デジタルデバイスの普及に伴い、スマートフォンやカメラなどの端末で使用するマイクロSDカードは必需品となっています。
しかし、種類が多く、容量や速度なども異なるため、どのマイクロSDカードを選ぶべきか迷ってしまうこともあるでしょう。そこで今回は、おすすめのマイクロSDカードを紹介します。
買い物の失敗を防ぐための記事です!全てお読みいただくことで、失敗買いを防止できます!
今回は、おすすめのマイクロSDカード一覧【2023年】、についてです。
マイクロSDカードはアダプターを付けることで、SDカードとしても使用できるため、様々な用途に使用することができるのが利点です。今回の記事は、次のような方にオススメです!
- おすすめのマイクロSDカードと選び方を知りたい!
- ドライブレコーダーのおすすめのマイクロSDカードを知りたい!
- マイクロSDカードの違いを知りたい!
マイクロSDカードの種類

マイクロSDカードの種類には次のものがあります。
カードの規格 | 機器に必要な対応規格 | 最大容量(規格上) |
---|---|---|
SD | SD / SDHC / SDXC | 2GB |
SDHC | SDHC / SDXC | 32GB |
SDXC | SDXC | 2TB |
マイクロSDカードを購入する前に、最大容量がどこまで対応しているかを確認しておきましょう。
おすすめのマイクロSDカードの選び方

マイクロSDカードの選び方には以下のようなポイントがあります。
- スピードクラス(書込み速度、読取り速度)
- 容量
- 耐久性・防水性能
- 付属品
マイクロSDカードを選ぶ際に重要な5つの基準について解説します。
1.スピードクラス(書込み速度、読取り速度)
マイクロSDカードには、以下の2つの重要な要素があります。
- 書込み速度
- 読取り速度
書込み速度とは、機器→マイクロSDカードに書込む際の速度のことです。
読み込み速度(転送速度)とは、読み込み速度の速さです。
上記の2つの速度の値は、大きければ大きいほど、性能が良く、価格が高い傾向があります。
使用する機器がハイスペックだとしても、マイクロSDカードが低スペックだと、機器の能力を活かせない場合があります。それとは逆に、機器が低スペックで、マイクロSDカードがハイスペックの場合、宝の持ち腐れになってしまう可能性もあります。
その点を踏まえ慎重に選ぶ必要があります。
書込み速度と読取り速度がどれくらいなのかを知る上での指標が、スピードクラスです。
スピードクラスには、以下の三種類があります。
- SDスピードクラス
- UHSスピードクラス
- ビデオスピードクラス
- アプリケーションパフォーマンスクラス
参考記事:SDアソシエーション スピードクラス
上記のスペックは、数字としてマイクロSDカードの本体に記載されているので、購入前にチェックしましょう。本体に記載されているので、マイクロSDカードは仕様表を見なくてもある程度スペックを推測できる点がメリットです。
ちなみに、高品質なマイクロSDカードの場合は、メーカーが、読取り速度の理論値を明記していることが多いです(理論値と実測値には差がある点には注意が必要)。
※性能の悪い製品は、カードへの転送速度が遅くなり、動画や音楽データの読み出し等で遅延が起こることがありますので、ご注意下さい。
安価なマイクロSDカードは、同製品でも、理論値と実測値について個体差のバラツキがあるという問題もあります。
そのため、正確な仕様を確認することは、なかなか簡単ではありません。
個人的には、信頼度の高いメーカーの製品(正規品)を選ぶのが、おすすめです。
それでは詳しく解説します。
①SDスピードクラス
SDスピードクラスは、「C」の文字の中に、数字が書かれたマークです。
余談ですが、マークが「C」ではなく、「S」だったら、頭文字なので、分かりやすいのですが、なぜかCとなっているので、それが分かりにくいです(泣)
読み込み速度の速さについては、統一規格が存在します。次の表をご参照下さい。
クラス | 最低転送速度(書込み速度) | 用途 |
Class2 | 2MB/秒以上 | SD動画録画 |
Class4 | 4MB/秒以上 | フルHD(2K)、HD動画録画 |
Class6 | 6MB/秒以上 | フルHD(2K)、HD動画録画 |
Class10 | 10MB/秒以上 | フルHD(2K)動画撮影 |
数字は2、4、6、10の4種類です。Cの中に記載された数字が大きいほど、高速であることを示します。連写や動画などの連続処理の際の最低転送速度の目安となります。
現在ではほとんどのマイクロSDカードが、Class10よりも大きいため、この「SDスピードクラス」については、あまり気にする必要が無くなっています。
