イタリアは美しい国で、歴史や文化、食べ物や音楽など、魅力的なものがたくさんあります。
イタリアに行ったら、どんな会話をしたいですか?どんな言葉や表現を知っておきたいですか?この記事では、イタリア旅行の会話に役立つ情報を紹介します。
イタリア旅行の会話

イタリア語の基本
イタリア語はロマンス語の一つで、ラテン語から派生した言語です。イタリア語はイタリアだけでなく、スイスやサンマリノ、バチカン市国などでも公用語として使われています。イタリア語は日本語と違って、母音と子音の組み合わせで発音される音節文字です。
イタリア語の発音は比較的簡単で、日本語に近い音も多いです。しかし、日本語にない音もありますので、注意が必要です。例えば、「r」は巻き舌で発音します。「gn」は「ニョ」のように発音します。「gl」は「リョ」のように発音します。「ch」は「キ」のように発音します。「gh」は「ギ」のように発音します。「c」や「g」は後ろに来る母音によって発音が変わります。「a」「o」「u」の後では硬い音になりますが、「e」「i」の後では柔らかい音になります。例えば、「casa」は「カーサ」と発音しますが、「cena」は「チェーナ」と発音します。「gatto」は「ガット」と発音しますが、「gelato」は「ジェラート」と発音します。
イタリア語の文法は日本語と比べると複雑です。名詞や形容詞には性と数があります。性には男性と女性があります。数には単数と複数があります。名詞や形容詞は性と数によって変化します。例えば、「bello」(美しい)という形容詞は、男性単数では「bello」、男性複数では「belli」、女性単数では「bella」、女性複数では「belle」となります。「ragazzo」(少年)という名詞は、単数では「ragazzo」、複数では「ragazzi」となります。「ragazza」(少女)という名詞は、単数では「ragazza」、複数では「ragazze」となります。
動詞にも変化があります。動詞には人称と時制と法があります。人称には一人称(私)、二人称(あなた)、三人称(彼・彼女・それ)があります。時制には現在形、過去形、未来形などがあります。法には直説法、接続法、命令法などがあります。動詞は人称と時制と法によって変化します。例えば、「parlare」(話す)という動詞は、直説法現在形では以下のように変化します。
io parlo(私は話す)
tu parli(あなたは話す)
lui/lei parla(彼・彼女・それは話す)
noi parliamo(私たちは話す)
voi parlate(あなたたちは話す)
loro parlano(彼ら・彼女ら・それらは話す)
イタリア語の単語の順序は日本語と違って、主語・動詞・目的語の順になります。例えば、「私は本を読む」という文は、「io leggo un libro」となります。「io」が主語、「leggo」が動詞、「un libro」が目的語です。しかし、イタリア語では主語は省略できます。動詞の変化で主語が分かるからです。例えば、「leggo un libro」と言っても、「私は本を読む」という意味になります。
イタリア語の文章には、句読点や大文字などのルールがあります。句読点は、ピリオドやカンマや疑問符や感嘆符などがあります。ピリオドは文の終わりに使います。カンマは文の中で区切りをつけるときに使います。疑問符や感嘆符は、疑問文や感嘆文の終わりに使います。疑問符や感嘆符は、文頭と文末に一つずつ置きます。例えば、「あなたはどこに行くの?」という疑問文は、「Dove vai?」となります。「Dove」が文頭にある疑問符、「vai」が文末にある疑問符です。「素晴らしい!」という感嘆文は、「Che bello!」となります。「Che」が文頭にある感嘆符、「bello」が文末にある感嘆符です。
大文字は、文頭や固有名詞や敬称などに使います。例えば、「イタリア」という国名は「Italia」と大文字で始めます。「ローマ」という都市名も「Roma」と大文字で始めます。「マリア」という人名も「Maria」と大文字で始めます。「先生」という敬称も「Professore」や「Professoressa」と大文字で始めます。
イタリア旅行で役立つ会話フレーズ

イタリア旅行で会話をするときに、役立つフレーズを紹介します。まず、挨拶や自己紹介をするときに使うフレーズです。
- こんにちは:Buongiorno
- こんばんは:Buonasera
- おやすみなさい:Buonanotte
- さようなら:Arrivederci
- ありがとう:Grazie
- どういたしまして:Prego
- すみません:Scusi
- はい:Sì
- いいえ:No
- 私の名前は…です:Mi chiamo…
- あなたの名前は何ですか?:Come si chiama?
- 日本から来ました:Vengo dal Giappone
- イタリア語が少ししか話せません:Parlo poco italiano
次に、食事や買い物をするときに使うフレーズです。
- メニューを見せてください:Mi può mostrare il menu?
- 注文をお願いします:Vorrei ordinare
- …をください:…per favore
- …が好きです:Mi piace…
- …が嫌いです:Non mi piace…
- 美味しいです:È buono
- お会計をお願いします:Il conto, per favore
- クレジットカードで払えますか?:Posso pagare con la carta di credito?