ベラルーシは東ヨーロッパに位置する国で、ロシアやウクライナと国境を接しています。ベラルーシは自然豊かで歴史的な建造物も多く、観光客にとって魅力的な国です。しかし、ベラルーシに旅行する際には、危険な状況に遭遇する可能性があります。この記事では、ベラルーシ旅行の危険性と対策について紹介します。
ベラルーシ旅行は危険?
政治的不安定さ
ベラルーシは2020年8月に大統領選挙を行いましたが、現職のルカシェンコ大統領が不正を行ったとして、野党候補のチカノフスカヤ氏や市民から抗議の声が上がりました。その後も、ルカシェンコ政権に反対するデモやストライキが続き、治安が悪化しています。
政府はデモ参加者やジャーナリスト、活動家などを逮捕したり暴力的に排除したりするなど、人権侵害を繰り返しています。また、ロシアとの関係も緊張しており、軍事的な衝突の可能性も否定できません。このように、ベラルーシは政治的に不安定な国であり、旅行者はデモや暴動に巻き込まれたり、逮捕されたりする危険があります。
新型コロナウイルス感染症
ベラルーシは新型コロナウイルス感染症の対策をほとんど行っていません。ルカシェンコ大統領は感染症を軽視し、ロックダウンやマスク着用などの制限を課さない方針を貫いています。その結果、感染者数や死者数は増加の一途をたどっており、医療体制も崩壊寸前です。
また、感染症の情報も不透明であり、実際の状況が把握できません。このように、ベラルーシは新型コロナウイルス感染症のリスクが高い国であり、旅行者は感染したり重症化したりする危険があります。
交通事故
ベラルーシでは交通事故が多発しています。特に夜間や冬季は視界が悪くなるため、事故の危険性が高まります。また、道路の整備や交通規則の遵守も不十分であり、飲酒運転や無免許運転などの違反行為も多く見られます。
さらに、救急車や警察車両などの優先車両に対する配慮も欠けており、事故後の対応も遅れることがあります。このように、ベラルーシでは交通事故に遭う可能性が高く、旅行者は自動車やバイクなどの乗り物に注意する必要があります。
危険な対策
ベラルーシ旅行の危険性を回避するためには、以下のような対策をとることがおすすめです。
政治的なデモや集会には近づかないこと。デモに参加したり、写真や動画を撮影したりすると、逮捕されたり暴力を受けたりする可能性があります。
新型コロナウイルス感染症の予防策を徹底すること。マスクや消毒液などの必需品を持参し、手洗いや咳エチケットなどの基本的な対策を守りましょう。また、発熱や咳などの症状が出た場合は、速やかに医療機関に相談しましょう。
交通事故に注意すること。できるだけ公共交通機関やタクシーなどを利用し、自分で運転しないようにしましょう。また、歩行者も車道を横断する際には十分に注意しましょう。
日本大使館や旅行会社などの連絡先を確認しておくこと。何かトラブルに巻き込まれた場合は、すぐに連絡できるようにしましょう。また、海外旅行保険にも加入しておくと安心です。
ベラルーシ旅行は危険?まとめ
ベラルーシは危険な国ではありますが、それだけではありません。ベラルーシには美しい自然や文化も豊富にあります。ベラルーシ旅行を楽しく安全に過ごすためには、事前の準備と注意が必要です。ベラルーシ旅行を計画している方は、ぜひ参考にしてください。
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