②UHSスピードクラス
当初、SDカードのスピードクラスの設定は、「SDスピードクラス」のみでした。しかし、高画質化により、さらに高速な転送速度が必要となってきました。そこで、「UHSインターフェース」が作られました。「UHSインターフェース」にも「UHSスピードクラス」というスピードクラスが設定されています。
書込み速度には、SDアソシエーションという規格団体が定めた、UHSスピードクラス(速度表示規格)という基準があります。
参考サイト:SDアソシエーション
先に表をお見せすると、以下の通りまとめられます。
UHSインターフェース | クラス | 最低転送速度 | 最大転送速度(理論上の値) | 用途 |
UHS-Ⅰ | 1 | 10MB/秒以上 | 104MB/秒 | フルHD(2K)動画録画 |
UHS-Ⅱ | 1 | 10MB/秒以上 | 312MB/秒 | フルHD(2K)動画録画 |
UHS-Ⅱ | 3 | 30MB/秒以上 | 312MB/秒 | 4K、フルHD(2K)動画録画 |
上表の説明ですが、「UHSインターフェース」は、「UHS-Ⅰ」と「UHS-Ⅱ」の2種類があります。他の数字との見分け方は、これがローマ数字である点です。
UHSスピードクラスは、アルファベットの「U」と「数字」で表記されています。
数字は1と3の2種類です。「U」の中の数字が大きいほど高速であることを示します。まとめると、以下のようになります。
U1の場合は、UHS対応機器で読み書き時の最低転送速度が10MB/秒という意味です。
ちなみに、UHSスピードクラスは、UHS対応機器でなければ使用できません。つまり、UHSスピードクラスは、カードと機器の両方が対応している場合のみ使用可能です。
注意点として、4K動画を撮影する場合は、書き出し速度30MB/秒以下の場合だと、遅延が発生する恐れがあるので、U3(書き出し速度30MB/秒以上)を選ぶのがオススメです。
またこれからは本格的に4K時代となっていくでしょうから、4K時代を合わせたSDカードを選ぶという選択もおすすめです。
※上表にはないスペックとして、「UHS-Ⅰ、U3」という組み合わせのマイクロSDも売られていたりします。U3は書き出し速度30MB/秒以上ですので、問題なく使用できます。UHS-Ⅱまでのスペックは必要ない!という場合、「UHS-Ⅰ、U3」は良いでしょう。
③ビデオスピードクラス
最近は「ビデオスピードクラス」と呼ばれるビデオ専用のスピードクラスも公表されています。
ビデオスピードクラス | 最低速度 | 用途 |
V6 | 6MB/秒以上 | HD、フルHD動画 |
V10 | 10MB/秒以上 | HD、フルHD動画(、4K動画) |
V30 | 30MB/秒以上 | 4K動画 |
V60 | 60MB/秒以上 | 4K、8K動画 |
V90 | 90MB/秒以上 | 8K動画 |
「ビデオスピードクラス」は、次世代である8K動画時代を念頭にした規格です。
例えば、ビデオスピードクラスV60の場合だと、書込み速度が、60MB/秒以上が保証されています。性能の高いマイクロSDカードが必要な場合は、スピードクラスの高いものを選ぶのがおすすめです。
スピードクラスをまとめた表
これを見ることで、選ぶべきマイクロSDカードが分かります。
最低転送速度 | SDスピードクラス | UHSスピードクラス | ビデオスピードクラス | 用途 |
2MB/秒以上 | Class2 | – | – | SD動画録画 |
4MB/秒以上 | Class4 | – | – | フルHD(2K)、HD動画録画 |
6MB/秒以上 | Class6 | – | V6 | HD、フルHD(2K)動画 |
10MB/秒以上 | Class10 | U1 | V10 | HD、フルHD(2K)動画(、4K動画) |
30MB/秒以上 | – | U3 | V30 | 4K動画 |
60MB/秒以上 | – | – | V60 | 4K、8K動画 |
90MB/秒以上 | – | – | V90 | 8K動画 |
④アプリケーションパフォーマンスクラス
アプリケーションパフォーマンスクラス(Application Performance)と呼ばれるものがあります。A1とA2の2種類があります。
※アプリケーションパフォーマンスクラスはスピードクラスではないですが、ここでご説明します。
A1は、アプリの実行と保存に必要な最低処理速度が以下の通り、規定されています。
<A1の規定>
・ランダムアクセス性能が読み込み1,500IOPS※以上
・書き込み500IOPS以上
・シーケンシャルアクセス性能が10MB/s以上
