ブロンディは1970年代から1980年代にかけて活躍したアメリカのロックバンドです。ボーカルのデボラ・ハリーの魅力的な歌声とルックス、そしてポップでキャッチーな楽曲で世界的な人気を博しました。ブロンディはパンク、ニューウェーブ、ディスコ、レゲエなど様々な音楽ジャンルに挑戦し、常に時代の先端を行くサウンドを生み出してきました。今回は、ブロンディのおすすめアルバム9選を紹介します。
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ブロンディのおすすめアルバム9選
Blondie (1976)
ブロンディのデビューアルバムです。パンクやガレージロックの影響を感じさせるシンプルでエネルギッシュなサウンドが特徴です。シングルカットされた「X Offender」や「In the Flesh」は、デボラ・ハリーの甘く切ない歌声が印象的です。また、「Rip Her to Shreds」は、ブロンディの代表曲のひとつとして知られています。
Plastic Letters (1978)
ブロンディのセカンドアルバムです。前作よりもポップで洗練されたサウンドに進化しました。イギリスで大ヒットした「Denis」は、1963年にランディ・アンド・ザ・レインボーズが歌った「Denise」のカバーで、フランス語の一節が挿入されています。また、「(I’m Always Touched by Your) Presence, Dear」は、ベースのゲイリー・バレンタインが書いたラブソングで、彼の最後の作品となりました。
Parallel Lines (1978)
ブロンディのサードアルバムであり、最大のヒット作です。全世界で2000万枚以上を売り上げ、多くの賞を受賞しました。プロデューサーにマイク・チャップマンを迎え、より洗練されたポップロックサウンドに仕上がりました。シングルカットされた6曲中4曲が全英トップ10入りしました。「Heart of Glass」は、ディスコ調のビートとシンセサイザーが効いた名曲です。「One Way or Another」は、迫力あるギターリフとデボラ・ハリーの攻撃的な歌詞が印象的です。「Hanging on the Telephone」は、パワーポップバンドのザ・ナーヴスのカバーで、オープニングナンバーとして最適です。「Sunday Girl」は、フランス語バージョンも存在する可愛らしいポップソングです。
Eat to the Beat (1979)
ブロンディのフォースアルバムです。前作の成功に続き、全世界で1000万枚以上を売り上げました。前作よりも多彩な音楽ジャンルに挑戦しました。「Dreaming」は、パワフルなドラムとキャッチーなメロディが特徴的なポップロックナンバーです。「Atomic」は、ディスコとニューウェーブを融合させたダンスロックナンバーです。「The Hardest Part」は、ファンク調のリズムとギターが効いたロックナンバーです。「Union City Blue」は、映画「ユニオン・シティ」にインスパイアされたエモーショナルなバラードです。
Autoamerican (1980)
ブロンディのフィフスアルバムです。前作よりもさらに音楽的に冒険的になりました。レゲエやジャズ、ラップなど様々な音楽ジャンルに挑戦しました。「The Tide Is High」は、ジャマイカのロックステディバンドのザ・パラゴンズのカバーで、レゲエ調のポップソングです。「Rapture」は、ブロンディが初めてラップを取り入れた曲で、全米1位を獲得しました。「Call Me」は、映画「アメリカン・ジゴロ」の主題歌で、ディスコとロックを融合させた名曲です。
The Hunter (1982)
ブロンディのシックスアルバムであり、一旦の解散前の最後の作品です。前作に引き続き、様々な音楽ジャンルに挑戦しましたが、商業的には成功しませんでした。「Island of Lost Souls」は、カリプソ調のポップソングで、全英11位を記録しました。「War Child」は、シンセサイザーとギターが効いたロックナンバーです。「The Hunter Gets Captured by the Game」は、モータウンのグループのザ・マーベレッツのカバーで、レゲエ調のアレンジが施されています。
No Exit (1999)
ブロンディのセブンスアルバムであり、17年ぶりのカムバック作です。オリジナルメンバーの4人が再結成しました。前作よりもポップでキャッチーなサウンドに回帰しました。「Maria」は、ブロンディらしいメロディとコーラスが印象的なポップロックナンバーで、全英1位を獲得しました。「No Exit」は、ラッパーのクール・キースをフィーチャーしたヒップホップ調のナンバーです。「Nothing Is Real but the Girl」は、デボラ・ハリーが作詞作曲したポップソングです。
The Curse of Blondie (2003)
ブロンディのエイスアルバムです。前作よりも実験的なサウンドに挑戦しました。「Good Boys」は、ダンスポップナンバーで、全英12位を記録しました。「Undone」は、ピアノとストリングスが美しいバラードです。「Golden Rod」は、デボラ・ハリーが作詞作曲したポップロックナンバーです。
Panic of Girls (2011)
ブロンディのナインスアルバムです。前作よりもポップでキャッチーなサウンドに回帰しました。「Mother」は、ニューヨークのクラブシーンに捧げたダンスロックナンバーです。「What I Heard」は、レゲエ調のポップソングです。「A Rose by Any Name」は、ザ・グossipのベス・ディットをフィーチャーしたポップロックナンバーです。