ANYCUBIC Vyperは、オートレベリング機能、静音で高速な印刷、停電復帰機能、幅広いフィラメントの適用性など、数々の特長を持っています。
さらに、簡単な組み立てと使いやすい操作性も魅力の一つです。最新の3DプリンターであるANYCUBIC Vyperについての機能や性能、レビューをお届けします。
Amazon「ANYCUBIC Vyper」販売ページ
ANYCUBIC Vyperレビュー
ANYCUBICは、エクストルーダーを自社開発しているというようで、それが理由で好きという方もいます。そんなANYCUBICの「Vyper」についてレビューします。
項目 | 値 |
サポートフィラメント | PLA、TPU、ABS、PETG、木材 |
スライスソフトウェア | Cura |
スライスソフトウェア 出力形式 | GCode |
スライスソフトウェア入力形式 | .STL、.OBJ、.AMF |
ノズル径 | 0.4mm |
ビルドボリューム | 245mm(L)×245mm(W)×260mm(H) |
位置決め精度 | X/Y 0.0125mm、Z 0.002mm |
印刷解像度 | ±0.1mm |
印刷技術 | FDM(熱溶解積層法) |
印刷速度 | ≦180mm/s (推奨 80mm/s) |
押出機数 | シングル |
機械サイズ | 508mm×457mm×516mm |
機械重量 | 〜10kg |
使用周囲温度 | 8℃~40℃ |
出力電圧 | 24V/14.6A(350W) |
接続モード | トランスフラッシュカード、USBケーブル (上級ユーザーのみ) |
動作ノズル温度 | 最大≦260°C |
動作ホットベッド温度 | 最大≦110°C |
入力電圧 | AC100V/240V、60/50Hz |
造形サイズ
ANYCUBIC Vyperの造形サイズは、245mm(L)×245mm(W)×260mm(H)です。
同価格帯の製品に比べて、縦と横(=高さ以外)の値がやや大きい印象です。
一般的な5号サッカーボールは直径22cmですので、三辺で言うと220×220×220mmです。一般的な5号サッカーボールよりも広いということが分かります。
わずらわしい設定が不要なオートレベリング搭載
ANYCUBIC Vyperは、オートレベリング機能を備えた3Dプリンターです。
Amazon「ANYCUBIC Vyper」販売ページ
手動でのレベリング作業が不要で、ワンタッチで凹凸のあるホットベットを自動的に計測し、正確なレベリングが可能になりました。
手動だと合わせるのが面倒という意見はわりと聞くため、オートレベリング搭載のモデルを選ぶのはオススメです。
組み立てが簡単
また、モジュール化設計を採用しているので、約10分で4つの部分を組み立てることができます。
この簡単な組み立てプロセスは、プロのユーザーから初心者まで、すべての3Dプリンターユーザーにとって非常に便利です。
静音で高速印刷が可能
Amazon「ANYCUBIC Vyper」販売ページ
ANYCUBIC Vyperは、32-bit Cortex-M3チップとサイレントマザーボードを搭載しており、高速な処理能力を実現しています。
最高速度100mm/sまでの高速印刷により、造形時間を短縮することができます。さらに、特許取得済みのZ軸ギャップ除去モジュールにより、印刷精度が向上しました。
Amazon「ANYCUBIC Vyper」販売ページ
静音マザーボードにより、従来よりも静かに印刷することができるため、作業環境を快適に保つことができます。また、堅固な筐体により、印刷の安定性も抜群です。
Amazon「ANYCUBIC Vyper」販売ページ
停電復帰機能を搭載している
Amazon「ANYCUBIC Vyper」販売ページ
ANYCUBIC Vyperには、停電復帰機能が搭載されており、突然の停電後でも停止位置から印刷を再開することができます。
さらに、ダブルファン双方向放熱システムを採用しており、モデルを急速に冷却することができます。
このシステムは、オーバーハングや高速印刷などに対応しており、印刷の品質と成功率を向上させます。
また、新しく開発された押出機により、押出力が向上し、耐久性が向上しました。これにより、ノズル詰まりのリスクが軽減されます。
さらに、ダブルギア押出システムにより、フィラメントのもつれを減らすことができます。
様々なフィラメントに対応で造形の幅が広がる
Amazon「ANYCUBIC Vyper」販売ページ
ANYCUBIC Vyperは、一般的なPLAはもちろん、ABS・TPU・PETG・PAなど、さまざまなフィラメントに対応しています。
特にANYCUBICのPLAを使用すると、印刷の成功率をさらに高めることができます。
スマホケース、子ども用の玩具、フィギュア、オーナメントなど、さまざまなものを作成することができ、家庭、学校、企業など、さまざまなシーンで活躍します。
アフターサービス
ANYCUBICは、日本語のサポートに対応しており、ユーザーが安心してご使用いただけます。製品には1年間の保証期間があります。
気になる点 動作ノズル温度は260℃まで
動作ノズル温度は260℃までとなっています。
中には300℃まで出せる3Dプリンターもあります。高温が出せる3Dプリンターの方が、様々なフィラメントに対応できるというメリットがあります。ただその分、価格が高めになったりもします。
使用したいフィラメントをしっかりと考え、目的に応じて選ぶのも良いでしょう。
フィラメントセンサーって何?必要なの?