※IOPS(Input/output operations per second)とは、1秒間当たりにストレージが処理できるI/Oアクセスの数のことを言います。
A1に対応したマイクロSDカードは、外部ストレージでありながら、アプリをインストールして実行した場合でも、本体メモリーと遜色なくアプリを動かせるという、高い読み書き性能が期待できることを表しています。
つまり、A1は、スマートフォン用にオススメのマイクロSDカードということです。まだ数は多くはありませんが、今後増えていくことも予想されます。
A2の規定の規定は次の通りです。
<A2の規定>
- 最低4,000 IOPSのランダム・リードと2,000 IOPSのランダム・ライト
- 最低10MB/sのシーケンシャル処理
注意点として、使用する機器がUHS-III (SD.6.0)に対応していないと、A2のパフォーマンスは使えません。
Q.連写性能の良いマイクロSDカードを選びたい場合は?
連写性能の悪いマイクロSDカードを選んでしまった場合、なかなか転送が終わらず、その間に大事なシャッターチャンスを逃してしまうという状況に陥ってしまいます。
一生に一度の旅行に際は、シャッターチャンスを逃してしまうと、一生悔やまれる事態に繋がるため、納得のいくマイクロSDカードを選ぶのがオススメです。
デジタルカメラの連続撮影可能枚数をアップしたい場合は、「最大書込み速度」の値が大きいマイクロSDカードを選びましょう。
マイクロSDカードによっては「最大転送速度」としか表記していないマイクロSDカードもあります。
最大転送速度とは、読込み時と書込み時を含めた際の最大速度のことを指します。
一般的にマイクロSDカードは、読込み時の値>書込み時の値となるので、最大読込み速度と言い換えることができます。
動画や連写など、カメラが連続的に処理を行う場合、スピードクラスは重要です。一方1枚ずつ写真を撮影することが多い場合、スピードクラスはそれほど気にする必要はないと言えます(オーバースペックになってしまいます)。
2.容量
マイクロSDカードの容量についても選ぶ上で重要なため、最適なものを検討すると良いでしょう。
容量の違いによって、どれくらい保存できるの?
以下はあくまで目安ですが、ご参考にしてみて下さい。
<マイクロSDカード(64GB)の場合>
用途 | 目安 |
写真 | 約19,020枚(1000万画素の場合) |
フルHD動画 | 600分(1920×1080画素[13Mbps]) |
4K動画 | 78分(3840×2160画素[100Mbps]) |
おすすめの容量は?
マイクロSDカードのおすすめのメモリー容量は、以下の通りです。
用途 | 目安容量(GB) |
写真撮影のみ | 64~ |
動画撮影、音楽データ | 128~ |
4K動画撮影 | 256~ |
※ユーザー領域と呼ばれる、使用できる容量が決まっているため、注意しましょう。
小さすぎる容量のマイクロSDカードを選んだ場合、撮影したデータを削除しなければならない事態も発生するので、ご注意下さい。
また、使用する機種が何GBまで対応しているかを調べておきましょう。
ゲーム機(Nintendo Switchなど)におすすめのマイクロSDカード

Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)は、2TBまでのマイクロSDカードに対応しています。容量は、最低でも64GBは欲しいところですが、できれば128GBあると安心でしょう。
ゲーム機用のマイクロSDカードは、ハイスペックなものは必要ありません。速度も必要ないので、安さを優先して選べば問題ないと言えます。念のため、極端にスペックの低いものは避けましょう。
アプリをマイクロSDカードに保存してスマホやNintendo Switchなどの携帯型ゲーム機で使用する場合に、おすすめのマイクロSDカードは、後述の「トランセンド 330S」です。
アクションカメラ(GoProなど)やドローンにおすすめのマイクロSDカード

アクションカメラ(GoProなど)、ドローンは常時移動しながら撮影するので、使用するマイクロSDカードには耐久性が必要です。また、映像を遅延なくカードに書き込む必要があるので、高速転送が必要です。
耐久性と高速転送の条件を満たしたマイクロSDカードを選ぶのがオススメです。
4K撮影をする場合は、スピードクラスはU3のものを選ぶのがオススメです。
あとでご紹介する、トランセンドの500Sシリーズがオススメです。
3.耐久性・防水性能
マイクロSDカードの耐久性と耐水性についても用途によっては必要となるため、以下をご覧の上、マイクロSDカードを選ぶ際のご参考にして下さい。
耐久性
