アルゼンチンは南米の大国で、自然や文化、歴史など魅力的な観光スポットがたくさんあります。しかし、アルゼンチンに旅行するときには、危険な状況に遭遇しないように注意が必要です。この記事では、アルゼンチン旅行の危険性と対策について紹介します。
アルゼンチン旅行は危険?
アルゼンチン旅行には以下のような危険性があります。
犯罪
アルゼンチンは経済危機や貧困の影響で、治安が悪化しています。特に首都ブエノスアイレスや観光地のイグアスの滝などでは、スリやひったくり、強盗や誘拐などの犯罪が多発しています。観光客はターゲットにされやすいので、貴重品やパスポートなどはホテルの金庫に預けておきましょう。また、暗い場所や人通りの少ない場所、治安の悪い地域には近づかないようにしましょう。もし犯罪に巻き込まれたら、抵抗せずに身ぐるみを剥がれても命を守ることを優先しましょう。
暴動やデモ
アルゼンチンでは政治や経済の不満から、暴動やデモが頻発しています。暴動やデモは予告なく発生することもありますし、暴力的になることもあります。暴動やデモに巻き込まれると、けがをしたり、逮捕されたり、移動が困難になったりする可能性があります。暴動やデモが起きている場所や時間帯は避けるようにしましょう。また、現地のメディアや交通機関の情報をチェックしておきましょう。
感染症
アルゼンチンではマラリアやデング熱、ジカ熱などの感染症が流行しています。これらの感染症は蚊に刺されることで感染することが多いです。感染すると発熱や頭痛、関節痛などの症状が出ますし、重症化すると死亡することもあります。感染症を予防するためには、蚊よけスプレーや蚊帳などを使用して蚊に刺されないようにしましょう。また、予防接種や抗マラリア薬などを事前に受けておくことも有効です。
自然災害
アルゼンチンでは地震や洪水、火山噴火などの自然災害が発生する可能性があります。自然災害が発生すると、建物や道路が破壊されたり、停電や断水が起きたりすることがあります。自然災害に備えるためには、非常用の持ち出し袋や懐中電灯などを用意しておきましょう。また、現地の気象情報や警報などをチェックしておきましょう。
交通事故
アルゼンチンでは交通事故が多発しています。特にバスやタクシーなどの公共交通機関は安全性が低いです。運転手の運転マナーが悪いことや、車両の整備状況が悪いことが原因です。交通事故を避けるためには、信頼できる交通機関を利用するようにしましょう。また、歩行者や自転車なども注意してください。道路の標識や信号などは守られないことが多いです。
アルゼンチン旅行の対策
アルゼンチン旅行の危険性を知った上で、対策を講じることで、安全に楽しく旅行することができます。以下のような対策をおすすめします。
旅行保険に加入する
アルゼンチンでは医療費が高いですし、治療水準も日本とは異なります。万が一病気やけがをしたり、犯罪に巻き込まれたりした場合には、旅行保険があれば安心です。旅行保険に加入するときには、アルゼンチンで発生する可能性のあるリスクをカバーしているかどうかを確認しましょう。
日本大使館や領事館に在留届を提出する
アルゼンチンでは暴動やデモなどの社会不安が起きることがあります。そのような場合には、日本大使館や領事館から安全情報や避難指示などが発信されます。日本大使館や領事館に在留届を提出しておけば、あなたの滞在先や連絡先などを知らせることができますし、必要な場合には支援を受けることができます。
現地の法律や習慣に従う
アルゼンチンでは日本とは異なる法律や習慣があります。例えば、飲酒運転は厳しく罰せられますし、写真撮影は許可が必要な場所もあります。現地の法律や習慣に違反してしまうと、罰金や逮捕などのトラブルに巻き込まれる可能性があります。現地の法律や習慣に従うようにしましょう。
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