ブライアン・イーノ『アンビエント1:ミュージック・フォー・エアポーツ』解説レビュー

Ambient 1: Music for Airports Import 音楽

はい、どうもー! 原文パパです(≧∇≦)/

今回は、ブライアン・イーノ(Brian Eno)のアルバム『アンビエント1:ミュージック・フォー・エアポーツ』(原題:『Ambient 1: Music for Airports』)をご紹介します!

 

アルバム『アンビエント1』は、おすすめ名盤アルバムです!

収録曲

『アンビエント1:ミュージック・フォー・エアポーツ』の収録曲は、以下の4曲だけとなっています。

 

  1. 1/1 (17:25)
  2. 2/1 (8:54)
  3. 1/2(12:06)
  4. 2/2(10:09)

 

10分以上の曲が4曲中3曲ありますね!

『死ぬまでに聴きたいアルバム1001枚』にノミネートされている

『アンビエント1:ミュージック・フォー・エアポーツ』は、『死ぬまでに聴きたいアルバム1001枚』という本の中にノミネートされていました(原題は『1001 Albums You Must Hear Before You Die (English Edition)』という本です)。

 

 

※僕の持っているバナナの表紙の年度版でのノミネートであり、他の年度版では若干違うかもしれません。

 

やはり名盤なだけあります!

『死ぬまでに聴きたいアルバム1001枚』の本の中では、『アンビエント1:ミュージック・フォー・エアポーツ』の他にも、ブライアン・イーノの作品が多数紹介されていました↓

 

  • Here Come The Warm Jets

Eno (1974)

 

  • Another Green World

Eno (1975)

 

  • Before And After Science

Brian Eno (1977)

 

  • My Life In The Bush Of Ghosts

Brian Eno And David Byrne (1981)

 

どれもおすすめ名盤アルバムですね!

この他、トーキング・ヘッズやU2、デヴィッド・ボウイのプロデュース作品も多数ノミネートされていました。

なので、ブライアン・イーノなくして、UKロック史なし!と言った感じです。凄すぎ!

 

元祖BGMアルバムと言える

本作『アンビエント1』は、BGMとして落ち着いた音楽を聴きたい時におすすめのアルバムです!

アルバムのタイトル通り、アンビエントな音楽が好きな方にオススメですね!

 

僕は、このアルバムは、良い悪いという概念だけで判断できないアルバムだと思っています。

一般社団法人「日本BGM協会」という、社団法人のホームページには、次のような解説がありました。

四千年もの昔、エジプトで妊婦に音楽を聞かせて出産の苦痛を和らげたという記録をはじめ、中国、インド、古代ギリシャなどで、 音楽が鎮痛剤や精神療法のひとつとして利用されていたことが史実に残されています。長い歴史の中で、人は体験的に音楽の持つ不思議な力を生活に取り入れてきたのでした。

引用:一般社団法人「日本BGM協会」

日本BGM協会 | BGMの歴史と現在

 

人間と音楽の親和性は、僕が想像する以上に長いようです。

 

日本の場合、デパートやコンビニ等では店内にBGMが当たり前のように流れていたりもしますが、世界的に見るとまだまだBGMの普及率は高いとは言えないのではないかとも思います。

 

と、BGMの歴史から語っていると前置きが長くなりそうなので止めますが……今でこそ、日本に住んでいるとBGMが当たり前の時代になりましたが、この『アンビエント1:ミュージック・フォー・エアポーツ』が発売されたのはなんと、1978年です(汗)

 

今でこそ、ヒーリングCDというものが存在し、本屋の一角でも売られていたりもしますが、当時としては物凄く前衛的な試みだったと思われます。

 

環境音楽に関連すると・・・エリック・サティの『家具の音楽』という概念も凄く斬新ですね!

と思っていたら、ブライアン・イーノはエリック・サティに影響されていたんですね!最近知りました。

「4分33秒」というタイトルの、4分33秒間無音の曲を産み出した、ジョン・ケージ(John Cage)の影響を受けているようにも思うのですが、詳しいことは分かりません。

 

ブライアン・イーノが影響を受けた曲を集めたコンピレーション・アルバム『これでイーノだ!〜天才ブライアンのありえないジュークボックス』(原題:『BRIAN’S IMAGINARY JUKEBOX: DISCREET RUMINATIONS & OBLIQUE 45S』)の中には、ジョン・ケージの「DREAM 」という曲が収録されています。

つまり、ジョン・ケージの影響も受けているわけですね!

 

ちなみに、エリック・サティの曲は入っていませんでした。権利の関係上の可能性もあるかも(?)です。

 

空港でBGMとして採用されていた

このアルバムは、実際の空港でBGMとして使用されていたそうです(ニューヨークのラガーディア空港だそうです)。

今も使用されているのかが気になるところです。行ってみたい!

 

実用的な音楽にするべく、『アンビエント1』のアルバムコンセプトはめちゃくちゃ緻密な物だったようです。それが次の通りです。

 

・中断可能でなくてはならない
(構内アナウンスがあるため)
・人々の会話の周波数からはずれていること
・会話パターンとは違う速度であること
・空港の生み出すノイズと共存可能なこと
・空港という場所と目的に関係して、死に備えられるような音楽であること

 

引用:パライソレコード

BRIAN ENOAMBIENT 1 Music For Airports - パライソレコード
アンビエントを提唱した1978年の金字塔「アンビエントミュージック(環境音楽)」という現在では広く知れ渡るキーワードの原点となったブライアン・イーノ1978年の金字塔。エリック・サティが提唱した「家具の音楽」(耳を傾けるためではなく、家

 

『アンビエント1』は、空港での会話を邪魔しないような音楽設計になっています。

これを最初に知った時は、僕は大変驚きました!

音楽を作る際はここまで考えて作らなければならないことを、これを知った時に思い知らされました。

 

このアルバムを機に、ブライアン・イーノは「アンビエント」という言葉を頻繁に使うようになります。

 

恐らくそれくらいBGMというものに取り憑かれて、BGMの時代が今後やってくると感じていたのでしょう。

 

そして、ブライアン・イーノの予言は、今の日本のBGMの状況を見るだけでも、当たったと言えるのではないでしょうか。

また、ブライアン・イーノはBGM以外にも、もう一つ予言をしています。

 

それが、テクノ音楽の登場についての予言です。

デヴィッド・ボウイの「What In The World」のピコピコ音は、ブライアン・イーノが手がけたものですが、ブライアン・イーノはそのような音が今後世界を席巻するだろうと感じていたようです。

 

このブライアン・イーノの予言も後に当たったと言えるでしょう(1980年代からテクノ音楽が爆発的に普及し始めました)。

 

僕はデヴィッド・ボウイが大好きなので、ブライアン・イーノと一緒に活動していた1970年代は、神がかっていると思っています!

 

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最後に

預言者ブライアン・イーノが手がけた元祖BGMアルバムを僕は高く評価したいです。とてもおすすめのアルバムです!

 

ブライアン・イーノは、ウィンドウズ95の起動音を作ったアーティストでもあります。

何の役にも立たない音楽ではなく、生活に密着した役立つ音楽を作り続けるブライアン・イーノは、本当に素晴らしいと思います。

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