ベトナムは東南アジアに位置する国で、日本からの直行便で約6時間で行ける人気の観光地です。ベトナムには歴史的な建造物や美しい自然、おいしい料理など魅力がたくさんありますが、旅行をするならどの時期がおすすめなのでしょうか?この記事では、ベトナムの気候や季節ごとの見どころを紹介します。
ベトナム旅行のおすすめ時期

ベトナムの気候
ベトナムは南北に細長い国で、北部と南部では気候が異なります。北部は亜熱帯性で、冬は涼しくて乾燥しており、夏は暑くて湿気が高いです。南部は熱帯性で、一年中暑くて湿度が高く、雨季と乾季に分かれます。雨季は5月から10月で、毎日のように雷雨がありますが、雨は短時間で止むことが多いです。乾季は11月から4月で、晴れの日が多くて快適です。
春(2月~4月)
春は北部と南部ともに乾季で、気温も過ごしやすく、観光に最適な時期です。北部では桜や梅の花が咲き、ハノイやニンビンなどの古都や田園風景を楽しめます。南部ではマングローブや熱帯果樹が茂り、メコンデルタやフーコック島などの水辺や島々を満喫できます。また、2月には旧正月(テト)という大きなお祭りがあり、街中が華やかに飾られたり、花火が打ち上げられたりします。テト期間中は交通機関や宿泊施設が混雑したり、店舗や観光地が休業したりすることもあるので、事前に予約や確認をすることをおすすめします。
夏(5月~8月)
夏は南部では雨季に入り、北部でも気温や湿度が高くなります。しかし、雨は午後に降ることが多く、午前中は晴れていることもあります。また、雨によって空気が清々しくなったり、緑が鮮やかになったりするメリットもあります。夏は海岸や山岳地帯に涼を求める人が多くなります。北部ではハロン湾やカットバ島などの海岸や、サパやダラットなどの高原地帯が人気です。南部ではナトランやムイネなどのビーチリゾートや、ダラットやブオンマトゥオットなどの山岳地帯がおすすめです。
秋(9月~11月)
秋は北部では雨季に入り、南部では乾季に移行します。北部では台風の影響を受けることもありますが、9月から10月にかけては紅葉が見られることもあります。秋はハノイやホアルーなどの歴史的な観光地や、ファンシパン山などの登山スポットが人気です。南部では気温が下がり、雨も少なくなります。秋はホーチミン市やダナンなどの都市観光や、フエやホイアンなどの世界遺産観光が楽しめます。
冬(12月~1月)
冬は北部では乾燥して寒くなり、南部では乾季の真っ只中です。北部では気温が10度以下になることもあり、暖かい服装が必要です。冬はハノイやニンビンなどの古都や田園風景を見るのに適しています。南部では気温が25度前後で快適で、晴れの日が多くて観光に最適です。冬はメコンデルタやフーコック島などの水辺や島々を楽しむのにおすすめです。
ベトナム旅行のおすすめ時期まとめ
ベトナムは南北で気候が異なるため、旅行する時期によって見どころが変わります。一般的には春と秋が観光に最適な時期と言われていますが、夏や冬にも魅力的なスポットやイベントがあります。自分の好みや目的に合わせて、ベトナムの魅力を発見してみてください。
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