耐久性についてですが、ドライブレコーダー用としてマイクロSDカードを使用する場合は、耐衝撃性や何度も書き換えしたり、何度もアクセスする時の耐久性が必要となります(音楽プレーヤー用の場合として使用する場合も注意が必要かもしれません)。
耐久性の高いマイクロSDカードを選ぶことがおすすめです。
防水性

防水性についてですが、防水対応のスマートフォンやデジタルカメラ等でマイクロSDカードを使用する場合において活躍します。
また、防水性の高いマイクロSDカードを使用していれば、万が一の水没時に、データが助かる場合がありますので、必要な場合は、防水性のあるマイクロSDカードを選ぶのがおすすめです。
格安製品のマイクロSDカードの場合、完全防水に非対応な製品もあるため、選ぶ際は注意して選びましょう。
耐温度
マイクロSDカードの耐温度は、製品ごとに異なります。厳しい温度条件下で使用する場合は、microSDカードの耐温度を確認して、選びましょう。
夏場の車内は50℃前後になるとも言われており、車内に設置する機器もそれに耐えられるものである必要があります。事前に確認をしておきましょう。
また、寒い地域にお住いの方は、氷点下側の温度についても注意が必要です。マイクロSDカードの耐温度を確認して、選びましょう。
4.付属品
付属品についても購入前に確認しましょう。
マイクロSDカードはSDカードとして利用できる?
マイクロSDカードは、変換アダプターを使用することで、SDカードとして利用が可能となります。変換アダプターが付属しているかどうかも確認しておくと良いでしょう。
最大容量
機器ごとに対応しているマイクロSDカードの最大容量は異なります。最大容量を超えたものを挿入しても認識しない可能性もあります(場合によっては故障の原因になるかもしれません)。購入前に最大容量について確認しておきましょう。
店頭で買うと高い!?
一概には言えませんが、マイクロSDカードは店頭(リアル店舗)で買うと高い場合が多いようです。マイクロSDカードに限らず、様々な商品は、店頭よりもインターネットの店舗の方が安く買える場合が多いので、オススメです。
売れ筋の人気のマイクロSDカードを確認する
Amazonは、最大手のインターネットショッピングサイトです。
店頭で買うよりも安く購入できる商品も多く、配送も比較的早いです(商品や住む場所によって異なる場合もあります)。
マイクロSDカードを揃える場合に、Amazonはオススメです。
マイクロSDカードのおすすめメーカー
マイクロSDカードを発売している、おすすめメーカーについて解説します。
サンディスク(SanDisk)
サンディスク(SanDisk)は、1988年設立のアメリカのメーカーです。
サンディスクは、品質面において信頼性が高いことで知られています。
サンディスクのマイクロSDカードの耐久性は高く、かつ、メモリーの品質も長期的に見ても世評が高いメーカーです。サンディスクはおすすめメーカーのうちの1社です。
公称値と実測値の差が比較的少ないメーカーとも言われており、その点でも信頼できるメーカーの1つと言えます。
サンディスクはグローバル展開している企業であることもあってか、同製品を型番を変えて、世界中で販売しています。
並行輸入品については、Amazonがグローバルに仕入れている製品ならば、偽物のリスクはほぼないと言えます(ただし念のため、レビューなども確認した方が良いでしょう)。
トランセンド
トランセンドは、台湾のメーカーで、1988年設立の大手メーカーです。
1997年頃から日本への進出しており、海外ブランドの中では信頼性の高い会社の1つです。トランセンドは、おすすめメーカーのうちの1社です。
トランセンドの製品は、堅牢性が「売り」となっている印象です。
SUPER TALENT
SUPER TALENT(スーパータレント)は、アメリカの大手半導体メーカーです。
キオクシア
キオクシアは、2019年10月1日に、東芝メモリ㈱→キオクシア㈱へ社名を変更した、元々東芝だった会社です。日本・東京都の港区に拠点を置く会社です。
Gigsatone
Gigsatoneは、スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスで使用されるSD カード、USBストレージ、ポータブル バッテリー、充電ケーブルなどを販売しているグローバルメーカーです。
2010年創業の会社で、台湾を中心に中国にも製造拠点を持っており、現在ではアメリカ、中国、日本に営業所を持つまでに成長しています。
Gigsatoneは、台湾の「天下雑誌」(2012年5月)によると、「1000大製造業ランキング第320位」と「製造業高速成長企業第9位」にランクインしているメーカーです。
機器とマイクロSDカードで、ブランドを合わせて買うべきか?
