いのは、音楽を教える講師であり、DTMのソフトを売るメーカーなのかもしれない。
また、死ぬ気で曲を作り、コンペで受賞し、それを権威化して、音楽講師をするという流れの方が、食っていけるのではと思っていたりする(あれ、何の話してんだっけ(^^;汗 )。
集客を考えるなら都会の強さは変わらない
・オフラインでライブ中心となる場合、見込み客が沢山いる場所でなければならないので、結局都会を中心に音楽は流行る。
ご当地ソング
・ご当地感を出すことで親近感を得てもらいやすくなるため、ご当地を売りにするアーティストは今と変わらないくらいいると予想する。なぜ数字が変わらないのかというと、マイナーな地名で集客するのは5G時代になっているとはいえ、意味があまりなく、難しいと予想するため。
「東京」や「湘南」、「青山」、「原宿」、「下北」、「博多」など、地域名が入った音楽が次々と誕生すると思うが、地方都市で人口の少ない地名は使われないと予想する。
DTMの発展
・DTMにより、スタジオ代、練習代がカットできるので、多作するアーティストはさらに増えると予想する。
人には真似できないコードを弾いても、オフラインのライブでその魅力をどう伝えるかが課題である点は今と変わらないと予想する。
演奏を切り捨てて、歌とダンスに徹する、DTMが出来る地下アイドル的な歌手が出てくると予想する。
そういう意味で、テクノ+ダンス+女性グループというスタイルは相性が良く、急増すると予想する(口パクか否かというのは、問題ではない。)
ライブやフェスイベントの発展
・生楽器は予算の都合上厳しいと見ているが、生ベースの音や体に響く音を売りにしたライブやフェスは増えていくと予想する。また、触覚、味覚、嗅覚を売りにしたライブやフェスが出てくると予想する。さらに、ライブ限定の曲や名物コーナーが2019年よりも増えると予想する。
オロナインのCMのテイストの宣伝が増えるはずと、僕は推測しています。
オロナインは、外で活動してくれる人が減ってしまうと、売り上げが減ってしまうので、旅行に絡めたCMをうっているわけですね。
・フェスに行く動機付けとして、ゼクシィ婚活とのタイアップ企画が起こると予想する。双方向性を実現させるためでもある。
・ライヴでスモークをたくバンドやグループが増える。客のカメラのピントが合わないようにするため。
また、ライヴの宣伝のためにあえて撮影オーケーのライヴも増えると予想する。
人口減少の打撃はまだ影響が出ないと予想
・人口減少の打撃は、海外アーティストが日本でライブをしなくなるというところにも波及する。ただ、2025年にどれくらい影響が出ているかが読めないので、言及は控えます。
海賊版を認め、拡散を狙う戦略の普及
・アメリカのロックバンド、グレイトフル・デッド (Grateful Dead) のように、ライブでの録音を許可、つまり海賊版を公式に認めるのも一種の戦略になるのではないかと個人的には思っている。
余談ですが、グレイトフル・デッドのアルバム『アメリカン・ビューティー(American Beauty)』が、グレイトフル・デッドの中で最高傑作と言われています。
オンライン上での戦略(個人アーティスト)
個人アーティストの、オンライン上での戦略について考えてみました。
個人アーティストは個人のプラットフォームを育てるべき!?
