今回は、Fitbit Versa 2レビュー、についてです。
2020年にはGoogleがFitbitを買収、というニュースもありました。
Fitbit Versa 2は、2019年9月に発売されたスマートウォッチです。デザインはかなり進化しています。
重量は、超軽量な40gです。腕時計としてもかなり軽量な部類なので、重さが気になってしまうということも起こりにくい点がメリットです。
Fitbit Versa 2レビュー
Fitbit Versa 2をレビューします。
対応OSは、Bluetooth 4.0以上、iOS 11.0以上、Android7.0以上のバージョンに対応しているスマートウォッチです。
バッテリー

約1時間でフル充電でき、連続使用可能時間は6日以上となっています。30〜40分充電した場合でも80%近く充電されます。
充電は付属の専用充電ケーブルを用いて行えます。
Amazon Alexaを搭載
Amazon Alexaを搭載しており、ニュース速報天気予報、各種情報等を素早く確認することができるのがメリットです。
さらに、Fitbit Versa 2本体に話しかけることで、就寝リマインダーやスマートホーム機器の操作、アラームの設定等、色々な機能を利用可能です。
ただし、本機のAlexaは、スピーカーを搭載していないので、音声が出ない点は要検討となります。
ディスプレイ
有機EL搭載によって画面が綺麗というメリットがあります。
大きくなったディスプレイを搭載しています。常時表示モードのオプションも使えるので、ひと目でディスプレイの情報を確認できます。
スマホの着信、テキストメッセージやカレンダー、LINE、SNS(Facebook、Twitter)等、色々なアプリからの通知をディスプレイ表示と振動にて、通知してくれます。
また、あらかじめ設定した定型文や音声によるメッセージへのクイック返信も可能です(Androidのみの機能となっています)。
防水性能

防水性能は、水深50mまで水泳に対応しています。
カスタマイズ
バンドは好きなものに交換することも可能です。その日の気分に合わせて色々と交換してみるのも楽しいかもしれません。
文字盤の変更も行え、好きなものに変更可能です。
カスタマイズ性が高いので、自分だけのスマートウォッチにカスタマイズしていくことができるのもメリットです。
運動のデータを記録できる
さらに詳細を記録するには、本体から「ウォーキング」モードを起動することで行えます。
Fitbit Versa 2では約20のエクササイズモードを搭載し、ランニング、サイクリング、ハイキング、スイミング、ゴルフなどを選択できます。各アクティビティに沿った活動の記録が可能です。
約20のアクティビティが表示される。「ウォーキング」を選択
ウォーキングモードを起動させると、以下の4つが計測されます。
- 「歩いた時間」
- 「距離」
- 「歩数」
- 「1時間あたりのペース」
GPS機能はデフォルトでONになっており、Bluetoothでペアリングしたスマホ経由で歩いた場所もわかるようになる。
ちなみにFitbit Versa 2本体にはGPSが搭載されていないため、スマホは一緒に持ち歩かないと機能しない点は注意です。
GPSは単独搭載していない点は要検討です。GPSは必要ないという方は問題ありません。
ウォーキング終了後にはきちんと通った道がアプリに記録されています。
ちなみにFitbit Versa 2では、左ボタンを長押しすることで、任意のアプリをすぐに起動可能です。初期設定ではAlexaになっています。よく使うアプリを設定することで、スムーズに時短起動できます。
FitbitでAlexaの音声操作は便利なのか?
