ブラーはイギリスのロックバンドで、1990年代にブリットポップというムーブメントを牽引した代表的なグループです。
ダモン・アルバーンを中心に、グレアム・コクソン、アレックス・ジェームス、デイヴ・ロウントゥリーの4人で構成されています。
ブラーの音楽はポップでキャッチーなものから、エクスペリメンタルでアートなものまで幅広く、多彩な魅力を持っています。
今回は、ブラーのおすすめアルバム9選を紹介します。
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ブラーのおすすめアルバム9選
ブラーのおすすめアルバム9選をご紹介します。
Leisure
ブラーのデビューアルバムで、1991年に発売されました。当時流行っていたシューゲイザーやマッドチェスターという音楽スタイルに影響を受けており、ドリーミーでメロディアスなサウンドが特徴です。シングルカットされた「There’s No Other Way」や「She’s So High」は、ブラーの初期の代表曲として知られています。
Modern Life Is Rubbish
ブラーのセカンドアルバムで、1993年に発売されました。前作の商業的失敗やレコード会社との対立などにより、バンドは自分たちの音楽性を見つめ直しました。
その結果、イギリス的な文化や生活を題材にした曲が多く生まれ、ブリットポップというジャンルの先駆けとなりました。
タイトル曲「Modern Life Is Rubbish」や「For Tomorrow」、「Chemical World」などが収録されています。
Parklife

ブラーのサードアルバムで、1994年に発売されました。
前作に引き続き、イギリス社会の風刺や日常の風景を描いた曲が多く含まれており、ブリットポップの最高傑作とも言われています。
シングルカットされた「Girls & Boys」、「End of a Century」、「Parklife」、「To the End」などがヒットし、バンドは国民的な人気を獲得しました。
The Great Escape

ブラーのフォースアルバムで、1995年に発売されました。
前作同様、イギリス社会を風刺した曲が多いですが、よりダークでシニカルなトーンになっています。このアルバムはオアシスの「(What’s the Story) Morning Glory?」と同時期に発売され、両者の対立がメディアで大きく取り上げられました。
シングルカットされた「Country House」、「The Universal」、「Stereotypes」、「Charmless Man」などが収録されています。
Blur
ブラーのフィフスアルバムで、1997年に発売されました。バンドはブリットポップから脱却しようとし、アメリカのオルタナティヴロックやインディーロックに影響を受けたサウンドに変化しました。
特にギタリストのグレアム・コクソンがパヴェメントやピクシーズなどを好んで聴いていたことが大きく影響しています。
シングルカットされた「Beetlebum」、「Song 2」、「On Your Own」、「M.O.R.」などが収録されています。
13
ブラーのシックスアルバムで、1999年に発売されました。バンドはさらに実験的な音楽に挑戦し、エレクトロニカやゴスペル、ノイズなどを取り入れました。
ダモン・アルバーンとジャスティーン・フリッシュマンの破局やグレアム・コクソンのアルコール依存症など、メンバーの私生活の悩みが反映された曲が多く、感情的で深みのある作品になっています。シングルカットされた「Tender」、「Coffee & TV」、「No Distance Left to Run」などが収録されています。
Think Tank

ブラーのセブンスアルバムで、2003年に発売されました。このアルバムはグレアム・コクソンがほとんど参加しておらず、ダモン・アルバーンが主導権を握った作品です。そのため、ギターの音よりもキーボードやサンプラーなどの電子音が多く使われています。
また、アフリカや中東の音楽にも影響を受けており、エスニックな雰囲気もあります。シングルカットされた「Out of Time」、「Crazy Beat」、「Good Song」などが収録されています。
The Magic Whip
ブラーのエイスアルバムで、2015年に発売されました。このアルバムは12年ぶりにグレアム・コクソンが復帰した作品で、バンドのオリジナルメンバー4人で制作した最新作です。このアルバムは香港で録音されたこともあり、都会的でエキゾチックなサウンドになっています。
シングルカットされた「Go Out」、「Lonesome Street」、「Ong Ong」などが収録されています。
その他のおすすめアルバム
ブラーのおすすめアルバム9選を紹介しましたが、他にも素晴らしい作品があります。
例えば、ダモン・アルバーンが中心となって結成したヴァーチャルバンド「ゴリラズ」のアルバムや、グレアム・コクソンのソロアルバムもおすすめです。
また、ブラーのメンバーが参加したプロジェクトやコラボレーションも興味深いです。
例えば、ダモン・アルバーンとフリーダ・カーロの孫娘であるマリベル・カーロと組んだ「The Good, the Bad & the Queen」や、ダモン・アルバーンとレッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーと組んだ「Rocket Juice & the Moon」などです。ブラーの音楽は多様で奥深いので、ぜひ色々な作品を聴いてみてください。
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