3Dプリンターのフィラメントセンサーは、3Dプリンター内で使用されるフィラメントの供給状態を監視するためのセンサーです。
フィラメントは3Dプリンターのノズルから押し出され、モデルを作成するために使用されます。
フィラメントセンサーは、フィラメントが正常に供給されているかどうかを検出し、問題がある場合にはプリンタを停止する役割を果たします。
フィラメントセンサーの必要性はいくつかあります。
フィラメント切れの検出
プリンタがフィラメントを使い切ると、モデルの半途で印刷が停止してしまいます。
フィラメントセンサーは、フィラメントの残量を監視し、フィラメントが切れる直前にプリンタを停止してフィラメントの交換を促します。
フィラメントの絡まりや詰まりの検出
フィラメントが絡まったり、ノズル内で詰まったりすると、プリンタが正常に動作しなくなります。
フィラメントセンサーは、フィラメントの供給状態を監視し、異常が検出されると3Dプリンターを停止して問題を解決する機会を与えます。
印刷の品質向上
フィラメントセンサーは、フィラメントの供給状態をリアルタイムで監視するため、フィラメントの欠落や異常な供給を早期に検出できます。
これにより、印刷中に問題が発生した場合に素早く対処でき、印刷の品質を向上させることができます。
フィラメントセンサーは、3Dプリンターの信頼性と効率を向上させる重要な機能です。
特に長時間の印刷作業や大量生産においては、フィラメントの供給状態を正確に監視することが不可欠です。
売れ筋の人気3Dプリンタのランキングから選ぶ
通販大手のアマゾン(Amazon)は、配送も早く、取り揃えも豊富なので、オススメのサイトです。
価格もリアル店舗よりも安い場合が多いので、お財布にも優しいです。
最新のAmazonの3Dプリンタ本体の売れ筋ランキングを確認して、納得のいく3Dプリンタ選びをしてみて下さい!
ANYCUBIC Kobra Neo
オートキャリブレーション搭載のため、楽なのが特長の3Dプリンターです。
PEIばね鋼磁気プラットフォームを搭載しており耐久性があります。印刷可能な最大寸法は、5号サッカーボールと同じ大きさです。
Creality Ender 3 V2 Neo

一般的な5号サッカーボールと同じ大きさのサイズまで印刷可能な3Dプリンターです。
Amazon「ANYCUBIC Vyper」販売ページ
自動ベッドレベリングや金属の押出機を搭載しています。
造形物が剥がしやすい印刷プラットフォーム採用で印刷後の剥がし作業もはかどります。
電源再開印刷が可能なため、不意な停電時でも安心です。
Amazon「ANYCUBIC Vyper」販売ページ
ANYCUBIC Vyperレビューまとめ
ANYCUBIC Vyperは、オートレベリング機能や静音で高速な印刷、停電復帰機能、幅広いフィラメントの適用性など、優れた特長を備えた3Dプリンターです。
モジュール化設計による簡単な組み立てや使いやすい操作性も魅力的です。
多くのユーザーから高い評価を受けており、幅広い用途で活躍することができます。
ANYCUBIC Vyperは、最新の3Dプリンティング技術を追求した信頼性の高い選択肢となること間違いありません。