Fitbit Versa 2では、Alexaによる音声操作を行えます。
音声操作でタイマーやアラームを設定できたり、天気やニュースのチェック、食材のカロリーを調べたりできます。音声で質問した場合、本体の画面上にテキストで表示してくれます。
スマートスピーカーで使う、「アレクサ」というウェイクアップワード(掛け声)は必要ありません。
Spotifyアプリも使用可能で音楽も聴ける
有料のSpotify Premium会員なら、スマホなどで起動しているSpotifyアプリを、Fitbit Versa 2で操作できるようになります。
Fitbit Versa 2でできるSpotifyの操作は、音楽再生/停止や曲送りなど。再生できる曲は「マイライブラリ」 や 「最近再生した曲」から。
1つ勘違いしていたのだが、このアプリをインストールすればFitbit Versa 2単独でもSpotifyが使えるようになると思っていた。そうではなく、スマホで起動しているSpotifyアプリをVersa 2でも操作できるようにする、というのが正しい機能のようです。
ランニング時など、スマホをすぐに取り出せない場面で音楽を聞いているときに便利です。
Spotifyでは曲が再生されているときにアーティストによっては動画も流れるということ。映画「ロケットマン」のサウンドトラックを聞いていたら、作中の映像が短く流れたりします。
スマホでSpotifyアプリを開いて音楽を再生し、Versa2でもSpotifyアプリを開くと操作できるようになる。再生・停止や曲送りなどの操作が可能です。
画面をスワイプすると他のアルバムも選べます。
最近再生した曲のほか、プレイリストなども表示されます。
約300曲を保存・再生できる
Fitbit Versa 2はスマートウォッチですが、本体に曲を保存し、さらにその音楽を再生することもできます。パソコンに保存している曲を最大で約300曲ほど転送できます。
さらに外部サービスへ申し込むことで、Spotify アプリの操作、Deezerプレイリストの追加が可能となっています。
音楽転送方法は、Fitbitのヘルプページに掲載されています。
睡眠に関する機能も搭載
心拍数や呼吸、睡眠時間、寝返りを繰り返す状態などのデータに基づいて、睡眠スコアを表示する機能を搭載しています。
1日24時間心拍数を測る機能を搭載しています。
世界最大規模の圧倒的なデータベース量によって、同年齢層や同性の平均値と比較も行えます。それによって、毎日の睡眠の質を、より正確に理解できる点がメリットです。
睡眠に関しては、心拍センサー付きモデルであれば睡眠ステージなども細かく計測できます。
各モデルの機能比較はこちらに掲載されています。
アプリですぐ確認できるのは、以下の3点です。
- 睡眠スコア
- トータル睡眠時間
- 睡眠ステージ(目覚めた状態、浅い睡眠、深い睡眠、レム睡眠)の遷移
睡眠スコアは、睡眠中の心拍数や寝返りの回数などをもとに、睡眠スコアを1~100点で判定してくれます。
なおトータルの睡眠時間には、「目覚めた状態」の時間は含まれていません。
また睡眠ステージ項目をタップすると、「目覚めた状態」、「浅い睡眠」、「深い睡眠」、「レム睡眠」がどういう役割を果たしているのかも教えてくれます。
各睡眠ステージがどういう役割を果たしているかを解説してくれます。
同年齢/同性の平均も表示され、比較できます。3時間未満の睡眠は簡略レポートのみですが、昼寝もしっかり記録されます。
最適なタイミングで目覚められる「スマートウェイク」機能搭載
また2019年後半には、すべてのFitbitに、睡眠サイクルの中で起床するのに最適な時間に起こしてくれる「スマートウェイク」機能が追加されました。
機械学習を利用し、あらかじめ本体で設定した起床時間をもとに、30分間隔で適した時間(浅い睡眠かレム睡眠中)に、振動で起床を促すという仕組みです。
このほかにもメールの通知や着信を受け取ったりと、紹介しきれないほど機能はたくさんあります。
付属品
付属品として、クラシックバンド(L、Sサイズ)と充電ケーブルが付属します。クラシックバンドは2種類付属するので、フィットする方を選べるのがメリットです。
購入日から1年間メーカー保証対象となっています(国内正規販売店での購入の場合)。
Fitbitで計測できるデータは、「歩数/距離/登った階段数/消費カロリー/睡眠」などで、スマートフォンの専用アプリでも確認可能。心拍センサーやを搭載し、ランニング、サイクリング、スイミング、ゴルフなどのアクティビティも細かく記録できます。
このほか、スマホにインストールした音楽ストリーミングアプリ「Spotify(スポティファイ)」の遠隔操作も行えます。
Fitbitアプリ画面。Fitbit Versa 2をペアリングすると、Alexaや音楽(メディア)など連携できるコンテンツが表示されます。
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