ブランドを合わせて買う必要性はないでしょう。そもそもSDカードは販売しているけど、機器は販売していないメーカーもあるためです。
マイクロSDカードの選び方は以上となります。
おすすめのマイクロSDカード
おすすめのマイクロSDカードを以下の順番でご紹介します。
①超高速のマイクロSDカード
②高速のおすすめマイクロSDカード
③価格の安いマイクロSDカード
④ドライブレコーダーにおすすめのマイクロSDカード
※値が異なる場合もあるため、最新の情報をご確認下さい。
①超高速のマイクロSDカードと、②高速のおすすめマイクロSDカードについては別記事にしました↓
関連記事:高速のおすすめのマイクロSDカード【2023年版】

④ドライブレコーダーにおすすめのマイクロSDカードについては、別記事にしました↓
価格の安いおすすめのマイクロSDカード
続いて、価格の安いおすすめのマイクロSDカードをご紹介します。マイクロSDカードの中では、価格の安いmicroSDカードが最も製品展開が多いです。
転送速度が90MB/秒までの、普通のマイクロSDカードです。
安い価格帯にも強い3大メーカーとして、トランセンド、東芝、サンディスクが挙げられます。多くの製品を発売しています。
用途としては、速度が必要ない機器用として、良いかと思います。Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)等のゲーム機用としてもオススメできます。
また、「価格を優先したい!」という方や、「価格の安いマイクロSDカードが良い!」という方におすすめです。各製品を比較しながら、納得のいくマイクロSDカードをお選びいただけたら幸いです。
東芝 MSDAR40Nシリーズ
東芝「MSDAR40Nシリーズ」は、東芝の現在の製品の中で、最も安価な製品です。
スピードクラス | UHS-Ⅰ、クラス10 |
読取 | 最大40MB/秒 |
書込 | 最大10MB/秒 |
保証 | 初期不良のみ |
その他 | 堅牢性については、記載なし |
東芝 MSDAR40Nシリーズには、Amazon限定モデルも発売されています。
Amazon限定モデルは、読取が、まずまず速いです。また、3年保証が付いているため、通常品より良いです。
書込速度は10Mb/秒と遅く、さらにU3規格ではないため、4K動画用としては使用に適していません。
製品名 | 容量 | 参考価格 | その他 |
MSDAR40N08G | 8GB | ¥710 | |
MSDAR40N16G | 16GB | ¥1,100 | |
MSDAR40N32G | 32GB | ¥1,592 | |
MSDAR40N64G | 64GB | ¥2,450 | |
MSDAR40N128G | 128GB | ¥3,040 | |
MSDAR40N256G | 256GB | ¥5,960 | Amazonでは未販売 |
※この製品は、日本製の表記がありません。
SUPER TALENT UHS-I Class10 Premiumシリーズ
SUPER TALENT(スーパータレント)は、アメリカの大手半導体メーカーです。
スピードクラス | 以下の表による |
読取 | 以下の表による |
書込 | 以下の表による |
保証 | 3年間 |
その他 | 防水、耐X線、耐温度、耐衝撃 |
最大転送速度
[8GB,16GB] 読込:45MB/s、書込:20MB/s
SUPERTALENT
[32GB,64GB] 読込:50MB/s、書込:30MB/sの高速転送
[128GB] 読込:70MB/s、書込:20MB/sの高速転送
[256GB] 読込:90MB/s、書込:70MB/sの高速転送
[512GB] 読込:95MB/s、書込:80MB/sの高速転送
この128GBの大容量モデルは、国内正規品であり、かつ、格安なため、人気製品です。
スピードクラスは、クラス10であり、U3規格ではないため、4K動画用としては使用できません。
512GBのマイクロSDの中では、最も価格が安いので、オススメです。
トランセンド 300Sシリーズ
続いて、トランセンド「300Sシリーズ」についてです。