・個人アーティストは、YouTubeのような、自分達のプラットフォームを育てる必要あり(レペゼン地球のイメージ)。宣伝という権力を個人が手に入れなければ、無名のアーティスト的には厳しい。
ストリーミング配信時代では、曲の長さは短くなる(あくまでオンラインのみ)
・曲の長さは短くなっていく。イントロの長さは短くなっていく。
ストリーミング配信が収益モデルとしての中心になったら何が起きるかというと、色々なことが起きるでしょう。
一番大きく変わると思うのは、曲の長さです。
曲の長さは極端に短くなると思います。多くの配信サービスサイトでは、30秒以上再生された場合、1回分の収入が発生する仕組みになっていることから、曲が長くても短くても、一回に入ってくる収入は同じなわけです。
それならば曲は短い方が複数回再生される可能性が高くなります。
つまり、今までは2番まで曲が続くのが当たり前でしたが、将来は1番だけになるかもしれません。
そう考えると、プログレッシブ・ロックとストリーミング配信との親和性は良くないとも思うため、70年代のようなプログレッシブ・ロックは今後誕生しづらくなるのかもしれません。個人的にはとても残念です。
ストリーミング配信時代では、イントロの長さは短くなる(あくまでオンラインのみ)
2つ目の大きく変わると思う点は、イントロが短くなるであろう、ということです。
すぐに飽きられて、フリックで次の曲へ飛ばれるとお金にならないため、すぐに導入に入る必要があると思います。
なので、もしかすると、サビから始まる曲が増えるとも言えるかもしれません。
但し、30秒までは滞在してもらう必要があるため、サウンドには目新しさや印象に残るものでもなくてはならないでしょう。
そのため、個性的なサウンドが増えることは間違いないでしょう。ありとあらゆる方法はやり尽くされているため、どんなサウンドが定番になるかは断定できません(汗)
ここ30年で音楽のサウンドがどう変化したかは以下のサイトにも記載されているので、興味がありましたらご覧下さい。
参考サイト:音楽ストリーミングがもたらした、全米ヒット曲の「7つの変化」:研究結果
→その反動で、10分を超えるようなプログレッシブ・ロックが作られるとインパクトがあるが、リスクの方が大きいと感じるので、10分を超えるような曲は、トップチャート100の中において、1曲もないと予想する。
Genesisの「The Musical Box」という曲は、10分を超える大作です。ボーカルのピーター・ガブリエルの様々な歌い方を楽しむことができる曲です。なぜ、様々な歌い方を楽しめるかというと、この「The Musical Box」という曲が、おとぎ話だからです。
10分を超える大作を作るのは、採算度外視になる可能性はありますが、その分、うまくいけば、衝撃的な曲を作ることができそうです。
YouTubeでMVを観る:Genesis「The Musical Box」
<追記>
30秒のような短い曲は、ストリーミング配信ができないようになってきているようです。短い曲を作っても、ストリーミング配信ができない可能性もあるので、注意しましょう。
アーティスト同士の結託が起こる
・自力でプラットフォームを育てることが難しいアーティストも多分出てくるので、同人アーティストが結託して、プラットフォームを作り上げるムーブメントが起きるのではないかと予想する。つまり、レコード会社の新曲発表チャンネルみたいなイメージ。
ブログで言う、ドメインパワーが高いYouTubeチャンネルが売り出されている世界になっている可能性も高いので、それを買うアーティストも何人か出てくると予想する。
但し、どう管理するかや儲かった利益をどう分配するかで揉める可能性もあるので、うまく決めておく必要あり。
グループよりも個人のアーティストが増える!?
・グループの場合、交代で日常動画を撮ってYouTubeのようなプラットフォームにアップすれば、露出率が×メンバー分となるので良い(グループの人気も同じ)。但し、得られる収入は÷メンバー分となるので、結局一人でやろうというアーティストが多いと予想する(ジャニーズは別)。
・曲よりも、曲が生まれた背景や、メンバーの人間ドラマが重要になっていると思うので(今もかもだが)、『ASAYAN』のモー娘。や、『電波少年』のサムシングエルスのような、無茶なチャレンジ企画をYouTubeでやりながら曲を披露するアーティストが何組か現れると予想する(これもまさにレペゼン地球なのだが、もう少し芸術よりのアーティストが出てきてほしい)。
ホームビデオ戦略が起こる
・SEOに強い動画を100本上げなければ、プラットフォームが強くなっていかないので、もともとSEOに強くない曲だけをアップする場合、集客するのは難しい。そのため、日常生活を切り取った動画をメインにしてその合間に曲をアップする戦略が主流になると思う(つまり、これもレペゼン地球のやり方と同じ)。
ガブリエル・アプリンという女性アーティストはクッキング動画をYouTubeにアップしており、これは今後普及するのではないかと思う。クッキング動画は古くなりにくい動画であるため。
冒頭で、「オフラインでの音楽活動は、フロー収入であり、ストック収入化できない。やってもやっても資産が積みあがっていかないので、クリエイターは、オンライン上で資産を構築し、フロー収入→ストック収入化することが求められるのではないかと思っている。」と述べた。
オンライン上にコンテンツを積み上げて、広告収入を積み上げられるようになっていき、その間にオフライン上でライブをしたりするのが理想的。
ちなみに、テレビにおけるホームビデオの文化は、『ごきげんテレビ』の第1回目の「おもしろビデオコーナー」というコーナーにて、志村けんさんが番組でビデオカメラを視聴者に貸し出したことが始まりとされているようです。
なので、志村けんさんがホームビデオの文化を作ったとも言えそうです。このコーナーのフォーマットは、海外にも輸出されており、アメリカ版にあたる番組『アメリカズ・ファニエスト・ホームビデオ』は、1989年から放送が開始されています。この番組はYouTubeの構想にも影響を与えたっぽいので、志村けんさんはとてつもなく凄いなと思いました!
