Fitbitは、スマートウォッチやフィットネス・トラッカーなど、健康管理に特化したデバイスを展開するメーカーです。
その中でも、「Fitbit Sense」は、心拍数やストレスレベル、体温などを計測できる高性能なスマートウォッチとして注目を集めています。今回は、そんなFitbit Senseのレビューを行い、その特徴などを解説します。
今回は、Fitbit Senseレビュー、についてです。Fitbit Senseは、2020年10月2日に発売が開始された、スマートウォッチです。
Fitbit(フィットビット)はどこの国のメーカー?特長解説の記事もオススメです。
Fitbitの中にも色々な種類のスマートウォッチがラインナップされているため、どれを選ぶべきか分からない方にもオススメの記事となります。
スマートウォッチの選び方については、スマートウォッチの選び方の記事をご覧下さい。
Fitbitとは?
Fitbitは、アメリカのカリフォルニア州に本社を置く家電およびフィットネスメーカーです。2020年にはGoogleがFitbitを買収、というニュースもありました。
Fitbitは、世界的にも有名なGoogleも注目している一流企業です。
参考記事:【スマートウォッチ】Fitbitはどこの国のメーカー?特長解説
Fitbit Senseと他のモデルとの比較
気になるのが、Fitbit Senseのスペックです。Fitbit Senseと他のモデルとの比較は次の通りです。
Sense | Versa3 | Versa2 | Charge 4 | Inspire2 | |
消費カロリー、距離、歩数、 全てのアクティビティを記録、睡眠ステージ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
1日24時間心拍数を測定 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
バッテリーライフ(日数) | 6+ | 6+ | 6+ | 7 | 10 |
耐水機能 | 50m | 50m | 50m | 50m | 50m |
ストレス管理ツールと 睡眠時皮膚温の変動の推定 | ○ | ||||
GPS | GPS内蔵 | GPS内蔵 | スマホの GPS機能に接続 | GPS内蔵 | スマホの GPS機能に接続 |
着信やテキストの通知機能、 体を動かす運動リマインダー | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
サイレントアラーム | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
音声操作機能(一部の国で利用可能) | Googleアシスタント、 Amazon Alexa | Googleアシスタント、 Amazon Alexa | Amazon Alexa | ||
100種類以上のアプリと文字盤 | ○ | ○ | ○ | ||
Fitbit Premium 無料トライアル | 6ヵ月間 | 1年間 | |||
Fitbit Pay (キャッシュレス決済) | ○ | ○ | ○ | ○ | |
発売年 | 2020年 | 2020年 | 2019年 | 2020年 | 2020年 |
Fitbit Senseは、ハイエンドなモデルなので、上図の通り、使える機能が沢山あります。Fitbit Senseまでの性能は要らないという場合は、「Versa3」を検討されるのも良いでしょう。
関連記事:Fitbit Versa3レビュー
Fitbit Senseレビュー
Fitbit Senseをレビューします。Fitbit Senseは、自分の体をさらに深く理解し、より良い健康に導いてくれる、先進のスマートウォッチです。
健康に関する機能が強化されており、健康管理に最適なスマートウォッチです。
画像掲載許可もいただいたので、画像を交えながら解説致します。
↑公式動画も出ているので、最初に動画を観るのもオススメです。ざっくりと知ることができます。

↑Fitbit Senseの腕時計の内側には、色々なセンサーが搭載されています。腕に装着すると、様々な機能を使えます。
カラーは2種類がラインナップ!
Fitbit Senseは、「Carbon/Graphite」と「White/Soft Gold」の2種類の色がラインナップされています。
ストレス管理機能を搭載

Fitbit Senseは、皮膚電気活動のグラフから、ストレス状態を理解。ストレスの検出や管理を行ったり、気分の記録なども行えます。

「ストレス管理ツールと睡眠時皮膚温の変動の推定」の機能は現在、Fitbitの製品の中では本機(Sense)でしか行えないため、その機能を使いたい場合、Fitbit Sense一択となります。Senseには、「睡眠時の皮膚温度の変動を推定」する機能が搭載されています。
睡眠時の皮膚温(体の表面の温度)の変動を推定して、パターンのチェックなどが可能です。個人の基準値からの変動が表示されるため、傾向を把握できます。
※変動のみが表示されます。
自分の基準値(ベースライン)と比較することで、体調変化の手掛かりになります。装着しているだけで、体調の変化を見逃しにくくなります。
睡眠サポート機能も充実

Fitbit Senseは、心拍数や睡眠時間、寝返りを繰り返す状態などのデータに基づいて、睡眠の詳しいスコアを表示してくれます。毎晩の睡眠の質を、より正確に理解できます。
Fitbit Senseは、睡眠の質を睡眠スコアとして表示し、安静時の心拍数をもとに睡眠ステージを測定します。Fitbit Senseには、心拍数アラート通知機能が搭載されています。

低心拍数と高心拍数の通知をしてくれるので、心拍数が通常の範囲を外れた場合には、検知して知らせてくれます。
GPS搭載でアウトドアでも大活躍!