スピードクラス | UHS-Ⅰ、U1(128GB,256GBはU3) |
読取 | 最大95Mb/秒 |
書込 | 最大45Mb/秒 |
保証 | 5年間 |
その他 | 温度耐性、耐衝撃性、防水性、耐X線、耐静電性 |
トランセンド 300Sシリーズは、トランセンドの製品の中では、最も安価な製品です。
このストレージは、A1(アプリケーション1)に対応しており、スマートフォンのアプリ起動などに優れています。また、最大512GBの容量がラインナップになるので、多くのデータやアプリを保存することができます。
ゲーム機器、スマートフォン、タブレット端末、オーディオ機器、アクションカメラからドローンまで、様々な機器で利用できます。
写真、ドキュメント、音楽、動画ファイルなどを簡単に復旧できる無料のデータ復旧ソフトウェアが、トランセンドのホームページからダウンロードできます。
4K動画を撮影しない方には、堅牢性や品質が高いため、おすすめな製品と言えます(128GB、256GBはU3)。
保証期間も長い点がメリットです。
製品名 | 容量 | 参考価格 | その他 |
TS4GUSD300S | 4GB | – | Amazonでは未販売 |
TS8GUSD300S | 8GB | ¥890 | – |
TS16GUSD300S-AE | 16GB | ¥900 | Amazon限定品 |
TS32GUSD300S-AE | 32GB | ¥920 | Amazon限定品 |
TS64GUSD300S-AE | 64GB | ¥1,251 | Amazon限定品 |
TS128GUSD300S-AE | 128GB | ¥2,052 | Amazon限定品 |
TS256GUSD300S-AE | 256GB | ¥4,280 | Amazon限定品 |
TS512GUSD300S-A | 512GB | ¥13,980 | – |
128GBと256GBのマイクロSDの中では、最も価格が安いので、オススメです。
ちなみに、「Amazon限定モデル」には、SDカードアダプタが付属しています。
サンディスク ULTRAシリーズ
サンディスクの「ULTRAシリーズ」についてです。
「ULTRAシリーズ」は、比較的格安のマイクロSDカードです。
スピードクラス | UHS-Ⅰ、クラス10 |
読取 | 最大80Mb/秒(400GBのみ:最大 100MB/秒) |
書込 | 未開示 |
保証 | 30日間 |
その他 | 防水、耐温度、耐X線、耐衝撃 |
サンディスクの「ULTRAシリーズ」の書込み速度は、普通以下ではありますが、人気があるマイクロSDカードです。
ゲーム機のデータセーブ用等、性能はそこまで求められない場面で使用する場合は、価格の安いマイクロSDカードでも十分なので、これは良い製品と言え、おすすめです。
堅牢性が高い点もおすすめポイントの一つです。SDTMアダプターが付属しています。
保証期間は、アマゾン限定モデルの場合は、30日間限定保証です(通常のサンディスクは無期限保証)。
<32GB~200GB>
上記リンク先では、32GB、64GB、128GB、200GBの4種類が取り揃えられています(Amazon)。アマゾン以外でご購入される場合で、32GB以外をご希望の場合は、リンク先にて「032」の数字を他の容量の数字に置き換え願います。
おすすめのマイクロSDカード一覧【2023年】まとめ
マイクロSDカードはスマートフォンやカメラなどのデジタルデバイスで必要不可欠なアイテムです。
容量や速度などのスペックが異なるため、選ぶ際には慎重に比較検討する必要があります。
今回は、容量が大きく高速な転送が可能なSanDisk Extremeや、コスパに優れたトランセンドのマイクロSDカードなど、おすすめのアイテムを紹介しました。
自分の使用用途に合ったマイクロSDカードを選び、デバイスのストレージ容量を拡張して快適なデジタルライフを送りましょう。
おすすめのマイクロSDカード一覧【2023年】、について解説致しました。本記事をご参考に、納得のいくマイクロSDカードをお選びいただけますと幸いです。