10代のうちから資産を築いているアーティストは強いと予想
・(YouTubeが2025年にもあると仮定して)中学生辺りからYouTubeチャンネルをずっと育てていけば、20歳を超える頃には、かなりSEOに強いチャンネルに育っているはず。YouTuberで近いのは、「すしラーメンりく君」。親がチャンネルをコントロールして、何を見せて何を見せないかの戦略をしっかりと立てれば、ファンが多いチャンネルになると予想する。
バズるMVが求められる時代になる
・バズるMVがより求められる時代になるかと思う(今もだけど)。音だけよりも映像+音の方が情報量も多いため、伝えやすい。岡崎体育さんの「MUSIC VIDEO」のような、バズるMVを出すアーティストが強いのではと思っている。
YouTubeで観る:岡崎体育「MUSIC VIDEO」
インターネットはビデオスターを殺したか!?
バグルスの曲に「ラジオ・スターの悲劇」と言う曲があります。「ビデオはラジオスターを殺した」という歌詞の曲です。
今や、インターネットがビデオスターを殺す時代となったのではないかと思います。
レコード、ラジオ、TVの時代から、インターネットの時代へと時代がシフトしていっているように思います。
インターネットの普及によって、さらに個々の趣味が多様化し、他ジャンル化していき細かく分散されていると思います。
かつては、アイドルやスーパースターの人数は限られていたように思いますが、インターネットという媒体の登場で、チャネルの数が増え、さらに、個人レベルでメディアを持つ事ができるようになりました。それによって、アイドルやスーパースターの人数の上限が無くなりつつある時代に突入してきたように思います。
一人のミュージシャンに対する世間の注目度は下がってきているのか?
かつては、「巨人・大鵬・卵焼き」という世間を表す言葉がありましたが、2019年の時点で、世間を3つの言葉で表すことはもはやできないかもしれません。
巨人の試合を観ている人ももちろんいれば、地下アイドルの公演を見ている人もいますし、同人音楽を聴いている人も居ることでしょう。
相撲が好きな人もいれば、クリケットが好きな人も居ます。
卵焼きよりも、サニーサイドエッグ(アメリカの目玉焼きの言い方)が好きな人も居ると思います。
だからこそ、個人の時代と言われるのかなと思っています。
音楽に関して言えば、歌を歌って、命を狙われるような歌手が昔はいましたが、今はそういった歌手は少なくなってきたのではないでしょうか(数値で表すことができないので感覚的な話ですが)。
それはメディアの影響力が、以前よりも落ちてきたというのも理由の一つとしてあるのではないのかと思います。スターが生まれにくくなっているのではないかとも思います。
僕は、一人に対する注目度が下がってきている時代になったのではないかと推測しています。(もちろん、凄い人は沢山いますので、一概に決めつけることはできません)
双方向性について
・曲は毎年増えていくので、後発のアーティストは、その事実だけでも、ライバルが多いと言え、大変。既存の作品との差は、ライブ感と双方向性かと思う。
アーティストは、今YouTuberがやっているような、コメントにいいねを押したり、ライブ配信でQ&Aをする等の草の根活動が必要になると予想する(育てたYouTubeチャンネルの深夜の時間帯を別の人に貸し出す商売も出てくると予想する。レンタル会議室の商売のイメージ)。
オーディオブックがブームになる!?