Fitbit Senseは、GPSを内蔵しています。ペースや距離を表示してくれるほか、アプリを使ってワークアウト時の心拍数レベルをマップ上で確認できます。
GPS内蔵なので、スマホでデータを記録できます。
本機は、スマホのGPS機能を使うのではなく、GPS内蔵型のため、スマホを持ち歩かなくてもGPSが使えるのがメリットです。
50mの耐水性能で水に強い!

腕時計には、日常生活での水濡れに耐えられる「日常生活防水」の腕時計も多いです。しかし、Fitbit Senseは、なんと50mまで耐えられる耐水性能を持っています。
これは、スマートウォッチの中でも最高クラスの仕様です。そのため、水泳などにも使用できます。手洗いの際に時計を取り外す必要もない点もメリットです。
汚れた場合でも水洗いできるのは、綺麗に保てるので良いですね!
連続使用可能日数は6日間以上で超長持ち!

Fitbit Senseは、1回の充電で6 日間以上使用できます。
また、急速充電機能を搭載しており、わずか 12 分の充電で丸1 日分使用できます。充電の時間が取れない忙しい状況でもすぐに使用できるのがメリットです。
ちなみに、GPS の継続使用時は、最大12時間バッテリーがもちます。
同価格帯のApple Watch SEのバッテリーは、最大18時間駆動ですので、それと比べても長持ちするのはメリットでしょう(Apple Watch SEは2020年に登場したモデルです)。
通知機能搭載!
スマホが近くにある場合に、スマートウォッチでの Bluetoothを用いた通話が行えます。
また、テキストメッセージの受信、アプリの通知の表示が可能です。
運動時には、運動強度が増すほどに振動でお知らせしてくれます。
いつでもどこでも時間効率が良いエキササイズが可能になっています。
音声入力にも対応!
Fitbit Senseは、必要な作業を音声で手軽に行えます。
手首に装着したスマートウォッチの音声アシスタントに話しかければ、天気のチェック、就寝リマインダーやアラームの設定、スマートホーム機器の操作などが可能です。
ちなみに、Bluetooth通話とGoogle アシスタントは、2020 年後半に対応予定となっています(日本での利用は来年の予定)。
搭載されているGoogle アシスタントやAmazon Alexaを利用すれば、声だけで、腕もとからリマインダーの設定などが行えます。
ちなみに、Amazon Alexaは既に使用可能です。
Fitbit Senseはスピーカー付きなので、声だけでのメール返信なども行えます。この機能は、2020年11 月から使用できるようになります。
<追記>
OS「Fitbit OS」のバージョン5.1アップデートが公開されました。それによって、Fitbit Senseのマイクとスピーカーを用いて通話をおこなえるようになりました。
Fitbit Payを搭載しており支払いも楽々

Fitbit Senseは、Fitbit Payを搭載しているので、腕元にデビットカードを持ち歩くことができ、財布が不要となります。
セキュリティー面についても、24時間毎に暗証番号を求められるので、安心して買い物できる点がメリットです。
日本国内の場合、ソニー銀行とPayPay銀行に対応しており、Suicaやクレジットカードなどは使えません。今後、使用機関が増えて行くと有難いです。
<追記>
Suicaに対応となっていました!スマートウォッチでSuicaが使えるのは、便利ですね!
参考記事:Fitbit Pay™ に対応している銀行および交通機関
Fitbit Premiumの無料トライアルが付いている!
Fitbit Senseでは、6ヶ月間無料で提供されるFitbit Premium メンバーシップを使用できます(Fitbit Premium の新規ユーザー限定の無料トライアルです)。
個別にカスタマイズされたデータ、高度な分析、睡眠に関する機能、睡眠や栄養状態の改善に向けたガイド付きプログラム、高度なツールなどを利用できます。
Fitbit SenseとApple Watch SEの違い
Fitbit Senseと同価格帯であるApple Watch SEを比べてみました。
Apple Watch SEには「内臓コンパス」や「気圧高度計」が搭載されており、方位や高度を測れます。また、「加速度センサー(最大32G)」を搭載しているので、転倒時に転倒検出をして一定時間経過後に通報をしてくれる機能があります。
また、Apple Watch SEには「ジャイロスコープ」を搭載しているのもFitbit Senseとの違いです。
関連記事:Apple Watch SEレビュー
Fitbit Senseレビュー!Versa3やApple Watchとも比較まとめ
Fitbit Senseは、多くの健康管理機能を搭載した高性能なスマートウォッチとして、多くの人々から支持を集めています。
特に、心拍数やストレスレベル、体温などを計測する機能は、日々の健康管理に大きく役立ちます。
また、睡眠分析やフィットネストレーニングなど、豊富な機能も魅力の一つです。
Fitbit Senseは、数多くの機能を使いたい方にオススメな、Fitbitにおけるハイエンド製品です。
特に、「ストレス管理ツールと睡眠時皮膚温の変動の推定」の機能は現在、Fitbitの製品の中ではFitbit Senseのみなので、それを使いたい方は是非ご購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
「ちょっと価格が高いな」という場合は、Fitbit Versa3もおすすめです。
また、Fitbit Senseの後続モデルの「Fitbit Sense 2」が発売されています。
Amazonのスマートウォッチの売れ筋ランキングを確認するのもオススメです。
スマートウォッチを使って健康管理をしたい人には、ぜひFitbit Senseをおすすめします。