・日本は鉄道の利用率がわりと高い。そのため、電車の中で聴くことができるオーディオブックが日本でブームになると予想する。
「1駅1題 TOEIC TEST 文法特急」みたいな感じ。
アイドルはさらに活躍する!?
・ネットで誰でも自分の考えや意見が簡単に言えるようになった(社会に対する不満等)
↓
反社会的なロックバンドは必要なくなる!?
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女性アイドルの出現という流れ!?
- 坂道ブームが去ったとしても、また女性ユニットは登場する。
- 坂道のように人数が多い方がネット社会での露出に有利。多人数のアイドルグループが増える。
- アイドルが脚を露出する回数が増える。水着姿のアイドルユニット急増。
・きゃりーぱみゅぱみゅのようにバックに電通が付いているようなアイドルでなければブームは起きない。CMで唄われることを前提とした曲が中心となるかも。
レンタルのCDのパッケージについて
・TSUTAYAでレンタルをされる事を前提としてCDを発売するなら、裏ジャケットには曲名を記入すべきである。ただし、バーコードシールで曲名が隠れてしまっては意味がないので、裏ジャケットの中央付近に曲名が書かれたものが増える。
・CDのジャケットの表には、アルバム名を大きく書き、アーティスト名は小さく書く方が良い。そういったデザインが増える。
そもそもCDが2025年に聴かれているかの問題はあるが。
定番の進行の曲が増える!?
これは真新しい予想ではないですが、カノン進行、王道進行を多用した曲が増えるのではと思っています。
アーティスト名についての予想
・バンド名がひらがなやカタカナのバンドが増える(検索しやすいため)。
・頭文字がAからはじまるアーティスト名が急増。頭文字がA、かつ覚えやすいもの(Itunesのトップを飾れる。)。セクシー女優の名前に「あ」が多いのと同じ。
・YouTubeを主体として音楽活動するアーティストの場合は、もはや苗字は必要なかったりしている(アーティストで言うと、あいみょん、的なイメージ。)
その他の音楽業界予想
- クリスマスソング、バレンタインデーソング、卒業ソングは2019年の時点でも多かったが、やっぱり多い。
- (2010年から言っている事だけど)J-POP、J-ROCKシーンでの女性の比率急増する。
男性アイドル以外の男性は必要なくなっているかも。 - 音楽が大衆化からアンダーグラウンド化の方向へ向いていく。
- ゆるキャラのユニットが結成される。ゆるキャラのユニットでCDが発売される。
- 香水メーカーとタイアップし、曲は無料にして、香水を有料にする戦略が取るアーティストが出てくると予想。ラズベリーズのアルバム『ラズベリーズ』のようなイメージ。おまけ付きCDという戦略。
- 古い曲のテクノリメイクは多用される(これは特別目新しい意見ではないと思う)。
- シンセサイザーを導入するバンドが増える。その理由は、音色の幅が広がるためです。
- BPM115~130の明るいポップソングが中心となる(今もだけど)
- バーチャルYouTuberやボーカロイドの紅白出場(これが実現したら、ザ・フーがステージを破壊する衝撃に近いと思う。)
- AIが無限に音楽を作り出す世の中になっている(今もかもだが)。良さそうな音楽だけをブラッシュアップするイメージ。
- 音楽雑誌会社のフェスが増えたように、レコード会社主催のライブやフェスが増える(ロッキンオンのようなイメージ)
- レコード会社がどうマネタイズしていくかが、これからの音楽業界の課題なのでは?と個人的には考えている。ミュージシャンが、レコード会社と契約せずに、音楽配信を始めつつある現状があり、それは今後も加速する可能性もある。そのため今後、レコード会社はどう収益化していくかを考えていく必要がある。
- 実力があるアーティストは、テレビ番組に出るのが手っ取り早い。今後の音楽業界(2025年)でも、そのようなアーティストが1組以上は出てくると思う。影響力は、チャルディーニの法則で語られることが多いが、テレビ番組に出ることで、以下の6つのうち、「社会的証明」、「権威」を手にすることができる。天才ギタリスト、崎山蒼志(さきやまそうし)君のようなイメージ。
<チャルディーニの法則>
- 「返報性」
- 「一貫性」
- 「社会的証明」
- 「好意」
- 「権威」
- 「希少性」
レコード会社的には、TwitterやYouTubeでバズっているアーティストと契約するのが最も正攻法となると予想(というか、10年前から続いているような気がするし、ずっと続くと思う)
・YouTube上の動画には、あえて曲とは関係ない効果音を入れたり、冒頭が無音の作品が多くなる。それにより、コピー防止に繋がる。
YouTubeで観る:MOROHA「革命」MV
・キング・ジレットは、ジレットという髭剃りの会社を作った。
王冠栓の会社の社長が、ジレットに「使い捨てのものを発明しなさい」とアドバイス。
安全カミソリを発明。売るのはもちろん、時に無料サンプルで配ったりした。
すると、替え刃の需要が生まれた。
↓
このビジネスモデルは、全ての産業の手本となった。
<例>
- 携帯無料→月額使用料で回収
- テレビゲームを安く売り、ゲームソフトを高く売る
- コーヒーメーカーの設置→高いコーヒーパックを売る
僕の考察
音楽の場合、レコード、CD時代は消耗品的ポジションだったけど、ダウンロード販売によって、完全究極体になってしまった。
1度購入したら買い直しは期待できない→別のどこかで回収する必要あり。それを業界全体で模索しているのかも。
12回ほどしか聴くことができない、チョコ製のレコードでしか音源を出さないようにすれば、所謂消耗品ビジネスへ移行できるのではないかと僕は思っている。
ただ、これは極論かもしれないので、多分起きることはないと予想する。
今後の音楽業界で起こりそうにないことを予想
2025年の音楽業界で起こらないと思うことも予想してみました。
次世代フォーマットでアルバム販売はうまくいかないと予想
・AAC形式ではなく、次世代のフォーマットを普及させ、AAC形式のファイルを過去のものにすることで、買い替え需要が見込める→ただ、これは度々やろうとしては失敗している印象なので、ないと予想する。
CDを再生できる機器は徐々に減っていくと思っている。
買い替えを起こすには、CDを超える必要があるので、ハイレゾを普及させる必要がありそうだが、ユーザーがイマイチついてきていない印象。
今後の音楽業界(2025年)は、5G時代全盛期だと予想でき、ダウンロード速度は4Gの100倍のため、ハイレゾをダウンロードすることも簡単だと思うが、ユーザーがそこまで高スペックの物を求めないのではないかと予想する。つまり、2019年時点の普及率と変わっていないと予想する。
立体音響を効果音として取り入れたアルバムは、出てこないと予想
・立体音響を流行らせて、音楽はイヤホンで聴くものという流れを作る→ビートルズの『サージェントペパーズ』の立体音響バージョンアルバムのような作品が出てくるのではないかと、2013年から思っていた。
ただ、サカナクションのアルバム『サカナクション』がそんな感じだったが、立体音響の面では評価されていないような気がしていて、残念。
イヤホンで聴く音楽
イヤホンで聴く音楽は通勤、通学の時だけ等、シーンも限られるので、たいして普及せず、普及率は、2019年と同等だと予想する。鉄道利用率、日本はめちゃ高かった気がするけどね。
その他の予想
- ヒーリングソング、BGMの需要は2019年と同等と予想する。
- 男女のデュエット曲が増加は起きない←かつて予想していたが、見事に外れたため、起きないと予想する。
- コンセプトアルバムだと、アルバム単位で購入させるため高利益化できるので良いが、コンセプトアルバムは増えないと予想する。コンセプトアルバムとは、最初の曲と最後の曲が繋がっている等
↑かつて予想していたが、見事に外れたため、起きないと予想する。
- ノイズサウンドブームは起きない(ちょっと音を汚す、というのは2013年の時点でも結構やっていた)
- 先払い制度が崩壊しつつあるなかで、どうマネタイズ(収益化)をしていくか考える必要がある
レペゼン地球DJ社長は、音楽業界の今後をどう考えているか?
動画タイトル:【※削除覚悟】田村淳×DJ社長『今 話題の2人が話題の吉本本社にてガチ対談!』
14:50~音楽業界について語っています。インターネットの登場で、中間業者は必要なくなるのではという見方をされていました。
レペゼン地球DJ社長は、「エ〇ベックスが潰れるんじゃないか!?」という発言をされていますね。僕が思うに、エ〇ベックスは、「BIG UP!」という配信サービスを持っているので、そちらで利益を出していけるのでは?と思っています。
ただ、「BIG UP!」は、配信者自ら曲情報を入力する仕組みになっているので、人の仲介がかなり少なくなっているように思います。曲データの提出後、「BIG UP!」側でどのような作業があるのかは、僕は分かりませんが、従来の業務に比べ、人員が少なくても成立する気がします(あくまで予想です)。そのため、人員削減はないとは言い切れない気がします。
「BIG UP!」のライバルとして、「tunecore」という強力なライバルのサービスがあるため、「tunecore」とシェアの取り合いが発生するのかもしれないと僕は予想しています。
音楽業界は衰退したのか?今後衰退するのか?
「音楽業界は衰退した!」という人も中には居るかもしれません。
日本の場合、1990年代の音楽媒体の売上はとてつもなく大きかったです。1990年代と比べると、たしかに現在は客観的に見ると劣っています。
しかし、1990年代は音楽界の中でブームが起きたと考えると、そのブームが落ち着いたとも言えそうです。そう考えると、音楽業界は衰退したとは言えないのではと思います。
ただ、少子化の問題や、音楽が情報に寄り過ぎたことによる、価値の低下などは深刻な問題と言えそうです。
また、日本経済が低迷となれば、海外アーティストが日本を市場と見なくなる可能性もあります(それがどう影響するかは僕は分かりません)。
そのため、音楽業界を盛り上げていく取り組みはやはり業界一丸となって取り組むべきと思います。
レコード人気いま再び復活支える日本の技術【Bizスクエア 10月29日放送】|TBS NEWS DIG
音楽業界の今後を知る上での本
音楽業界の今後を知る上での本をご紹介します。
図解入門業界研究 最新音楽業界の動向とカラクリがよーくわかる本
「図解入門業界研究 最新音楽業界の動向とカラクリがよーくわかる本[第4版] 」は図解で分かりやすく音楽業界について解説されているので、これから学んでいきたい方にもオススメです。
新時代ミュージックビジネス最終講義 新しい地図を手に、音楽とテクノロジーの蜜月時代を生きる!
「新時代ミュージックビジネス最終講義」は、音楽業界についての問題について詳しく記載された本です。
誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち【無料拡大お試し版】 (早川書房)
「誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち【無料拡大お試し版】」は、音楽業界の現状について語られた本です。「無料拡大お試し版」がAmazonにて販売中(公開中)なので、初めの1冊としてチェックしてみるのも良いでしょう。
「会社四季報」業界地図 2023年版
「会社四季報」業界地図 2023年版は、伸びている業界を知ることができる、東洋経済新報社から出ている定番の本です。
音楽業界の今後まとめ
音楽業界の今後の予想と課題についてお送りしました。
色々と記載しましたが、音楽は今後どうなるかや、これから音楽がどういった方向性に向かって進んでいくかははっきりとは分かりません。
テクノロジーを巻き込んで、急速に形を変えていっているので、予測するのも難しいのです。
ただ、インターネットを中心にしてまわっていくことは間違いないと僕は思っています。
どのビジネスにも言えると思いますが、自分の足で営業活動するよりも圧倒的に楽だからです。
沖縄に住んでいて、北海道の人に曲を聴いてもらう場合、インターネットがなければ、かなり大変です。
しかし、インターネットがある現代では、アップロードした10分後にもう感想を聞くことだって出来てしまいます。
僕は死ぬまで音楽を聴き続けると思うので、音楽の行く末をじっと見続けようと思います。
天才ギタリスト、崎山蒼志(さきやまそうし)君がどうなっているかを予想するのも面白いなと思ったのですが、ここでは言及しないことにしました。今活躍しているアーティストがどうなっているかの予想を入れるのもリアリティーがあって良いのかもしれませんね。
機会があれば、追記していこうと思います。
結論としては、スラムダンクの名言「諦めたら試合終了」なので、前向きにコンテンツを作って音楽活動していくしかないと考えています。